- Apple Vision Proの米国価格は“$3,499から”
- Apple Vision Proの日本価格は“まだ公表されていない”
- 現在の米ドル円レートで換算すると…50万円は余裕で超えてくる計算
Apple純正のVRHMD、もとい“空間コンピュータ”である『Apple Vision Pro』。
日本での発売時期は 2024年末 〜 2025年 と言われており、昨今の円安状況を考えると、発売されるころの為替レートがどうなるか…不安でしかありません。
もはや、金利差だけでは為替ロジックを語れなくなってきているのですよね。
まぁ、普通に考えて円高になる要素って、思い当たらないやんね。
マクロ経済で見てみると、円安歓迎っぽい風潮やし……。
Apple Vision Proの日本価格は“未定”
おそらく日本でも発売されるであろう、Appleの空間コンピュータ『Apple Vision Pro』。
すでに、一番最初に米国にて発売されることが決定しており、米国価格も発表されております。その米国価格、$3,499から。なお、“から”となっているのは、ストレージ容量別のラインナップが用意されるからでしょう。つまり、ベースモデルが$3,499というわけです。
ここで重要なのが、『Apple Vision Pro』の日本価格は“まだ決まっていない”ということ。
要するに、これからの米ドル円レート次第で、安くもなれば、高くもなる、というわけです。もちろん、より円高になればなるほど、私たちは安価に購入することが可能なわけでして。
2024年以降の米ドル円レートに戦々恐々
さて、まだ日本価格が決まっていない『Apple Vision Pro』。それゆえ、日本での発売時期と目されている 2024年末 〜 2025年 の米ドル円レートが気になって仕方ありません。
ちなみに、2023年11月22日現在、米ドル円レートは $1 ≒ ¥148 で推移。年初来から追いかけていくと、2023年も円安傾向まっしぐらだったことが分かります。
経済アナリストによって予想もさまざまですが、筆者の肌感覚で言えば、2024年も円安傾向は続くというように述べている専門家が多い印象です。中には、 $1 ≒ ¥155 ぐらいにはなる、との予想も。
| iPhone 13 Pro | iPhone 14 Pro | iPhone 15 Pro |
日本価格 | 税別110,520円 | 税別134,820円 | 税別143,820円 |
米国価格 | $999+ Tax | $999+ Tax | $999+ Tax |
Appleレート | 1$ ≒ ¥110.6 | 1$ ≒ ¥135.0 | 1$ ≒ ¥144.0 |
円安値上げ幅 | 前年比122.1% | 前年比106.7% |
余談ですが、ここ数年の円安傾向によって、iPhoneの日本価格が高騰し続けていることをご存じでしょうか。
上表をご覧いただければお分かりのとおり、米国価格は変わっていないのにもかかわらず、日本価格だけ為替が要因で値上がりしているのです。
果たして、『Apple Vision Pro』が日本で発売される際、AppleはどのようなAppleレートに設定してくるのか、戦々恐々としながらも、大変興味深く“その時”を待ち望んでおります。
ちなみに、Appleレートは製品によってバラツキがあるから、『Apple Vision Pro』だけ良心的な設定にならない…かなー!?
まとめ「Appleレートに大注目なのです」
日本での価格は未定(米国価格は$3,499から)。
日本での発売時期は 2024年末 〜 2025年 と言われている。
どうやら、円安傾向は2024年も継続する模様。
こうなってくると、適切な為替レートとは一体……。
とりあえず、発売時期だけでも明確にしてほしいですな。
おまけ
来年から『新NISA』が始まるけど、お金をたくさん保有している高齢者が米国株式や海外ETFに流れたら、ますます円安が加速しそうで、ちょっと怯えているのであーる。
キャピタルフライトになりますからね、実質的に。
内閣府のデータによると、60歳以上の金融資産保有残高は“1,000兆円以上”ですからな。ビッグマネーであーる。
じゃあ、おじいちゃんやおばあちゃんが「『S&P 500』や『Invesco QQQ ETF』が良いみたいじゃよ」とかを井戸端会議で話していたら、そういう流れが来るかもしれないってことやんね!?
ま、それが“靴磨きの少年”かもしれないけど…ねー。
おわり
多くの人が“対米ドル”でしか見てないけど、実は“対ユーロ”でも、“対ウォン”でも、年初来ベースでガッツリ円安になってるのであーる。