FUNAI(フナイ)の最新テレビ大全・私的評価まとめ –2020年版–

FUNAI(フナイ)の最新テレビ大全・私的評価まとめ –2020年版–
記事のポイント
  • FUNAIテレビのラインナップをすべて解説!
  • 上位は価格的に魅力が少ないが下位はコスパ高し!
  • 狙い目は4K液晶のFL-43U4020かFL-43U3020!

フナイってドナイやねーん!?

日本のテレビメーカーである『FUNAI(フナイ・船井電機)』が、日本に再参入して3年めとなった。以前は“安物”テレビメーカーなイメージでしたが、最近のラインナップは意外と魅力的。そこで、FUNAIについておさらいしながら、全シリーズの評価をジャッジしました。

さたえり

先に結論を言っちゃうと、
価格が安くて日本メーカーが欲しくてVOD等を見る人
におすすめな感じやね!

まの

ならば、狙うならミドルクラスですわね。

二条ねこ

ハイエンドはSonyやPanasonicとバッティングしちゃうもんねっ!

FUNAI(フナイ・船井電機)って?

FUNAIのテレビについてお話する前に、『FUNAI(フナイ・船井電機)』について知らない人も増えてきたので、改めて3分で分かるようにおさらいしてみます。

FUNAIは日本企業

FUNAIは日本企業

『FUNAI』って、どこの国の企業!?
と思う人もいるかもしれませんが、れっきとした大阪の日本企業。しかも、創業が1961年(船井電機の前身である船井ミシン商会の創業は1951年)とかなり歴史のある企業だったりします。

一概には言えませんが、日本企業なので壊れた場合のサポート面では、外資メーカーよりも一日の長があると言えるかもしれません。

さたえり

正式名称は『船井電機株式会社』で、大阪本社の日本企業ってことやね!

FUNAIのテレビの歴史は深い

FUNAIと日本市場のあゆみ。

FUNAIと日本市場のあゆみ。

FUNAI(フナイ)のテレビは、2017年に11年ぶりにヤマダ電機と業務提携をし、国内再参入を果たしています。なので、そういう経緯もあり、あまり見慣れない新興テレビメーカーだと思っている人も多いかも。

ところが、FUNAIとテレビの歴史は深く、1985年にはテレビデオを、2002年には液晶テレビデオをそれぞれ出しています。
また、FUNAIはOEMに強く、古くはVHS(ビデオ)デッキやDVDレコーダーを他社に供給しています。少し前だと、東芝のREGZAをOEM元として供給していました。

要するに、昔からテレビやビデオに携わってきた老舗のメーカーというわけです。

さたえり

最近だと、CureNelっていう、ネイルアートプリンターを出してたり……。

二条ねこ

おおー!女子ですな〜♪

FUNAIのテレビは北米に強い

さて、そうはいってもFUNAI(フナイ)のテレビを持っている人が少ないから、なんとなく評判や評価がイマイチなのでは、と思ってしまう人も少なくないはず。

北米市場では2019年第1四半期で第5位のシェアを誇る。

北米市場では2019年第1四半期で第5位のシェアを誇る。

FUNAI自身、北米市場で人気と言っているので、実際にマーケット情報サイトIHS Markitにて調べてみました。

すると、2019年第1四半期でのFUNAIのシェアは、約10%で第5位(2015年は第4位)。
シェアの数値だけ見ると「ふーん」な感じがしますが、上位の企業が中国の化け物企業TCLに韓国の巨人SamsungとLG。そう考えていくと、FUNAIの北米シェアは謳い文句どおりの大健闘という感じでしょう。

■世界のテレビ販売額別シェア

  • Sony:7.9%
  • SHARP:4.8%
  • Panasonic:3.5%
  • 東芝:3.3%
  • FUNAI:1.8%

また、総務省によると、全世界でのテレビ販売額(2013年)から見たFUNAIのシェアは1.8%。
各国の企業がこのシェアには入っているので、1.8%はとてつもなく低い…と見えてしまいますが、実際は日本企業で1位のSonyですら7.9%。東芝とは1.5%差と考えると、全世界の販売額で見てもFUNAIのテレビは検討している様子です。

