- 4Kテレビの買い時が意外と今かも!
- 価格も手頃でVODの4Kコンテンツも充実!
- テレビを見ないからこそ買い時が近い!
条件次第では買い時としては今!
東京オリンピックがあって、4Kテレビの買い時に悩む2020年。まさに、“買い”か“待ち”かの1年。ただ、“ある条件に当てはまる人”ならば、4Kテレビの買い時としては今だと思っています。その理由を3つ、そしてある条件について…語ります!
ん…んんー!?
テレビを見ないのにテレビを買う…ですか!?
目次
4Kテレビの買い時はいつ?
2020年はオリンピックイヤーということもあり、従来のフルハイビジョンテレビからの買い換えを考えている人も多い気がします。そして、このタイミングでいっそのこと、4K液晶テレビではなく、4K有機ELテレビへと一足飛びで導入しようと思っている人もいるはずです。
……だとすると、4Kテレビの買い時はいつなのでしょうか?
オリンピックはありますが、地デジは4Kではないですからね。悩ましいところですわ。
BSとCSの4K放送にしても、アンテナとかブースターの4K対応化が必要だったりするもんねー。
まぁ、テレビ放送は…ね。
でも、4Kテレビの買い時としては今は良いタイミングやと思うんよね!
そうです。4Kテレビの買い時は今がアリ。
4Kのテレビ放送がBS・CS中心で地デジは4K非対応。しかもいろいろ面倒。それでも…いや、そうだからこそ、4Kテレビのある意味での買い時なのです。
今が買い時だと言える3つの理由
■今が4Kテレビの買い時な理由
- 価格のお手頃化と底打ち傾向。
- 4Kコンテンツの充実化。
- 4Kチューナー非搭載4Kテレビの不人気。
そういうわけで、今が4Kテレビの買い時だと言えるその理由を3つのセクションに分けて話していきます。
【理由1】価格のお手頃化と底打ち傾向
まず1つめの理由は、生産技術の向上や4Kそのものの普及によって、4Kテレビ自体の価格が非常にお手頃になってきたということ。
高嶺の花だった4Kテレビが、そろそろ手を出しやすくなった感じなんよね。
そういうわけで、まずは、4K液晶テレビの初値価格を2017年・2018年・2019年のそれぞれで比較してみます。
2017年モデル | 2018年モデル | 2019年モデル |
KJ-55X9500E | KJ-55X9000F | KJ-55X9500G |
407,121円 | 244,594円 | 230,803円 |
Sonyの同クラスの55インチ4K液晶テレビの初値比較。
上表は、Sonyの55インチ4K液晶テレビの初値価格の比較です。どの価格も価格.comでの初値を参考にし、4K液晶テレビの製品クラスはできるだけ揃えています。
見てもらうと分かるように、 4Kテレビ = 高い という構図は、まさに過去の出来事。完全に同クラスの比較ではない点についてはご留意いただきたいのですが、少なくとも似たようなランクの55インチ4K液晶テレビ。それがここ数年で約半値まで下がってきているというわけです。
それでは、お次は、気になる4K有機ELテレビの初値価格を、同じく2017年・2018年・2019年のそれぞれで比較してみます。
2017年モデル | 2018年モデル | 2019年モデル |
KJ-55A1 | KJ-55A9F | KJ-55A9G |
508,932円 | 450,932円 | 351,288円 |
Sonyの同クラスの55インチ4K有機ELテレビの初値比較。
上表は、Sonyの55インチ4K有機ELテレビの初値価格の比較です。こちらも価格.comの初値を参考にしています。製品のクラスとしては、どれもフラグシップ機に相当するハイエンドモデルを基準にしています。
有機ELで4K、しかもフラグシップ機。なので、どれもかなりお値段は張るのですが、ここ数年で3/5くらいの価格に落ちてきています。しかも、2019年モデルであるKJ-55A9Gにいたっては、Amazonで26万円まで落ちてきています。まさに、夢の有機ELテレビが手に届く範囲になったというわけです。
確かに数年前に比べると、かなり安くなってきていますわね。
家電量販店に行くと分けるけど、大型テレビの解像度は4Kがデフォルトになってるし、もうスタンダードになった感じやね!
【理由2】4Kコンテンツの充実化
次に2つめの理由は、VODを中心とした4Kコンテンツがかなり充実期に入ったということ。
VODもBlu-rayもゲームも4Kが増えた感じなんよね!
VOD | 光ディスク | ゲーム |
Netflix Amazon Prime Video dTV U-NEXT |
Ultra HD Blu-ray | PS4 Pro Steam |
4K UHD対応化された主なコンテンツ。
正直、テレビ放送の4Kコンテンツはまだ乏しいのが現状なのですが、NetflixやAmazon Prime Videoに代表されるVODは4Kコンテンツが充実してきている。
また、光ディスクにしても4Kに対応したUltra HD Blu-rayでの映画が多数発売されてきています。しかもUltra HD Blu-rayに対応したプレーヤーも意外と安い。もちろんプレーヤーの質はさまざまなので一概に言えないが、人気のSony『UBP-X800M2』という機種なら、3万円台で入手可能なまでお手頃になってきた。
これらのコンテンツはどうしても映画寄りになってしまうが、そもそも映画は4Kと非常に親和性が良いので、映画好きならばかなり嬉しい時代になってきていると言えます。
関係ないけど、『ルパン三世 カリオストロの城』が4K化されてるのが嬉しい!
