- 『iMac 24インチ』は(自分的には)失敗した買い物
- Apple M1の機能制限とメモリの搭載可能容量がネック
- iMac 24インチはあくまでライトユーザー向けだった
意気揚々と買った『iMac 24インチ (M1 | 2021)』ですが、不満が募ってきたので手放すことにしました。そこで本稿では、iMac 24インチをなぜ手放すのか、について語っていきます。
iMac “Pro”ではありませんからね、仕方ないかと。
M1 Max搭載の『iMac 27インチ』が出てほしいやんね。
目次
『iMac 24インチ』をドナドナ
発売直後に飛びついて購入した『iMac 24インチ (M1)』ですが、まったく使わなくなったので手放すことにしました。
……レビュー、結局しませんでしたわね。
その情熱すらなくなったのであーる。ごめんぬ。
この『iMac 24インチ』は、『Apple Event April 2021(Spring Loaded)』で発表された製品なので、発売から約1年でお役御免と相成りました。
ちなみにですが、『MacBook Pro 14インチ (M1 Pro)』を購入してから、主な『iMac 24インチ』の役割は“デスクのオブジェ”でした。
とどのつまり、ショッピング失敗です。
Dockを見たら、まったく使っていなかったのがバレバレですわね。
……あ、ほぼ初期状態のままやん!
『iMac 24インチ』を見納め
せっかくなので、『iMac 24インチ』を見納めしておきます。
どこまでいっても“白”、これがかわゆい。
「MacBook Airも白ベゼルになる」と言われていましたが、実際にはそうならなかったので、案外珍しい存在なのかも。iPadも白ベゼルが消えつつありますし。
かなりの薄型なので、これでバッテリー駆動すれば『iPad Pro Max』として君臨できた…はず(タッチ非対応だけど)。
Touch ID搭載のMagic Keyboard、これはかなり便利でした。
嗚呼、名残惜しいあーる。
大して使ってなかったくせに……。
『iMac 24インチ』を手放す理由
①メモリの上限が16GB
『iMac 24インチ』というよりも、プロセッサである『Apple M1』の問題なのですが、搭載可能なユニファイドメモリの上限が16GBしかない、というのが結構キツいです。
デフォルトでは『iMac 24インチ』のメモリは8GBしかなく、これではどう考えても足りないということは分かっていたので、CTOで16GBに上げていました。しかし、メモリ喰いなアプリケーション(例:Adobe CC系)をヘビーに使っていくと、やっぱり16GBでも足りません。
M1 | M1 Pro | M1 Max | M1 Ultra | M2 |
最大16GB | 最大32GB | 最大64GB | 最大128GB | 最大24GB |
これがサブ機であれば納得するのですが、その後購入した『MacBook Pro 14インチ (M1 Pro)』にメモリ容量で抜かれてしまったため、完全に手持ち無沙汰となってしまったのです。
これがラップトップだったら、そのままサブ機に格下げするという案もありました。ただ、モバイルできないデスクトップをサブ機として運用するのは、現実味に欠けるし、絶対使わなくなるオチが見えていたので、手放すことにしたわけです。
②Apple M2の登場
プロセッサは絶えず進化するものなので仕方ないのですが、後継となる『Apple M2』搭載のMacが登場した、これもひとつの要因。
今回のiMac 24インチとは別で、『Apple M1 Pro』や『Apple M2』が搭載されたMacも使っていますが、実際のところは『Apple M1』でも書き出し速度などに不満はありません。
ただ、2023年春ぐらいに『Apple M2』が搭載された、新型iMac 24インチが出る可能性は非常に高い。なので、まだリセールバリューがあるうちに手放そうというわけなのです。
③外部ディスプレイの制限
こちらも『Apple M1』に起因するものなのですが、『iMac 24インチ』は最大1台までしか外部ディスプレイと接続することができません。
もちろん、『DisplayLinkアダプタ』を用いれば、2台目以降の外部ディスプレイとも接続できる。ですが、HDCP保護コンテンツの再生制限などから、できれば個人的には利用は避けたいところ。なので、自分の使い方とマッチしていませんでした。
余談ですが、『Apple M2』でも外部ディスプレイの最大接続数は1台のままです。これも非常に残念。
④M1 Macの『外付けSSD遅い問題』
またまた『Apple M1』に起因するものなのですが、M1 Macで外付けSSDを使うと速度低下が起こる、という問題があります。
なお、速度低下が生じるのは、USBプロトコル接続時のみで、Thunderboltプロトコル接続のときには速度低下は生じません(検証済)。
なので、Thunderbolt 4ケーブルを持っておけば大丈夫なのですが、このあと登場した『Apple M2』や『Apple M1 Pro』では直っている問題なので、正直モヤモヤはします。
⑤ケーブルのブリードアウト現象
iMac 24インチに付属するACケーブルですが、ケーブル部分が早い段階からブリードアウトしてベタベタします。
Apple製品のケーブルはブリードアウトが早く、Apple TVのACケーブルもすぐにブリードアウトします。つまり、Apple製品あるあるなのですが、もう少し良質な添加剤を使ってほしいところ。
地味に嫌なポイントだから、何とかしてほしいあーる。
まとめ「『iMac 24インチ』自体に不満はない」
とどのつまり、『iMac 24インチ』自体には不満はありません。ただ、『Apple M1』を搭載したデスクトップ型Macに不満が出てしまったのです。
同じApple M1搭載機でも、ラップトップであれば許容できる。しかし、メイン機として使う可能性が高いデスクトップだと、これらの不満が消化不良を起こしてしまった。ただ、それだけの理由ですし、理解した上で購入しなかった自分のミスなのです。
『Mac Studio』と『Studio Display』が発売された以上、上位モデルとして『iMac 27インチ』が出る可能性は低い。そこだけが、iMac好きとしてはモヤモヤするのでした。
あ、あとからVESAマウントが付けられない仕様も不満ですな。
おまけ
『Mac Studio』と『Studio Display』、値上げしなかったら買ってたんだけど…ねー。
タイミング的には良くないですよね。
あと、最近は3DCGやVRコンテンツを扱うことも出てきたから、そもそもMacよりWindowsになりつつあーる。
Apple純正のVR HMD、噂はずっと出てるんやけどね。
おわり
良いマシンだとは思うけど、ヘビーに使うデスクトップとしては物足りなかったのであーる。