要するに、FUNAIのテレビは日本では11年というブランクがあって、あまり評価されていない様子ですが、北米のシェアなどを見る限り、一定数以上の評価はされていると言えるはず。北米での評判も悪くないので、ジェネリック家電ではなく、しっかりとしたテレビメーカーと言えるはずです。

さたえり

日本では昔の評判とか評価を引きずってるから、過小評価気味なのかもやね。

2020年版ラインナップ

2020年版FUNAIテレビラインナップ。

2020年版FUNAIテレビラインナップ。

それでは、ようやく肝心のFUNAI(フナイ)のテレビのラインナップを見ていくことにしてみます。

まの

長い前置きでしたわね…。

シリーズ比較表

  70207020 60206020 41204120 40204020 30203020 20102010 10101010
画面サイズ 65V型
55V型
55V型 55V型 49V型
43V型
55V型
50V型
43V型
40V型
32V型
24V型
40V型
32V型
24V型
ディスプレイ 有機EL 有機EL 液晶 液晶 液晶 液晶 液晶
画面解像度 4K 4K 4K 4K 4K 40V型:FHD
32V型:HD
24V型:HD
40V型:FHD
32V型:HD
24V型:HD
4K HDR
内蔵HDD 1TB 1TB 1TB 1TB 500GB
高画質技術 Clear Pix Engine OLED Z
4K Clear Pix Remaster
Brilliant Wide color
Dolby Vision
Clear Pix Engine OLED
4K Clear Pix Remaster
Brilliant Wide color
Dolby Vision
Clear Pix Engine Plus
4K Clear Pix Remaster
Brilliant Wide color
Dolby Vision
くっきりモーション240
Clear Pix Engine Plus
4K Clear Pix Remaster
Brilliant Wide color¹
Dolby Vision
くっきりモーション120
4K Clear Pix Remaster
くっきりモーション120
倍速駆動
高音質技術 Sonic Emotion PREMIUM PLUS Sonic Emotion PREMIUM PLUS Sonic Emotion PREMIUM Sonic Emotion PREMIUM Sonic Emotion PREMIUM DTS TruSurround DTS TruSurround
録画機能 4K裏録
2番組裏録
2番組裏録 4K裏録
2番組裏録
4K裏録
2番組裏録
裏録 裏録 裏録
チューナー数 BS・CS(4K) ×2
地デジ・BS・CS ×3
地デジ・BS・CS ×3 BS・CS(4K) ×2
地デジ・BS・CS ×3
BS・CS(4K) ×2
地デジ・BS・CS ×3
地デジ・BS・CS ×2 地デジ・BS・CS ×2 地デジ・BS・CS ×2
VOD YouTube
AbemaTV
U-NEXT
DAZN
dTV
ひかりTV 4K
アクトビラ4K
TSUTAYA TV
Hulu
YouTube
AbemaTV
U-NEXT
DAZN
dTV
ひかりTV 4K
アクトビラ4K
TSUTAYA TV
Hulu
YouTube
AbemaTV
U-NEXT
DAZN
dTV
ひかりTV 4K
アクトビラ4K
TSUTAYA TV
Hulu
YouTube
AbemaTV
U-NEXT
DAZN
dTV
ひかりTV 4K
アクトビラ4K
TSUTAYA TV
Hulu
無線LAN
スマホアプリ
詳細 7020シリーズ 6020シリーズ 4120シリーズ 4020シリーズ 3020シリーズ 2010シリーズ 1010シリーズ

FUNAIテレビシリーズ2020年版ラインナップ。
¹FL-43U4020(43V型)は非対応。

ラインナップの見分け方と解説

  70207020 60206020 41204120 40204020 30203020 20102010 10101010
モデル OLED上位 OLED下位 液晶上位 液晶中位 液晶下位 エントリー エントリー
解説 4Kチューナー内蔵4K有機ELでVODアリ&倍速アリ 4K有機ELでVODアリ&倍速アリ 4Kチューナー内蔵4K液晶でVODアリ&倍速アリ 4Kチューナー内蔵4K液晶でVODアリ 4K液晶 寝室やサブ向け 寝室やサブ向け