既存の作品も4Kリマスター版がすっごい増えたよねー!
【理由3】4Kチューナー非搭載4Kテレビの不人気
そして、3つめの理由は、4Kテレビなのに4K放送が映らないという4Kチューナー非搭載4kテレビが不人気ということ。
本当に買い時なのが、この4Kチューナー非搭載な4Kテレビなんよね!
4Kテレビが混沌としている大きな原因として、4Kテレビなのに4Kテレビ放送が映らないという、4Kチューナー非搭載4Kテレビというのがこの世に存在しています。つまり、4K放送が見られない4Kテレビがあるのです。しかも多数。まったく変な話ですが…。
余談ですが、当然こういう問題は消費者の混乱を招く自体になるので、野田総務大臣(当時)が、この4Kチューナー非搭載4Kテレビ問題について言及しています。なので、このタイプの4Kテレビは消滅していくはずです。量販店の店員からしても、クレームにつながる製品になりかねないので、できれば避けたい製品でしょう。
そういう背景もあり、4Kチューナー非搭載の4Kテレビは、どうしても不人気傾向。つまり、生まれつきのネガティブポイントのせいで、値崩れがしやすい製品というわけなのです。
4Kテレビ買った → 4K放送映らない → チューナー非搭載だった → おこ!
っていう、4連コンボになりそうですなー。
いや、実際にそういうクレームありそうやんね…。
今が買い時だと言える人
冒頭で話したように、4Kテレビの買い時はまさに今。
ただし、この買い時が今というのは“ある条件”があっての買い時なのです。その条件に当てはまるならば、4Kテレビはまさに今が買い時というわけ。
それが、テレビに興味がない人という条件なのですね?
そういうことやね!!
テレビ興味ナシ層こそ4Kテレビの買い時
そう、まさに今、4Kテレビが買い時だと言えるのは、4Kテレビ放送にまーったく興味がない人なのです。
前述のとおり、4Kテレビはかなり価格が落ちてきています。人気の50インチクラスの4Kテレビでも、液晶なら10万円前後で購入可能。有機ELでも15万円から購入可能。そこまで高くない価格になってきているのです。
そして、テレビに興味がないけど4Kテレビには興味があるユーザーの買い時な最大の理由なのが、3つめの理由で登場した、4K放送が映らない4Kテレビの存在。
一見すれば、超絶損しそうなチューナーレス4Kテレビ。しかし、この4K放送が映らない4Kテレビ、テレビにまったく興味がないユーザーからすれば、価格の落ちやすさからおいしいポイントになっているのです。
なので、NetflixやAmazon Prime VideoなどのVODなどの視聴がメインだったり、Ultra HD Blu-rayで映画を鑑賞するのがメインなユーザーな場合、4Kチューナー非搭載の4Kテレビの買い時というわけなのです。
4Kチューナー非搭載4Kテレビは安い
4Kチューナー搭載 | 4Kチューナー非搭載 |
KJ-55A9G | KJ-55A8G |
263,335円 | 174,818円 |
55インチ4K有機ELテレビでの価格比較。
※価格は2020年2月23日Amazonでのもの。
実際に、55インチ4K有機ELテレビで価格比較をするとご覧のとおり。
製品のクラスが異なるので、4Kチューナーの有無がこの価格差というわけではないのですが、同じ4K有機ELであっても、ここまで価格差が出てしまうのです。だからこそ、テレビに興味がないユーザーならば、4Kチューナー非搭載の4Kテレビを狙うのが手というわけ。
4Kチューナーは後付できるし、レコーダーを買うならテレビには不要やからね。
まとめ「VOD・UHD BD中心なら4Kテレビの買い時は今」
そういうわけで、
- 4Kテレビ自体の価格のお手頃感
- 4Kに対応したコンテンツの増加
- 4Kチューナー非搭載テレビの存在
という理由から、4Kテレビの買い時はかなり近くなってきています。
とりわけ、今が買い時だと言えるのが、テレビに興味がなくVOD・Ultra HD Blu-ray(UHD BD)でのコンテンツ視聴メインなユーザー。
地デジの4K化が未知数なことやテレビ自体のコンテンツ力の低下という面から、4Kテレビの導入と同時にVODなどにウエイトを置いても良いのかもしれませんね。
地デジの4K化を待ってたら、永遠に4Kテレビの買い時が来なさそうやから…ね。
おまけ
そういえば、テレビ番組を見るよりもAmazon Prime Videoを見てる時間のほうが多いかもっ!?
私もテレビは限られた番組しか見なくなりましたわね。
テレビ制作をしてる人からすると耳の痛い話かもだけど、それだけコンテンツが多様化したってことなんやろうね。
おわり
テレビに興味がない人こそ、4Kテレビの買い時だと思うんよね!