- 『Apple Event “Scary fast.”』 → Mac関連の新製品発表イベント
- 発表されたのは『MacBook Pro (M3/M3 Pro/M3 Max)』『iMac (M3)』
- 終わることを知らない円安ドル高により前モデルよりも価格設定は割高
2023年10月30日午後5時(PT)、『Apple Event “Scary fast.”』が開催されました。
そこで本稿では、このイベントで発表された内容を、3分で読める程度に圧縮して総括します。
抗ってますわね、Lightningコネクタ規格。
こうなったら、さっさと廃止してほしいんやけどね。
目次
TL;DR
- MacBook Pro 14インチ
- MacBook Pro 16インチ
- 発売日は2023年11月7日
- 日本価格は¥248,800から
- 製品概要
- 基本的にはマイナーチェンジモデル
- 新色『スペースブラック』登場(M3 Pro/M3 Maxモデルのみ)
- プロセッサは『M3』『M3 Pro』『M3 Max』の3ラインナップ(M3モデルは14インチのみ)
- M3モデルのみインターフェースが一部スペックダウン
- iMac 24インチ
- 発売日は2023年11月7日
- 日本価格は¥198,800から
- 製品概要
- 基本的にはマイナーチェンジモデル
- プロセッサは『M3』
- Apple M3
- Apple M3 Pro
- Apple M3 Max
- 3nmプロセス
- コンシューマ向けとしては業界初
- 次世代CPU
- Eコアは30%高速化(Apple M2ファミリー比)
- Pコアは15%高速化(Apple M2ファミリー比)
- 次世代GPU
- Dynamic Caching(リアルタイムでハードウェアのローカルメモリ使用量を割り当てる機能)
- ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング
- メッシュシェーディング
- 強化されたNeural Engine
- 最大搭載可能RAM
- M3は最大24GB
- M3 Proは最大36GB
- M3 Maxは最大128GB
- 3nmプロセス
『Apple Event “Scary fast.”』で発表された製品
MacBook Pro (14インチ/16インチ)
- 2023年10月31日(日本標準時)
- 2023年11月7日(日本標準時)
- 14インチ
- ¥248,800から
- 16インチ
- ¥398,800から
iMac (24インチ)
- 2023年10月31日(日本標準時)
- 2023年11月7日(日本標準時)
- ¥198,800から
『Apple Event “Scary fast.”』の内容を振り返り
①Introduction
オープニングムービーのあと、登場したのはAppleのロゴマーク。
開催される時間帯が夕刻ということもあり、いつものApple Eventとは雰囲気も異なります。おそらく、Hallowe'enを意識しているのでしょう。おどろおどろしい。
そして、Tim Cook CEO登場。
②M3, M3 Pro, M3 Max
新しいApple Silicon、Apple M3ファミリーこと、『M3』『M3 Pro』『M3 Max』が発表。
Apple M3ファミリーのサイズ比較は、上画像のとおり。
プロセスルールは、ついに“3nm”まで達しました。
Apple M3ファミリーは、次世代のGPUを採用。
リアルタイムでハードウェアのローカルメモリの使用量を割り当てる、『Dynamic Caching』という機能を新搭載。
これにより、プロ向けアプリやゲームのパフォーマンスが大幅に向上するとのこと。
こちらが、Apple M3の内訳。
こちらが、Apple M3 Proの内訳。
こちらが、Apple M3 Maxの内訳。
Apple M3ファミリーのトピックは、3nmプロセスを採用したこと。そして、GPUの大幅強化。
③MacBook Pro
新型『MacBook Pro (14インチ/16インチ)』が登場。
そして、新色『スペースブラック』が追加されます。
当然、搭載されるプロセッサは『M3』『M3 Pro』『M3 Max』。
基本的にはマイナーチェンジ。ですが、M3搭載モデルのみ、新たに廉価モデルとして、一部インターフェースを削った筐体として登場しております。これが、Touch Bar搭載MacBook Proの後継機種的な立ち位置となります(Touch Bar搭載MacBook Proは終売)。なお、M3搭載モデルには『スペースブラック』カラーはありません。
④iMac
新型『iMac (24インチ)』が登場。
こちらは、SoCを『M3』に載せ替えたマイナーチェンジ。
残念ながら、Magicアクセサリ(Magic Mouseなど)のインターフェースは『Lightning』のまま。
まとめ「GPUが弱いとは言わせない」
- MacBook Pro 14インチ
- MacBook Pro 16インチ
- iMac 24インチ
いずれも、2023年11月7日より発売開始。
- Apple M3
- Apple M3 Pro
- Apple M3 Max
コンシューマ向けとしては業界初の3nmプロセスを採用。
『Dynamic Caching』機能を搭載し、従来よりも大幅にGPUを強化している。
「Apple SiliconはGPUが弱いから」なんて言われていたのも、今は昔。
メッシュシェーディングも、レイトレーシングも、どんと来いなパワーアップを遂げております。
うーん、アクセサリ類はUSB Type-Cに切り替えてほしかったですな。
おまけ
円安ドル高じゃなかったら、飛びついて買えたんだけどねー。
ますますレートが悪くなってきましたわね。
こればっかしは、Appleが悪いわけじゃないけどね。
てか、『Apple Vision Pro』って、『M2』搭載だったよね!?
発売される前から、型落ちのプロセッサを搭載することに……。
……た、確かに。
おわり
- Apple supercharges 24‑inch iMac with new M3 chip - Apple Newsroom
- Apple unveils M3, M3 Pro, and M3 Max, the most advanced chips for a personal computer - Apple Newsroom
- Apple unveils the new MacBook Pro featuring the M3 family of chips, making the world’s best pro laptop even better - Apple Newsroom
完走した感想は、「新型Macだけ、新型iPadはおあずけ。微妙にLightningが残ってるぞ」であーる。