- HTC『VIVE XR Elite』を予約購入することにした
- バッテリー着脱可能でコンパクト筐体なのが素晴らしい
- VIVE Flowで夢を見てたことがすべて実現された
HTCの新型VR HMD『VIVE XR Elite』が発表されました。仕様を見る限り、「理想のVR HMDだ!」と感じたので、とりあえず予約購入することにします。


意気揚々と買った『Meta Quest Pro』、表示不良で返品してしまいましたものね。

Meta Quest Proより安いと言っても、“179,000円”もするけどね。
VIVE XR Eliteを購入することにした

Image:HTC
2023年1月8日まで開催されていた『CES 2023』にて、HTCが新型VR HMD『VIVE XR Elite』を発表しました。
すでに日本でも予約を受け付けており、価格は179,000円。
発売日は未定とのことですが、予約購入者には2月下旬以降発送されるようです。
遡ること、2022年10月上旬。HTC VIVE公式Twitterにて、謎の製品画像とともに「Go small or go home.」「SMALLER is better.」というツイートがありました。ツイートでは、小型軽量なVR HMDであることが仄めかされていたため、VIVE Flowの後継機種である可能性が高いと、海外メディアを中心に言われていました。まさにそれが、この『VIVE XR Elite』だったわけです。
このVIVE XR Elite、スタンドアローン型のVR HMDとしてはかなり高価な価格設定になっております。なので、対抗馬になりそうなのは、5万円前後で買える『Meta Quest 2』や『PICO 4』ではなく、226,800円の『Meta Quest Pro』になるでしょう。

Image:HTC
そういうわけで、高いか安いかで言われれば“高い”のですが、個人的には「これぞ理想のVR HMDだ!」と灰色の脳細胞に電撃が走ったので、予約購入することにしました。ちなみに、事前予約は2023年2月15日まで、となっております。

すでに、『Meta Quest 2』と『HUAWEI VR Glass 6DoF』を持ってるから、違うメーカーのVR HMDが欲しいというのもあるんだけどねー。

新鮮味が欲しいわけですね。
Meta Quest Proとのスペック比較
20万円前後の価格設定とスタンドアローン型ということから、『Meta Quest Pro』が『VIVE XR Elite』の強力な対抗馬になってきます。
なので、簡単にではありますが、表にして比較してみます。
| VIVE XR Elite | Meta Quest Pro |
販売価格 | 179,000円 | 226,800円 |
プロセッサ | Snapdragon XR2 | Snapdragon XR2+ Gen 1 |
メモリ | 12GB | 12GB |
ストレージ | 128GB | 256GB |
画面パネル | LCD | LCD |
画面解像度 | 片目1,920×1,920 両目3,840×1,920 |
片目1,800×1,920 両目3,600×1,920 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
IPD調節 | ||
視度調節 | ||
FOV | 対角110° | 垂直106° 対角95.57° |
トラッキング方式 | インサイドアウト | インサイドアウト |
アイトラッキング | ||
フェイストラッキング | ||
ハンドトラッキング | ||
ボディトラッキング | ||
バッテリー | 約2時間 (ホットスワップ着脱可能) |
約2時間 (着脱不可) |
インターフェース | USB Type-C ×2 | USB Type-C ×1 φ3.5mm AUX ×1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E (アップデート対応予定) |
Bluetooth | Ver. 5.2 | Ver. 5.2 |
質量 | 273g(本体のみ) 625g(ヘッドストラップ装着時) |
722g |
ホットスワップでのバッテリー着脱可能。メガネ部分だけでもバッテリーレスのVR HMDとして利用可能。小型軽量。視度調節可能。…こんな感じで、VIVE XR Eliteの良いところは多いですが、Meta Quest Pro比で劣っている部分もあります。
それが、『アイトラッキング』と『フェイストラッキング』が搭載されていないこと。
このあたりは目的によりけりですが、いわゆるフルトラ目的ならば要注意。アイトラッキングとフェイストラッキングについては、外付けで追加できるとの情報もあるのですが、正確なソースが見つからなかったので、フルトラ必須なユーザーは待ったほうが無難でしょう。
あと、VIVE XR Eliteをスタンドアローンで利用する際、どれくらいソフトウェアが充実しているか。個人的には、ここがかなり気になっている(というか“懸念してる”)のでして。
Meta Quest系だけ持っていると気付かないのですが、こっちはアプリケーション量やソフトウェアアップデート頻度から、かなりがプラットフォームとして完成されているのです。それと同じことを期待するのは酷かもしれませんが、できるだけソフトウェアは作り込んで出荷してほしいところ。ソフトウェアが貧相でスタンドアローンでは使いませんでした、というオチだけは避けたいのです。

こうやって比較してみると、Meta Quest Proの価格って……妥当なのですね。

VIVE XR Eliteも、MeganeXも、Meta Quest Proの価格に合わせた感がするけどねー。

「もっと安く出せるけど、高くても売れるんじゃね?」的な感じ!?

……かもしれませんなー。
まとめ「2台目として買うのが理想かも」

- PC VR対応のスタンドアローン型VR HMD
- 価格は179,000円
- 予約購入者は2月下旬以降発送
- 小型軽量でコンパクト
- バッテリーがホットスワップで着脱可能
- IPD調節に加えて視度調節も可能
- アイトラッキング非対応(外付けで対応?)
- フェイストラッキング非対応(外付けで対応?)
- スタンドアローン時のソフトウェアの完成度
どう転んでも『VIVE XR Elite』は買うので、多少のネガティブな点には目を瞑ることにします。HTCという企業自体が好きですし。
ただ、こうやって比較すると、案外『Meta Quest Pro』も悪くなかったり。購入後、表示不良で返品しちゃったのですが、買い直したくなりました。

とりあえず、VR沼に嵌ると金銭感覚が狂いますな。
おまけ

ま、よく調べたほうがいいってことですな。

それに尽きますわね。

“179,000円”、やもんね。
おわり
…これはポチるしかないのであーるっ!