FUNAIテレビシリーズのラインナップ解説。

FUNAIのテレビシリーズが多くなってきたので、分かりやすく違いを示したのが上表です。

主要な機能でラインナップを分けると…

  • 4K:7020・6020・4120・4020・3020
  • 4Kチューナー内蔵:7020・4120・4020
  • VOD:7020・6020・4120・4020
  • スマホ対応:7020・6020・4120・4020

というシリーズの区別ができるようになります。

FUNAIテレビの2つの疑問

FUNAI(フナイ)のテレビラインナップと、シリーズ別の機能の違いを見たところで、気になる評判について。

壊れるのが早い噂

調べていて真っ先に目に入るのが、
FUNAIのテレビが壊れる
ということ。

さたえり

結論から言えば、壊れるか否かは“運次第”だから、それよりも保証重視やね!

どんなテレビも壊れるもの。それよりもサポート重視で。

どんなテレビも壊れるもの。それよりもサポート重視で。

おそらく、昔のFUNAIのテレビのイメージを引きずっているのでしょうが、やたら出てくる“FUNAI”と“壊れる”というキーワードのセット。

どんな家電も壊れるときは壊れますし、工業製品である特性上、製品の個体差があって当然(個体差のブレは少ないに越したことないが)。実際、SonyやPanasonicのテレビが壊れやすいという口コミだってありますし、こういう評判は悪いものばかりつくのがWebというものなのです。なので、壊れる・壊れないは一概には言えないし、評判は当てにならない可能性があると思っておくのが無難です。

故障が気になるなら、ヤマダ電機の『有料延長保証家電保』に加入。

故障が気になるなら、ヤマダ電機の『有料延長保証家電保』に加入。

それよりも重視なのが、テレビが壊れたときの保証やアフターサービス

FUNAIのテレビはヤマダ電機専売ということもあり、当然ながら、ヤマダ電機独自の延長保証に加入することができます。なので、FUNAIのテレビが壊れるのが不安…と思っているのであれば、ヤマダ電機の『有料延長保証家電保』に入っておきましょう。

さたえり

無料の長期保証もあるけど、こっちは保証自体の評判が…なんよね。

二条ねこ

まぁ、無料だから仕方ないよねー。

音質の口コミが微妙

もうひとつ気になったのが、
音質の評判がイマイチ
ということ。

さたえり

こっちは、確かに他社の高音質を歌っているモデルに比べると微妙かもやね…。

確かに音質に関しては、良いとは言えないかも…。

確かに音質に関しては、良いとは言えないかも…。

実際にヤマダ電機(三宮と難波)でFUNAIのテレビの音質をチェックしにいったのですが、確かにネットの口コミどおり、可もなく不可もなく。どちらかといえば微妙…。少なくとも、高音質で凄いとは言えないレベルでした。このへんは次期モデルで改善してほしいところ。

なので、別途サウンドバー・シアターバーを購入するのが個人的にはおすすめ。壁掛けするならサウンドバーは設置が大変ですが、テレビ台に置くなら問題なさそうなテレビ足の高さでした。

個人的なFUNAIテレビの評価

■ここが良かった

  • 液晶テレビのコスパは案外良さげ。
  • 4120・4020のシリーズが特に良かった。
  • ジェネリック家電と違って機能は意外と豊富。

■ここがイマイチ

  • ヤマダ電機独占販売で価格が下がらない。
  • 最上位モデルはコスパが微妙。
  • エントリーモデルの画質は価格なり。
  • VODの対応状況が中途半端。

ヤマダ電機独占ということもあって、どうしても価格が固定されてしまうのが最大のネック
特に顕著に出てしまうのが、上位のモデル。確かに高くはない価格設定なのですが、SonyやPanasonicなどの大手メーカーのモデルとバッティングすると、かなり分が悪い状況になっています。有機ELモデルの『FE-55U7020』に至っては、Sonyの同じく有機ELテレビ『BRAVIA KJ-55A8G』よりも数万円高いという状況に。これだと、Sonyを選んでしまうはず。

NetflixやAmazon Prime Videoには非対応。

NetflixやAmazon Prime Videoには非対応。

それと、中級機以上はVODサービスに対応しているのですが、なぜか『Hulu』には対応しているのに、『Amazon Prime Video』や『Netflix』には“非対応”という超微妙さ。
このへんのVOD周りについては、Amazonの『Fire TV』を別途購入すればよいのですが、せっかくの内蔵VODがもったいないことになっています。

