- 周回遅れ感があるけど『Surface Duo』を購入しました!
- 今なら日本へ発送可能な海外通販でも500ドルで買えるぞ!
- Surface Duo 2が出るか出ないか分からないから買うのです!
Surface Duo 2が出ても後悔ナシ。
ついに『Surface Duo』を買いました。発表から約2年。超今さら購入した理由と、使って感じるSurface Duo 2への期待と不安を語ります。
買ったんやね!
ペン対応スマホを買うのは、わたしの義務なのであーるっ!
目次
Surface Duoを購入
本当に…やっとのやっと、『Surface Duo』を買いました。
遅かったですわね。
えーと、発表が2019年10月だったから…もうすぐ2年やんね。
『Microsoft Event 2019』が懐かしいのであーる。
#MicrosoftEvent Live - YouTube
このSurface Duo、発表されたのが2019年10月。当初は2020年のホリデーシーズンに発売予定となっていましたが、結果的には発売は前倒し。米国では2020年9月に発売開始されました。
ご存知のとおり、Surface Duoは日本未発売。
ただ、かなり前に技適は通過しています。だからこそ、「技適通過済だし、きっと日本でも発売されるだろう」と言われていました。…ところが、いざ蓋を開けてみればご覧の有様。大多数の人が、このまま日本未発売で終わると思っているでしょう。そして、ご多分に漏れず私もそう思っています。
Surface Duo、Microsoftが思っていた以上に“売れていない”と聞きます。
これは昨今の世界情勢の影響もあるのでしょうが、2020年に発売されるスマートフォンとしては、とにかくしょっぱすぎるスペックも少なからず…いや、大きく影響している予感。
結果的に買ってしまったように、私的には待ち望んでいた正統派2画面スマートフォンなのですが、世間的には“失敗”という評価になってしまっているようです。ここに世間と私との乖離が……。
LG WINGといい、LG V60 ThinQ 5Gといい、わたしが気になってる端末はことごとく売れない謎あーる。
…疫病神。
購入理由
今回の購入タイミング、後継機種となるSurface Duo 2の登場がすでに噂されていることからも、かなり中途半端。「もう少し待てばいいのに」と、言いたくなるかもしれません。
そんな、妙なタイミングでの中、このSurface Duoの購入を決断した理由は2つあります。
【理由1】Microsoftの方針
1つめは、なかったことにされそうな『Surface Neo』の存在と、そのMicrosoftの方針。
ここ数年のMicrosoftは攻めている。購入したSurface Duoを含め、Surface Neo、Surface Pro X…など、Appleとは異なる形での革新を巻き起こそうとしています。OSで言えば、Windows 10X。とにかくギーク的には、この“過渡期感”がたまらなくワクワクさせてくれます。
ところが、そう心躍らせているのは一部のギークだけの模様。
Surface Neo、公式動画とサイトを削除。Surface Pro X、アーキテクチャによる互換性問題とWindows On ARMへの落胆。Windows 10X、消滅しWindows 11へ転換。…チャレンジングだからこそ、さまざまな壁にぶつかり、大きく舵取りを変えていっています。
そんなMicrosoftの今を見ていると、果たして『Surface Duo 2』なるデバイスが、我々の想像どおりに発売されるのでしょうか。そういうこともあり、第2世代が出なかったときの保険として、このタイミングでSurface Duoを買ったというわけなのです。ですなの。
【理由2】価格の暴落
2つめは、不人気なSurface Duoゆえのバーゲンプライス。
結果的に日本未発売なので、ピンと来ないと思われるのですが、発売当初(2020年9月)は1399.99ドルという価格でした。それが、2021年2月に999.99ドルに値下げ。そして、2021年7月現在では、Amazon.comで500ドル強まで値下げされています。
最初に買った人が怒りそうな価格差。それくらいに、Surface Duoがバーゲンプライスで現在売られています。2021年に買うには周回遅れなスペックですが、Surface Duoの価値はスペックではない(と思っている)ので、この価格で買うのは大アリ。
Androidの設定アプリ内にある規制ラベルを見ると、しっかり技適を取得していることが確認できるので、「Surface Duoドヤァ」もパブリックにできます。そんなエクスペリエンスが 500ドル + 関税 で手に入ると考えれば、タダみたいなものなのです。
コロッケは野菜&揚げ物だからカロリーゼロ。
Surface Duoが当初の半値以下で買えるからプライスレス。
…ね!同じ理論でしょ!?
