- iPhoneやMacBookにあって『iPad』にない機能とは!
- その“ない機能”とは『バッテリー充電の最適化』だ!
- AirPodsにまで搭載されている機能だから謎が深まる!
“コレガワカラナイ”
多くのAppleデバイスには『バッテリー充電の最適化(最適化されたバッテリー充電)』という、過充電防止機能が搭載されています。…ところがこの機能、なんとiPadには“ない”のです。
え!?
謎ですわね。
目次
『バッテリー充電の最適化』とは?
本題に入る前に、そもそも『バッテリー充電の最適化』とは何か、ということについて少しおさらい。
この『バッテリー充電の最適化』とは、いわゆる過充電防止機能のひとつ。
ユーザー自身が、充電の閾値(例:80%)を設定してバッテリーの過充電を防ぐ、というのが一般的な過充電防止機能のスタイル。ですが、Appleの『バッテリー充電の最適化』は、任意で閾値を決めたり、強制的に閾値で充電を止めることはできません。
『バッテリー充電の最適化』では、オンデバイスで機械学習機能を用いて、特定の条件下になると自動で80%まで充電したら、充電速度を遅くしたり、充電そのものを止めたりする、というものになっています。つまりは、アルゴリズム任せというわけです。ユーザー自身が、「毎回充電を絶対80%で止めたい」ということはできません。
ですので、一般的なノートパソコン(ThinkPadやVAIO)やスマートフォン(XperiaやGalaxy)に搭載されている過充電防止機能とは、少々毛色の異なったものになります。
そうそう、『バッテリー充電の最適化』が機能名なんだけど、以前は『最適化されたバッテリー充電』と言われてたようですな。
英語だと『Optimized Battery Charging』ですね。
うーん、ネーミングが分かりづらいあーる。
『バッテリー充電の最適化』の対応状況
そんな『バッテリー充電の最適化』ですが、どのAppleデバイスに搭載されている機能なのでしょうか。
そこで、『バッテリー充電の最適化』の対応状況をデバイス別に確認していきます。
なお、各Appleデバイスは、2022年3月時点での最新のもので、かつOSも最新のものにして確認しております。なので、デバイスやOSによっては非搭載のものがあることを、あらかじめご了承ください。
MacBook
MacBook Pro・MacBook Airには、『バッテリー充電の最適化』機能が搭載されています。
『システム環境設定』 → バッテリー → バッテリー → バッテリー充電の最適化
iPhone
iPhoneには、『バッテリー充電の最適化』機能が搭載されています。
『設定』 → バッテリー → バッテリーの状態 → バッテリー充電の最適化
iPad
iPad・iPad mini・iPad Air・iPad Proには、『バッテリー充電の最適化』機能が搭載されていません。
あれれ〜?おかしいぞ〜?
…某名探偵ばりの白々しさやね。
Apple Watch
Apple Watchには、『バッテリー充電の最適化』機能が搭載されています。
『設定』 → バッテリー → バッテリーの状態 → バッテリー充電の最適化
AirPods
AirPods(第3世代)・AirPods Proには、『バッテリー充電の最適化』機能が搭載されています。
AirPodsをiPhoneに接続 → iPhoneの『設定』 → Bluetooth → デバイス名右端のi → バッテリー充電の最適化
iPadだけ非搭載の謎
ここまででお分かりのとおり、なぜか『iPad』シリーズにだけ『バッテリー充電の最適化』機能が搭載されていません。
『バッテリー充電の最適化』は、iPhoneやMacBookはもちろん、Apple Watch、ましてやAirPodsにまで搭載されている機能です。ならば、当然iPadにも搭載されているのが普通では…と思ってしまうのですが、現実はそうではありません。
「実は気づいていないだけで、設定の奥深くにあるのでは?」と思い、Apple公式サイトで『バッテリー充電の最適化』に関する記述を読み進めてみました。すると、やはりiPadのバッテリーに関するページにだけ、『バッテリー充電の最適化』に関する記述がありませんでした。
正直、なぜiPadだけ『バッテリー充電の最適化』機能を非搭載にするのか、この理由はサッパリ分かりません。
過充電防止という観点では、iPhoneやMacBookに搭載するのであれば、iPadにも当然搭載すべきでしょう。むしろ、AirPodsこそ、『バッテリー充電の最適化』は不要な気もします(知らないとバッテリー寿命が短いと勘違いしそうですし)。
そう考えると、AppleのiPadに対する考え方というのに、いささか疑問を持ってしまいます。「iPadは充電しながら使わないでしょ」とでも思っているのでしょうか。
まったく理解できませんわね。
だよねー。
iPadだけ非搭載でもいい理屈が思い浮かばないのであーる。
まとめ「過充電防止機能は遍く搭載すべき」
「iPadにも『バッテリー充電の最適化』が欲しい!」…に尽きます。
どういうロジックをもってすれば、iPadだけ『バッテリー充電の最適化』を搭載しないという答えが導き出されるのか、これがまったく分かりません。
もし、明確に非搭載にしている理由がないのであれば、次期iPadOSで『バッテリー充電の最適化』の導入を図ってほしいものです。
この謎は、死んだパイナップル原作の某名探偵でも解けないでしょうな。
おまけ
『謎』と言えば、小松未歩!
懐かしいですわね。
この世であなたの愛を〜手に入れるもの!
わっ!歌い始めた!!
というか、小松未歩さん自体が“謎”が多かったよね。
た、確かに……。
おわり
…な・ん・で!?