ミドルクラスの4120・4020は高評価。

ミドルクラスの4120・4020は高評価。

ここまでは微妙な評価を話してきましたが、液晶テレビの4120・4020の両シリーズについては、非常に好印象でした。

価格に関しては、10万円前後と相変わらずしょっぱい設定なのですが、テレビの映像に関しては悪くなく、ジェネリック家電ではないことを実感できます。Wi-Fi機能やスマホアプリ対応というポイントも、なかなかにガジェット好きの心を揺さぶる感じ。

さたえり

価格の暴落が嫌だからヤマダ電機専売やと思うけど、それがちょっとアダになっている感は否めない感じやね。テレビ自体は好印象やったから、余計にもったいないかも。

おすすめのモデルは○○だ!

私もFUNAIのテレビは購入検討しているので、最後におすすめ…というか狙い目なモデルを2機種に絞って紹介して終わりたいと思います。

FL-43U4020(43インチ):メインにもサブにも使える万能選手

FL-43U4020(43インチ):メインにもサブにも使える万能選手
画面サイズ 43V型
ディスプレイ 液晶
画面解像度 4K
内蔵HDD 1TB
VOD
無線LAN
アプリ

FL-43U4020のスペック。

1つめが、『FL-43U4020』という、4K対応液晶テレビの中級機に位置付けされるモデ

価格は10万円を少し切るぐらいで、とてつもなく安いわけではないけれども、ひととおりの機能(VODやWi-Fi)が入っていて、4Kチューナーが内蔵されているのは良き。
メインのテレビを探しているけれども、10万円以上は出せないという人におすすめ。10万円以上出せるならば、SonyやPanasonicの4Kテレビを検討するほうがベターでしょう。

FL-43U3020(43インチ):サブの4Kテレビと考えればコスパ抜群

FL-43U3020(43インチ):サブの4Kテレビと考えればコスパ抜群
画面サイズ 43V型
ディスプレイ 液晶
画面解像度 4K
内蔵HDD
VOD
無線LAN
アプリ

FL-43U3020のスペック。

2つめが、『FL-43U3020』という、4K対応液晶テレビの下位機種に位置付けされるモデル

メインのテレビにするには、機能が乏しい本機。ただ、価格が43インチの4Kテレビで4万円台で購入できるのは大きな魅力。VODは非搭載だけれども、Fire TVを購入しさえすれば解決できるので、寝室や自室のサブテレビとしてかなり使える感じ。

まとめ「FUNAIのテレビを狙うなら2台めコスパ重視」

まとめ「FUNAIのテレビを狙うなら2台めコスパ重視」

去年もFUNAIのテレビについて記事を書いたのですが、かなりラインナップは強化されており、魅力的なモデルが増えたと感じています。

ただ、相変わらず上位機種の価格設定が強気なのは評価を落としたい点。去年に比べて、4Kテレビ自体の価格も下がっていますし、アイリスオーヤマのような超高コスパが参入してしまっているので、立ち位置的には扱いづらくなっているのも事実。ここが正念場になってきそうです。

ただ、ミドルクラスのテレビは日本企業らしい良さがあるので、FUNAIのテレビを買うのであれば、とりあえず4K液晶のFL-43U3020ぐらいが良さげかもしれません。

さたえり

FUNAIはスーパーサブなテレビにはピッタリかも!?

テレビを見ない人ほど4Kテレビの買い時が“今”な3つの理由

テレビを見ない人ほど4Kテレビの買い時が“今”な3つの理由

2020年2月24日
この記事で紹介したガジェット

おまけ

さたえり

ディスプレイ代わりにFUNAIの4Kテレビを買うって、わりとアリな選択肢やと思うんよね。

まの

確かに、大型4Kのディスプレイとしては安価ですからね。

さたえり

そうなんよね。
Fire TVでも挿して、VOD専用のディスプレイにどうかなって!

二条ねこ

安いからこそできるガジェット感はあるよねー!

おわり

Reference:
船井電機