えーと、何から何まで間違ってるから、反論する気すら起こらないんやけど……。
利用所感
購入タイミング的に、レビューしても無意味なものになってしまうので、ペンデバイスヲタ的な視点で、少しだけ他製品と比べてみます。おそらく、Surface Duo 2が出たとしても同様のサイズ感だと思うので、これならいつかの参考に…なるかも。
VS Galaxy Note20 Ultra 5G
Surface Duo | Galaxy Note20 Ultra 5G | |
画面パネル | AMOLED | AMOLED |
画面サイズ | 8.1″(見開き) 5.6″ ×2(単画面) |
6.9″ |
画面解像度 | 2,700×1,800(見開き) 1,350×1,800(単画面) |
1,440×3,088 |
ペンプロトコル | MPP | EMR |
Surface DuoとGalaxy Note20 Ultra 5Gのスペック比較
Surface Duoのディスプレイは、Galaxy Note20 Ultra 5Gの倍ぐらいの広さを持つ。そして、縦横比に関しても、Surface Duoのほうが紙の比率に近くなっています。なので、キャンバスサイズ的には、Surface Duoのほうが良さげな印象。
ただ、実際に使ってみると、同じデジタイザーペン対応スマートフォンといえども、両者はプロダクトの思想が異なる別物でした。
Galaxy Note20 Ultra 5Gは、いわば『ジョッター』。
サクっと書いて、事が済んだらメモを捨てる。そんな感じの手軽なメモ端末という趣。縦に長いディスプレイということもあり、何か集中して書くというよりも、思いついたことをひたすらに書き殴っていくイメージ。
Surface Duoは、いわば『A6無地ノート』。
ちょっとした隙間時間にブレインストーミングをする。マインドマップを書いて、アイデアを出す。そんな感じのミニノートという趣。見開きディスプレイ(Dual PixelSense Fusion Displays)だからこそ、書くことに集中して使っていくイメージ。
VS iPad mini 5
Surface Duo | iPad mini 5 | |
画面パネル | AMOLED | LCD |
画面サイズ | 8.1″(見開き) 5.6″ ×2(単画面) |
7.9″ |
画面解像度 | 2,700×1,800(見開き) 1,350×1,800(単画面) |
1,536×2,048 |
ペンプロトコル | MPP | Apple |
Surface DuoとiPad mini 5のスペック比較
ディスプレイとデジタイザーペン、ここだけ見ると、Surface DuoとiPad mini 5(iPad mini 5th Gen)は結構似ている。見開き状態のSurface Duoは、iPad mini 5とほぼ同じサイズ感となるのです。
とはいえ、iPadOSとApple Pencilの親和性やアプリの充実度を見てしまうと、Surface Duoはソフト面で弱いと言わざるを得ない。これは対Android OSでも同じことが言えるのですが、Samsung Galaxyのようにお絵かき方面に意識が向いているわけでもない。
なので、iPad mini 5と似た画面サイズ感と画面比率ではあるものの、Surface Duoはお絵かき端末としては厳しいものがあると感じています。これは、普段からAppleデバイスで仕事をするデザイナーであるという、私自身のバイアスがあるかもしれませんが……。
また、デジタイザーペンがMPPということもあり、ジッターが出やすかったり、ホバー性能が低いのがネック。書いたときの感触がかなり機械的で無機質。もっと、Apple PencilやWacom AES(EMRではない)ぐらいの心地良さがあれば…と思ってしまいます。
Surface Duo 2の未来
最後が酷評っぽくなってしまった感があるのですが、初号機ということを考えると良い出来だとは思っています。
後継機種となる『Surface Duo 2』は、2021年10月頃に出ると言われています。もちろん、実際にはどうなるのか分かりません。Microsoftのことなので、発表だけしてキャンセルということ無きにしもあらず。
そうはいっても、実際にSurface Duoを使ってみて、Microsoftが提示する未来の片鱗は感じ取ることができました。酷評っぽくなってしまったのは、さらにブラッシュアップされた『Surface Duo 2』を待ち望んでいるからなのです。
フォルダブルスマートフォン『Galaxy Z Fold3』が、S Penに対応するのが確実視されてきています。そうなると、Surface Duoの“ペンが使える”というアドバンテージがなくなってくるので、Galaxy Z Fold3が登場する前後に、未来や優位性をユーザーに見せてほしいと願っています。
まとめ「Surface Duoは夢見るスマホ」
そういうわけで『Surface Duo』、買いました。
ここまで購入が遅くなってしまったのは、技適通過していたから。これに惑わされて、日本で正式発売されると思いこんでしまったのでした。ひょっとするとこれから発売…は、ないと思っています。そうこうしている間に、Surface Duo 2が出るかも出ないかもしれません。
とにかく、ギーク界隈の外ではあれこれ言われているSurface Duoですが、ツッコミどころは残しつつも、非常に面白いスマートフォンになっています。ペンのジッターが残念ですが、これも可愛いのです。うんうん。
これで500ドル…割引しすぎな気もするけどねー。
おまけ
どうでもいいけど、間違ってバンパーを別途買ってしまったのであーる。…付属してたのかっ!?
あー、もったいないやつ。
予備ということにしておきましょう。
おわり
…ついに。