- HTCが新型VR HMDの発表をTwitter上で予告
- 詳細はまだ不明だが『VIVE Flow 2』発表に期待
- VIVE Flowのフォームファクタで“PC接続”を希望
2022年10月初頭、HTCが新型VR HMDの発表を予告しました。新型VR HMDは小型フォームファクタとなるようで、『VIVE Flow 2』ではないかと噂されています。もし、“PC接続”が可能なVIVE Flowが登場したら……買います。


は、はぁ……。

それって、許される行為なんかな!?
HTCが新型VR HMDの発表を予告

HTC VIVEが公式Twitter(@htcvive)にて、新型VR HMDの発表を予告していることが、一部界隈では話題になっております。
Go small or go home. pic.twitter.com/PUqqKn4V5E
— HTC VIVE (@htcvive) October 6, 2022
「Go small or go home.(小さくするか、家に帰るか。)」
そのようなツイートと同時にアップロードされた画像を見ると、何となく『VIVE Flow』のフロント部分っぽい。これがVIVE Flowの後継機種かは、現段階では不明。しかし、小型の新型VR HMDの開発に取り組んでいると、HTC自身が明言しております。
SMALLER is better. pic.twitter.com/i8OmRdxHON
— HTC VIVE (@htcvive) October 17, 2022
「SMALLER is better.(小さければ小さいほどいい。)」
こちらのツイートにアップロードされた画像も、『VIVE Flow』のリムとヒンジのように見えなくもない。そして、このツイートでも、“小さなVR HMD”であることが強調されております。やはり、ウリは小型なサイズ感のようです。

HTCの新型VR HMDの発表、1モデルだけなのか、2モデル発表なのか。

うーむ…わたしの予想だと、どっちも“小型”と強調してることから、『VIVE Flow 2』の1モデルだけだと思うけどね。
VIVE Flowには“PC接続”が欠けている
約1年前(2021年10月)に発表された、HTC『VIVE Flow』というVR HMDですが、従来のデカ重で仰々しい筐体ではなく、メガネ型の小型軽量なフォームファクタということで注目を浴びました。
しかしながら、そのメガネ型の小型軽量なフォームファクタというコンセプトは良かったものの、対応デバイスが一部Androidスマートフォンに限定されていることが大きなネックに。
多くのユーザーを抱えるiPhoneに対応していないこともそうですが、やはりPC接続に非対応というのは厳しいものがあり、多くのユーザーが(コンセプトに拍手は送りつつも)購入を見送ったのではないでしょうか。かくいう筆者も、そのひとり。

Image:HTC
とはいえ、HTCには『VIVE Focus』や『VIVE Pro』のような、スタンドアロンVR HMDやプロ向けPC VR HMDまで、しっかりラインナップされています。
なので、VIVE Flowの購入を見送ったユーザーはそもそもターゲット層ではなかった、ということでもある。実際、VIVE Flowは、動画視聴やマインドフルネスを目的としたカジュアルなVR HMDなのです。
そう納得はしつつも、VIVE FlowのフォームファクタでPC VRができれば…と思いたくなるのがギークの性。
フルトラッキングは必要ないし、本格的なPC VRゲームもプレイしない。だけど、PC接続して、仮想ディスプレイを増やしたり、ちょっとだけVRChatを動かしたい。そんな隙間産業的なニーズにヒットしそうな気がしてならないのです。

どちらかと言うと、ウェアラブルモニターの延長なのかもですな。VIVE Flowさん。

『Nreal Air』のVR版…というニュアンスですわね。
VIVE Flowのフォームファクタこそスマホ

「スタンドアロンVR HMDは、ウェアラブルPCだ」と信じて使っているのですが、現実はそんなに甘くはなく、スタンドアロンVR HMDが単独でやれることには限界が多い。やはり、スマートフォンやPCありきのアクセサリー的な存在なのです。
それに加えて、スマートフォンのような気軽に使える感じが、まだまだありません。『Meta Quest 2』のように、スタンドアロンで動作するVR HMDが増えたとはいえ、どうしても使う際の“よっこらせ感”が拭いきれないのです。

髪型は崩れちゃうし、化粧も落ちちゃうから、使いたくなる時間帯がスマートフォンと比べると、極限まで少なくなってしまうのであーる。

見た目的にも、外で使うのはちょっと……やもんね。

ところが、VIVE Flowのような、メガネ型の小型軽量なフォームファクタだと…世界が変わる気がするのです。
スタンドアロンでどこまでやれるのか問題は相変わらずですが(VIVE Flowはスタンドアロン型ですらないが)、Meta Quest 2のようなVR HMDと比べると、かなり心理的なハードルは下がります。見た目もメガネのそれですし、髪型も崩れなければ、化粧直しも最小限で済む。
VIVE Flowのスマートフォンとコネクトして使うというコンセプトも案外悪くないですし、プラットフォームとして充実かつ成熟すれば、別にスタンドアロンにこだわる必要もないかもしれません。もちろん、PC接続の実現は切望しておりますが…ね。

VIVE FlowのようなフォームファクタのPC VR HMDなら、“いつでもどこでもVR”が実現しちゃう!やったぜ!!

そもそものコンセプトが異なる、Valve IndexやVIVE Proとの食い合いもありませんからね。

PCだって、デスクトップやタブレットのようにニーズに合わせた細分化が行われてるわけだし、VR HMDにも多様性があって然るべきなのであーる。
まとめ「VIVE Flow 2こそPC接続を期待」

HTCが発表を予告している、小型なVR HMD。それが、PC接続に対応した『VIVE Flow 2』だったとしたら、私的ベストバイVR HMDになりそうな予感。
仮想ディスプレイについては、Nreal Airに先を越されちゃった感がある。ですが、“VRならでは”のできることがたくさんあるので、ぜひVIVE Flowのようなフォームファクタで、PC VR対応機をリリースしてほしいところなのです。ですなの。

発表はホリデーシーズンと言われてるけど…果たしてっ!?
おまけ

Shiftallの『MeganeX』にも期待してるんだよねー。
こっちは発表段階で、6DoFとSteamVRに対応していることが明らかになってるし、レンズもパンケーキ型だからね!

価格も10万円未満を予定しているとのことなので、発売されれば有力なPC VR用HMDになり得ますわね。

『Meta Quest Pro』が20万円以上する世界やもんね。

うーむ、やっぱり“価格”は重要なファクターであーる。
おわり
『カフェVR』や『新幹線VR』をするなら、VIVE Flowぐらい小型なフォームファクタじゃないとねっ!