PayPayは祭りになっているが。
徐々に普及しているQRコード決済。FeliCaと同様“乱立状態”に…。複数使うのもアレなので、ベストなQRコード決済を数社比較した上で、結論づけます!
目次
日本のQRコード決済
世間では『PayPay』がキャンペーンで話題になっていますが、日本におけるQRコード決済は、まさに乱立状態になっています。
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楽天ペイ
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Origami Pay
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LINE Pay
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PayPay
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d払い
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PAY ID
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paymo
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pring
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pixiv PAY
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ゆうちょPay
がありますね。
主要5社の比較表
簡単ではありますが、個人的に覇権争いに参加できそうな5社をピックアップして、表にまとめてみました。
サービス名 | 楽天ペイ | Origami Pay | LINE Pay | PayPay | d払い |
運営会社 | 楽天株式会社 | 株式会社Origami | LINE株式会社 | PayPay株式会社 | 株式会社NTTドコモ |
加盟店手数料 | 3.24%〜 | 〜3.25% | 0%¹ | 0%² | 不明 |
主な日本のQRコード決済の比較表。
¹2021年7月まで。以降は2.45%〜。
²2021年9月まで。キャンペーン後の手数料は非公表。
比較をしてみたのですが、QRコード決済自体の仕組みはどこも一緒なので、加盟店手数料をどうするかになりそうです。なお、2社0%がありますが、キャンペーンなのでそうなっているだけです。
ちなみに、クレジットカードの加盟店手数料は、コンビニで1%、飲食店で5%といわれています。
予想通りの乱立状態
FeliCaのときもそうでしたが、やはり“乱立状態”になってしまいました。調べただけでも10社はQRコード決済に参入していますからね。
私たちも店舗も覇権争いに巻き込まれている感じですね。
QRコードとFeliCa
いわゆるFeliCaチップが入っているスマホだと、
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QRコード
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おサイフケータイ
のどちらでも決済が可能です。
以前の記事でも書きましたが、QRコード決済は導入が非常に容易です。
これは、アプリを入れるだけで済むスマホを持つユーザーにとっても、余計な設備投資をしないで済む店舗側にとっても、大きなメリットになっています。
なので、高速な処理を必要とする交通系IC(Suicaなど)以外は、いずれはQRコード決済になっていくと思います。そうなれば、QUICPayもiDも過去のものになる気がします。
QRコード決済予想表
個人的な予想ですが、
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本命:楽天ペイ
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対抗:PayPay
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単穴:Origami Pay
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連下:LINE Pay
だと思っています。
楽天ペイ
本命の楽天ペイは、楽天のエコシステムとの連携が強みでしょう。
本来、楽天スーパーポイントが使えないLAWSONでも、ポイントが使える・貯まるようになっていますし、加盟店の多さも魅力的です。
PayPay
対抗のPayPayは、後発ながら“例の”キャンペーンで一気に普及しそう。
もはや完全バラマキな100億円あげちゃうキャンペーンも、加盟店手数料を3年間0円にするのも、完全に覇権を握るための“信長攻撃”でしょう。
Origami Pay
単穴のOrigami Payは、ベンチャー的なアプリの使い勝手がよき。
エコシステムがないぶん、アプリを洗練させて使いやすくさせていたり、クーポンを使ったサービスを評価したい。ポイントよりも現金値引き(現金じゃないけど)派な人はこれな気がします。
LINE Pay
連下のLINE Payは、ちょっと…いや、かなり厳しい様子。
LINE自体はかなり普及してしますし、穴を開けそうな手はありそうなのですが、近年のLINEを見ていると、期待できないようにも思ってしまいます。キャンペーンを完全にPayPayに食われてしまったのも痛いところ…。
総評:キモは加盟店舗!敗者は淘汰されるかも?
ユーザー的には、一番便利なところが残ればよいと思うのですが、やはりキモは加盟店舗の多さになってきますよね。
特に、クレジットカードで取り込めなかった“個人店”の層を、どこまで取り込めるかで勝負が決まると思います。それには、手数料の問題がありますが、その点ではPayPay優勢かも知れません。
にしても、キャッシュレス化進みましたね!
おまけ
おわり