- 複数OS間で同期できる『付箋アプリ』を探した!
- 比較した結果『Microsoft Sticky Notes』が最有力!
- macOSで使うには“離れ業”が必要!
付箋を複数OS間で同期したい!
使っている人も多い『付箋アプリ』。便利なのだが、“クラウド同期”という観点で見ると、意外とできないものばかり。そこで目をつけたのが『Microsoft Sticky Notes』というアプリ。これをWindows 10・macOS・iOSで同期してみます。


macOSにはSticky Notesアプリはありませんものね。

うぬ、そこなんだよねー。
目次
『付箋アプリ』のクラウド同期比較
付箋系のアプリは、Mac・Windowsともにチラホラとあります。
その中でも“複数OS間での同期”というところから、今回はMicrosoft純正の『Microsoft Sticky Notes』をチョイス。まずは、その採用背景を各付箋アプリを比較して語っていきます。

ってことで、付箋アプリのクラウド同期対応状況を表にしてみたぞー!
スティッキーズ | Microsoft Sticky Notes | MemoZou | Memo - Sticky Notes | |
macOS | - | - | ○ | ○ |
Windows 10 | - | ○ | △¹ | - |
iOS | - | ○ | △¹ | ○ |
各付箋アプリのクラウド同期対応状況。
¹Evernoteで閲覧可能。
有名どころの付箋アプリ(といっても、絶対数が少ない)のクラウド同期対応状況を考えると、どれも帯に短し襷に長しというような感じ。いや、それ以前とも言えなくもない状況。
Apple純正の『スティッキーズ』なんかは、クラウドなんてどこ吹く風。未だに旧インターフェースを使っていることから、しれっとそのうちなくなりそうな予感もしている。
Windows 10の対応状況を考えると、Evernoteの拡張機能を利用して使える『MemoZou』か、Microsoft純正の『Microsoft Sticky Notes』を選ぶのがベターな予感。ただ、MemoZouはEvernoteありきなのでボツ(でも良アプリだよ)。そうなってくると、消去法的にMicrosoft Sticky Notesになってきそう。
こういう感じで、付箋アプリをクラウド同期という観点から考えた結果、『Microsoft Sticky Notes』が、なんとか複数OS間での同期がまだ可能そうだったので選んだという感じです。

消去法やったんやね。

メモアプリはクラウド同期できるのすっごいあるけど、付箋アプリになると全然なくなるんだよね。謎だー。
複数OS間でMicrosoft Sticky Notes同期
そういうわけで、Microsoftの付箋アプリ『Microsoft Sticky Notes』を、
- Windows 10:Microsoft Sticky Notesを利用
- macOS:Chromeアプリを利用
- iOS:OneNoteアプリを利用
という方法で、それぞれ同期してなんとかやってみます。

いざ、検証だーーー!
Windows 10:Microsoft Sticky Notesを利用
Windows 10では、当然の当然で『Microsoft Sticky Notes』を普通に使います。当たり前ですな。
Windows 10間では、Microsoft Accountでクラウド同期されます。なので、かなーり管理が楽。最近のMicrosoftらしく、非常に使い勝手が良くなっており、Windows 10を使っているならぜひ使ってほしいアプリのひとつだったりします。
macOS:Chromeアプリを利用
macOSの場合は、Microsoft Sticky Notesが存在しないので、ちょっとした離れ業をします。
Google Chromeには『Chromeアプリ』という機能があり、Web上のサイトやアプリを単一アプリ化できる機能が備わっています。
そのChromeアプリに、Web上のMicrosoft Sticky Notesを登録する。すると、Webアプリ版のMicrosoft Sticky Notesが、あたかも単一のアプリとして画像のように動いてくれるわけです。
普通にブラウザー上でMicrosoft Sticky Notesを操作するのと違い、ウインドウが小さくて済むのが魅力。じゃないと、付箋アプリっぽくないですから。これで、macOSでもMicrosoft Sticky Notesが使えたというわけですな。

ブラウザー版(Webアプリ版)のMicrosoft Sticky Notesはここからアクセスできるよー!
iOS:OneNoteアプリを利用
iOSの場合は、OneNoteアプリを使います。
実は、iOSのOneNote内にMicrosoft Sticky Notesが一緒になって保存されています。
なので、iOS版OneNoteの付箋タブをタップすれば、画像のようにMicrosoft Sticky Notesが表示されるという感じですな。
OneNoteと一緒になっているので、ちょっとシンプルさに欠ける感じがあるが、Microsoftが純正アプリとしてリリースしているので動作安定度は高い。
当然、本家のアプリなので、Windows 10版と同じようなことが、このiOS版のMicrosoft Sticky Notes(OneNote)でも使えます。

これで3つのOS間でMicrosoft Sticky Notesの同期ができたぞー!
まとめ「付箋Appをクラウド同期するならMicrosoft Sticky Notes」

もう一度おさらいすると、Microsoft純正の付箋アプリ『Microsoft Sticky Notes』なら、
- Windows 10:Microsoft Sticky Notesを利用
- macOS:Chromeアプリを利用
- iOS:OneNoteアプリを利用
という複数OS間でクラウド同期して利用可能ということです。
Chromeアプリで使えることからも、ブラウザー上で動作することも魅力のひとつ。つまり、Linuxでも動かそうと思えばいけるということ。Microsoft Sticky Notesはなかなかに万能ですな。

できれば、macOS版の専用アプリを出してほしいっ!
おまけ

強引だけど、これで解決かなー!?

確かに、macOSでの使い方は“離れ業”ですものね。

まぁ、複数OS間で同期できるってだけでも、存在価値は高そうやと思うけどね。

うむー、MS様に期待ですなー。
おわり
キモはmacOSで、どうやって同期するかだっ!