- Samsung Galaxy Tab Active4 Pro = 2023年最強の防水タブレット
- バッテリー着脱可能 + S Pen対応 …こんなスペックを待っていた
- “お風呂お絵描き用”や“車載タブレット”などにも最適なタフ仕様
防塵防水&耐衝撃Androidタブレット、Samsung『Galaxy Tab Active4 Pro』が日本上陸しました。法人向けですが、個人でも楽天市場で購入が可能。とっても欲しいので、詳細をチェックしていきます。


ただ、SoCが『Snapdragon 778G』で、価格が約11万円ですか。
プロセッサ性能を求める機種ではないので、ここは目を瞑るしかないですわね。

バッテリー無でも駆動可能なら、常時車載しても安全そうやね!
目次
Samsung『Galaxy Tab Active4 Pro』が日本上陸

Image:Samsung
サムスン電子ジャパンは2023年1月30日(JST)、防塵防水性能と耐衝撃性能を備えた業務用タブレット『Galaxy Tab Active4 Pro』を、日本でも発売することを発表しました。
この『Galaxy Tab Active4 Pro』は、韓国や米国で2022年8月に発表されていたモデル。すでに、日本以外のアジアや欧州、北米、中南米、中東では、昨年発売されております。それがようやく、日本でも発売されるようになった、というわけです。
なお、プレスリリースによると、Galaxy Tab Active4 Proの販売チャネルは、運輸や小売業界などの企業に向けたリセラーとのこと。ただ、NTTドコモが運営するひかりTVショッピングでも取り扱っており、個人でも普通に購入が可能となっております。また、Amazon.comでも購入可能です。
『Galaxy Tab Active4 Pro』の概要
特長
米国MIL規格『MIL-STD-810H』準拠した耐衝撃性能、『IP68』等級に準拠した防塵防水性能を持つ。
これにより、雨や埃が心配な建設現場など、過酷な屋外でも安心して利用が可能となっている。
“7,600mAh”という、大容量バッテリーを搭載し、長時間電源が確保できない場面でも安心して利用することが可能。
バッテリー自体が着脱可能となっており、『No Battery Mode』を有効にすると、バッテリーを取り外した状態でも、外部電源からの給電のみで駆動できるようになる。これにより、温度が高い車内などでも、安心して利用が可能。
タッチパネルの感度調整が可能で、作業用手袋などを装着した状態でもタッチ操作が可能となっている。
本機は『Samsung DeX』を搭載しており、一般的なAndroid端末と比べて、よりPCに近いUIで操作が可能となっている。
なお、Samsung DeXは、アプリケーションのマルチウィンドウ表示に対応している。
Wacom EMR(feel IT technologies)に対応したデジタイザーペン『S Pen』が付属しており、手書き入力やお絵描きが可能となっている。
なお、付属のS Penについても、IP68等級の防塵防水性能を有している。
Samsung独自の強固な『Knox Security』を搭載し、データを安全に保護可能となっている。
簡単ではありますが、『Galaxy Tab Active4 Pro』の特長は以上のとおり。
ここで注目したいのは、“耐衝撃性能と防塵防水性能”・“No Battery Mode”・“S Penに対応”、という3点について。

Image:Samsung

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Galaxy Tab Active4 Proの防塵防水性能は、IP規格における最高の保護性能である『IP68』を有しています。
『IP68』というのは、完全な防塵構造と水面下での使用が可能という保護性能のこと。なお、防水性能については、最大1.5メートルの淡水に最大30分間浸水させるテストを実施し、それをパスしているとのこと。
この防塵防水性能であれば、いわゆる『お風呂タブレット』としての利用も申し分なし。ただし、入浴剤の入った湯船に水没させたり、シャンプーやボディソープが付かないようにしましょう。なぜなら、耐薬品性能については記載がないからです。

Image:Samsung
いかにも法人向けという感じなのですが、Galaxy Tab Active4 Proのバッテリーは着脱可能になっております。いわゆる、Let's noteのそれ。
バッテリーが着脱可能、これだけなら「ああ、気が利くタブレットなのね」で終わるのですが、ここからがGalaxy Tab Active4 Proの面白いところ。なんと、本機には『No Battery Mode』という機能が実装されており、外部電源さえ確保できていれば、なんとバッテリーを外した状態でもタブレットとして利用可能となっているのです。
この『No Battery Mode』が実装されていることにより、車載時における端末温度上昇によるバッテリー劣化や発火を防止することが可能に。リチウムイオン電池は熱に非常に弱く、タブレットを炎天下の日に車載しっぱなしにしていたら爆発した、という話も耳にします。なので、タブレットをカーナビ代わりにするなら、No Battery Modeは最高の機能だというわけです。

