- iPad mini(5th Gen)に最適なBluetoothキーボードを探す!
- モビリティとユーザビリティを両立させるとApple純正に着地しそう!
- 新型iPad miniが出るならSmart Keyboard対応でお願いしたい!
“mini”でも快適な開発をしたい!
現行iPadファミリーで、唯一Smart Keyboardに非対応な『iPad mini』。しかも、新型も一向に出ず。…そんなiPad miniだけど、サイズ感は最高。だから、iPad miniに適したBluetoothキーボードを探す旅に出ました。
日本人の8タブ好き率は異常ですわ。
UMPCとかPDAも、そんな感じやんね。
目次
miniにKeyboardの力を!
——愛しのiPad miniにSmart Keyboardを力を!
冒頭で話したように、現行のiPadファミリー(Pro・Air・mini・無印)の中で、唯一Smart Keyboardに対応していない『iPad mini(5th Gen)』。
iPad mini(5th Gen)の発売年が2019年ということもあり、そろそろ新型が出てもよい頃…と思ってはいるのですが、相変わらずの放置プレイになっています。よくよく考えれば、1つ前のiPad mini(4th Gen)が発売されたのは2015年だったので、Apple的には力を入れていないシリーズなのかもしれません。
そうはいっても、iPad miniのサイズ感は最高のひとこと。これでキーボードが使えたら、もっともっと有用なのにと思ってしまう。ただ、Smart Keyboardは非対応。こればかりは仕方のないこと。
…そこで、iPad miniと相性の良さげなBluetoothキーボードを探そうと旅に出たわけなのです。ですなの。
事前学習
iPad mini (5th Gen・2019) |
iPhone 12 Pro Max | |
ディスプレイ | 7.9インチ | 6.7インチ |
サイズ | 134.8×203.2×6.1mm | 78.1×160.8×7.4mm |
質量 | 300.5g(Wi-Fi) 308.2g(Wi-Fi + Cellular) |
226g |
iPad miniとiPhone 12 Pro Maxのサイズと質量
Bluetoothキーボードを選定する上で肝要なのが、そのサイズ感なはず。
なので、先にiPad mini(5th Gen)のサイズと質量を頭に入れておきます。せっかくなので、iPhone 12 Pro Maxのサイズと質量も併せて記載しておきます。Bluetoothキーボード購入時の参考にどうぞ。
選定条件
■求めるもの
- 小型軽量
- Macに即したキー配列
- 変則配列ではない
■妥協したもの
- 折りたたみ機構
- USB Type-C充電
- マルチペアリング
- スタンド機構搭載
本当はいろいろ求めたいのですが、求めすぎると“候補がゼロ”になる気しかしなかったので、自分の中で妥協ポイントも決めておきました。それくらい、iPad mini向けなBluetoothキーボードって、意外と少ないのです……。
本当ならば、可搬性に優れる折りたたみタイプが理想だったのですが、キー配列が変則的だったり、一部のキーがコンビネーションキー扱いになっていたので、今回は惜しみつつ却下に。私はあくまで文字を快適にタイピングするためのBluetoothキーボードを探しているので、そのあたりが多少犠牲になってもよいのであれば、折りたたみタイプはアリでしょう(個人的にはiClever IC-BK06 liteがおすすめ)。
Bluetoothキーボード側にスタンド機構があるとより便利なのですが、iPad miniとiPhone 12 Pro Maxともに、『MOFT』というタブレットスタンドを装着しているので、個人的にはなくても大丈夫。ただ、マルチペアリングに関しては妥協しきれない部分もあったりします。
ここが悩ましいポイントあーる。
Bluetoothキーボード候補
[1]Logicool Keys-To-Go
サイズ | 242×137×6mm |
質量 | 180g |
Logicool Keys-To-Goのサイズと質量
■ここがすき!
- iPadOSに適したキー配列
- 超軽量&超薄型
- バッテリー持ちが良い
■ここがうーん?
- マルチペアリング非対応
- 打鍵感がフニャフニャ
デザイン的にも、サイズ感的にも、サードパーティー製品の中ではベストだと感じるのが、Logicoolの『Keys-To-Go』。
かなり前から売られているロングラン製品ですが、いまだにiPadやiPhoneで使うのであれば、このKeys-To-Goが最適解な気もします。薄型軽量なのが最高なのですが、個人的にはマルチペアリング非対応というのが何とも残念。また、開発でガシガシ使うなら、もう少し打鍵感を心地良いものにしてもらえると…な感じ。
[2]Microsoft Designer Compact Keyboard
サイズ | 284.07×110.77×9.05mm |
質量 | 288g |
Microsoft Designer Compact Keyboardのサイズと質量
■ここがすき!
