- 衝撃のdocomoの『ahamo』に先行エントリーをした!
- 既存プランと同トラフィックなので通信速度に期待大!
- ワンナンバーサービス対応と変な制限が無いことを祈るのみ!
docomoとahamo。
NTTドコモの新プラン『ahamo』の先行エントリーに申し込みました。サブブランドではなく、メインブランドの1プランとして展開されるahamo。提供内容を斜め読みしつつ、MNOだからこその気になる点を考えます。
提供開始は2021年3月ですか。
本来はサブブランドの予定だった感があるやんね。
NTTドコモ『ahamo』を先行エントリーした
NTTドコモの新プラン『ahamo』の提供開始日は、2021年3月ともう少し先。しかし、すでに先行エントリーをahamo公式サイトから受け付けており、かくいう私も先行エントリーに申し込みました。
は、早い……。
■ahamo先行エントリー概要
- 特典:3,000ポイント(dポイント)
- エントリー期間:2020年12月3日 〜 ahamo開始前日
- 記載事項:携帯電話番号・メールアドレス
ahamoを先行エントリーするメリットは、dポイントが3,000ポイント(期間用途限定)貰えるということ。当然、先行エントリー後にahamoを契約する必要がありますが、とりあえずは気になる…という人ならば、先行エントリーをしておいてもよいかもしれません。
ただ、NTTドコモがこういう手(5G対応で2,980円/月)を使ってきたので、KDDIやSoftBankも何か対抗策を打ってくるはず。もちろん、楽天モバイルも例外なくです。ターゲット層がデジタルネイティブ(1980年以降に生まれた人)なので、比較的メディアリテラシーも高いはず。だからこそ、よく吟味するのも手でしょう。
私は飛びつく派なんだけどねー。
サービス概要
ahamo | ||
サービスイン | 2021年3月 | |
利用料金 | 2,980円/月 | |
データ容量 | 基本容量 | 20GB/月 |
データ追加 | 1GB/500円 | |
超過後速度 | 最大1Mbps | |
通話料金 | 基本料金 | 20円/30秒 |
かけ放題 | ○ (5分以内/1回) |
|
通信システム | 3G(FOMA) | × |
4G LTE | ○ | |
5G NR | ○ | |
事務手数料 | 新規契約 | 0円 |
機種変更 | 0円 | |
MNP転出 | 0円 | |
備考 | 特典 | 1,000円利用でdポイント10P付与 |
支払い | クレジットカード 口座振替 |
|
その他 | キャリアメール非提供 海外ローミング対応 2年縛りなし 違約金なし 契約には要dアカウント 20歳以上のみ本人名義で契約可能 オンライン受付のみ |
ahamoプラン概要
※価格表記はすべて税別。
ahamoはオンラインでしか受け付けしておらず、そこがネックと思う人もいるかもしれません。ただ、人件費をコストカットできたからこそ実現できた新プランでしょうし、ターゲットがデジタルネイティブ世代なので、個人的には妥当だと判断しています。デジタルネイティブ世代以外と総務省がどう思うかは分かりませんが……。
UQ mobileの20GBプラン(スマホプランV)は、月額3,980円。Y!mobileの20GBプラン(シンプル20)は、月額4,480円。
そう考えると、詳しいサービスの内訳が出ていませんが、ahamoの価格設定は良い出来でしょう。本来なら、UQ mobileとY!mobileの料金と詳細に比較すべきなのでしょうが、おそらくKDDIとSoftBankが対抗策として値下げすると予想されるので、今比較しても早々にガベージコレクションされるのでやめました。
NTTドコモがどう思っているかは分かりませんが、ahamoのライバルはUQ mobileやY!mobileではなく、楽天モバイルの『Rakuten UN-LIMIT V』でしょう。ahamoの内容を見ていると、楽天モバイルは新キャンペーン等を打たないと、同社のユーザーがahamoに流れる可能性も大きい気がします。
私の予想としては、
- UQ mobile:5G対応で2,980円 or 4Gのままで値下げ
- Y!mobile:同上
- 楽天モバイル:料金値下げ or 無料キャンペーン延長継続
って、感じかなー!?
楽天モバイルのデータ容量無制限は魅力的ですが、
- エリアが狭い
- プラチナバンドがない
- 無料通話にRakuten Link(≒ IP電話)必須
というボトルネックがありますものね。
RCS(Rakuten Link)はいいけど、プラチナバンドがねー。
えーと…楽天モバイルの話になってない?
注意点
■ahamoの注意点
- 3G(FOMA)非対応
- 海外ローミングエリアの限定
- 既存割引は適用不可
- キャリアメール非対応
ahamoの大きなネックとなるのは、3G回線が提供されないことと、キャリアメールが使えないということ。
MVNOユーザー的にはキャリアメールはどっちでも…ですが、キャリアメールが欲しい人からすれば痛いポイント。個人的には、3G回線が提供されないのが怖いところ。たまに、3Gしか入らない(auとSoftBankはそもそも圏外)の地域に仕事で行くことがあるのですが、ahamo一本化するとそこで詰む可能性大。ここは生活圏・移動圏のモバイルブロードバンドインフラをよくチェックしたほうがよさそうです。
IIJmioのeSIMが通話対応なら、1デバイスでここを補完しあえるのになー。
気になる点
■ahamoの気になる点
- eSIM(Apple Watch用のワンナンバー)提供の有無
- テザリング機能の利用制限
ahamoがメインブランドとして出ているからこそ、『ワンナンバーサービス』に対応していると個人的にはかなり嬉しい。ただ、ここは既存プランとの差別化要因として、ahamoでは非対応になりそうな予感。月額使用料をちょっと高くしてもよいので、ワンナンバーサービス対応は実現してほしいのが本音です。
あとは、ahamoで提供されるテザリングに変な制限が入らないことを祈るだけ。ahamoはNTTドコモの既存プランと同じトラフィック*1なので、高速テザリング用途としてはかなり使えると踏んでいます。だからこそ、トラフィック増大時等にahamoユーザーが割を食うことだけはないと嬉しいところ。
*1ahamo会見後の質疑応答で明言。
まとめ「docomoの本気がahamoである」
——私が初めて契約した携帯回線がDoCoMo(機種はP901iTV)でした。
そこから au → SoftBank → MVNO数社&楽天モバイル と渡り歩いてきて、十数年ぶりにdocomoブランドと契約することになりそうです。それくらい、今回の『ahamo』はモバイルブロードバンドギークとしては魅力的。
最大手のNTTドコモが風穴を開けてくれたので、KDDIもSoftBankも動かざるを得なくなりました。まさに、docomoの本気の虎の子が『ahamo』なのです。
それにしても、ahamoの名前にサブブランド臭を感じるあーる。docomoとahamoでゴロが良いし、文字数も小文字も揃ってるし……。
おまけ
ahamoは契約するとして、問題は何を解約するかなんだよねー。
こうなるとMVNOは厳しいですわね。
うーむ、IIJmioのeSIMとか1契約複数SIMっていう立ち回りが、MVNOのある種の正解かもしれませぬなー。3大キャリアは踏み込まなさそうだしっ!
こうなると、都市部ではモバイルWi-Fiルーターも危ういやんね?
楽天回線エリア内なら、
Rakuten UN-LIMIT V + ahamo
の運用が安くて速くて無制限だもんねー。悩むぞぞぞ……。
おわり
UQ mobile移行直後の衝撃…ぴゃぁ!