Image:Samsung
“Galaxyといえば”という感じですが、Galaxy Tab Active4 Proは、Wacom EMR(feel IT technologies)プロトコルのデジタイザーペン『S Pen』に対応しております。ちなみに、肝心のS Penは同梱されております。素晴らしい。
付属のS Penについても、タブレット本体と同様にIP68等級の防塵防水性能を持っているため、お風呂でお絵描きなんてことも。S Pen(というか、Wacom EMR)の書き味は、Apple Pencilに勝るとも劣らない性能を誇るので、本格的なイラスト制作にも抜群なので、筆者としてはかなりおすすめ。
そうそう、PCモードである『Samsung DeX』に対応しているということは、『DisplayPort Alternate Mode(DisplayPort Over USB Type-C)』にも対応しているということでして。なので、液晶ペンタブレット『Wacom One』が動作するかもしれません。
スペック
『Galaxy Tab Active4 Pro』の主要スペックについては、下表のとおり。
なお、日本版はWi-Fiモデルしか用意されないようですが、米国版などについては5G Sub6対応のCellularモデルも用意されております。
OS | Android 12 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 778G |
メモリ | 4GB/6GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
microSDスロット搭載 └ 最大1TB |
|
ディスプレイ | 10.1インチ |
TFT LCD | |
WUXGA └ 1,920×1,200 |
|
フロントカメラ | 8MP └ f/2.0 |
リアカメラ | 13MP └ f/1.9 |
無線LAN | Wi-Fi 6 └ 2.4GHz + 5GHz |
Cellular | 5G Sub6 4G LTE |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 7,600mAh |
インターフェース | USB 3.2 Type-C Pogo Pin |
本体サイズ | 242.9×170.2×10.2mm |
本体質量 | 674g |
防塵防水性能 | IP68 |
耐衝撃性能 | MIL-STD-810H |
技適マーク問題はあるが米国版のほうが安価
ひかりTVショッピングで買える、日本版の価格が約11万円。
Amazon.comで買える、米国版の価格が約670米ドル。
$1 = ¥130 と考えると、関税も加味すれば、おおよそ10万円弱。最大の難敵『技適マーク』の問題こそ残りますが、若干ながら米国版のほうが安価に購入可能です。
ちなみに、日本ではRAM 4GB/ROM 64GBモデルしか用意されておりませんが、米国版にはRAM 8GB/ROM 128GBモデルも存在しています。しかも、米国版のRAM 8GB/ROM 128GBモデルのほうが、日本版のRAM 4GB/ROM 64GBモデルよりも、 $1 = ¥130 換算ならば約1万円安く購入可能です。

関税込みでも米国版のほうが安いって、日本版はかなりの円安レートで設定されてますな。

これから円高になれば、さらに米国版のほうが安くなりますよね。

米国版も技適マークが取得されていたら、何も問題もないんだけどねー。
まとめ「最強の防水タブレットが降臨」

米国MIL規格の耐衝撃性能と防塵防水性能を搭載。
バッテリー自体が着脱可能で、バッテリーレス駆動『No Battery Mode』も可能。
感度調整が可能で手袋対応のタッチパネル。
PCモード『Samsung DeX』搭載。
IP68等級の防塵防水性能の『S Pen』同梱。
強固なKnox Securityを搭載。
OSはAndroid 12。
プロセッサはSnapdragon 778G。
ディスプレイは10.1インチのWUXGA。
Bluetooth 5.2とWi-Fi 6に対応。
海外版にはCellularモデルがある。
日本版の価格が約11万円。
米国版の価格が約670米ドル。
これぞ、(物理的にも)最強の防水タブレット。
元が法人向けなので高価ではありますが、やっと良さげな防水タブレットが登場した気がします。

ちなみに、Galaxy Tab Activeの8タブ版も売っているのであーる。
おまけ

うーん、買うかも!?

防水タブレット難民にとっては、これぞ希望の光ですからね。

お風呂で使えるのもそうだけど、タフゆえにカメラのテザー撮影用や車載用にも使えるから、買っておいて損はないと思われーる。

……だ、そうです。
おわり
…こーんな感じであーる!欲しいっ!!