- 美しいキー配列
- マルチペアリング対応
- バッテリー持ちが良い
■ここがうーん?
- Windowsライクなキー配列
- 決して軽量ではない
最近販売されているのを知って、試した結果、かなりアリだと感じているのが、Microsoftの『Designer Compact Keyboard』。
Windowsの総本山、Microsoftが販売しているBluetoothキーボードなので仕方ないところなのですが、ガッツリWinなキー配列なのが…というところ。ただ、気になるのはそこだけ。キー配列自体は素直で、しかも非常に打ちやすい。しかも、マルチペアリングにも対応しているのです。すごいぞ。
[3]Lenovo ThinkPad TrackPoint Keyboard II
サイズ | 305.5×164×13.7mm |
質量 | 516g |
Lenovo ThinkPad TrackPoint Keyboard IIのサイズと質量
■ここがすき!
- 最高峰のキータッチ
- トラックポイント搭載
- 専用2.4GHzドングル接続対応
■ここがうーん?
- マルチペアリング非対応
- Windowsライクなキー配列
- サイズ感が大きめで重ため
Bluetoothキーボードで打鍵感を追い求めるなら、これ一択。それが皆さんご存知、Lenovoの『ThinkPad TrackPoint Keyboard II』。
最大のメリットはトラックポイントが搭載されていること。これにより、マウスを別途用意しなくてもよくなるという、絶大なるアドバンテージを手にすることが可能に。しかし、キーボード本体が516gと重たいのと、マルチペアリング非対応なのが厳しいところ。
[4]Prestigio Click&Touch 2
サイズ | 280×128×11.7mm |
質量 | 283g |
Prestigio Click&Touch 2のサイズと質量
■ここがすき!
- トラックパッド一体型
- 比較的コンパクトなサイズ感
- マルチペアリング対応
■ここがうーん?
- 日本での入手性が悪い
- 使い勝手は未知数
数年前から気になっているのが、Prestigioの『Click&Touch 2』。ちなみに、Prestigioはベラルーシの企業です。
見た目は普通のBluetoothキーボードなのですが、キートップの一部がタッチセンサーになっている変わり種。要するに、トラックパッド機能を備えているわけです。なので、使い勝手さえ良ければマウスは不要。問題なのは、日本未発売(もうすぐ発売されるそう)なので、肝心の打鍵感を確かめられないこと。
これは今回とは別件で欲しくなってるぞぞぞ……。
[5]Apple Magic Keyboard
サイズ | 279×114.9×4.1–10.9mm |
質量 | 231g |
Apple Magic Keyboardのサイズと質量
■ここがすき!
- 純正ゆえの完璧なキー配列
- バッテリー持ちも良好
- 意外と軽量
■ここがうーん?
- マルチペアリング非対応
最後は言わずもがなのApple純正キーボードこと、『Magic Keyboard』のBluetooth接続のほう。いわゆる、iMacの付属品です。
私は以前、iMac Retina 5K(2019)を使っていたので、使いやすさに関してはすでに確認済。もうすぐ発売される、新型24インチiMacには『Touch ID搭載Magic Keyboard』がバンドルされていますが、残念ながらiPadではTouch IDは使えないようです。
純正がベストじゃないのか説
キー配列、サイズ、キータッチ…さまざまな事項を考慮した結果、結局はApple純正のBluetoothキーボード(Magic Keyboard)がベストじゃないのか説にたどり着きました。
本末転倒ですわね……。
やっぱり純正が一番なわけやね。
どうやって持ち運ぶかの問題があるけど、これ以上の使いやすさがあるBluetoothキーボードが見つからなかったのであーる。
まとめ「Bluetoothキーボード探訪が終わらない」
不完全燃焼感満載になってしまったのですが、モビリティとユーザビリティのバランスを考慮すると、結局はApple純正のBluetoothキーボードである『Magic Keyboard』が良さげ…という、小一時間無駄にした結論が出てしまいました。
折りたたみBluetoothキーボードで、キー配列が変則的でない製品。これが理想系ではあるのですが、それがない。やはり、どこかを妥協する必要がありそうです。
新型iPad miniがSmart Keyboardに対応すれば…ねー。
おまけ
意外と候補が少ないんやね。
LG Rolly Keyboardとかも考えたんだけどねー。
…故障率の高さで却下しちゃったけど。
ああ、一時期話題になった巻取り式ですわね。
おわり
iPad mini 6、いつ出るのー!?