- Samsung Galaxyの『Bixby』機能について調べてみた!
- SiriやAlexaの仲間だけどアプローチが違う気もする!
- 日本だと全機能開放されてないから率先して使う必要はないかも!
使いこなすのが難しい!
Samsungのスマートフォンやタブレットには、『Bixby』というアプリがプリインストールされています。そのBixbyとは何か、どんな機能が搭載されているか、それらをまるっとお勉強してみます。


知ってはいるけど、使ってない……。

日本だと機能制限もあって、地味な存在ですよね。
目次
TL;DR
- BixbyはSamsung製AIアシスタント
- Voice・Vision・Reminder・Home・Touchを搭載
- 一部機能は日本国内では利用不可
- 一部機能はすでに廃止(仕様変更)
- 一部機能は開発段階

Samsung公式が「Bixbyでもっと色んなことを」って謳っているけど、確かにいろいろ遊べる感じはするぞっ!
『Bixby』とは?

『Bixby』とは、Samsungが開発したAIアシスタント(インテリジェントアシスタント)。
このBixbyには、いわゆる音声アシスタント機能だけでなく、コンテキストアウェアネス機能(ユーザーの習慣や行動パターンを解析させ、利用価値の高いコンテンツをスマートフォンが提供する機能)も備えています。

Apple Siri、Google Assistant、Amazon Alexa…のSamsung版ということあーる。

あとは、SHARPのemopaですわね。

MicrosoftのCortanaとかもあるやんね!
概要
リリース年
Bixbyが初搭載されたのは、2017年リリースのGalaxy S8/S8+。そこから、いくつか機能追加や仕様変更を経て、現行のGalaxyシリーズでも採用されています。
Bixbyキー

以前のGalaxyシリーズ(Note9等)では、Bixbyを起動する『Bixbyキー』が本体の側面に搭載されていました。ところが、このBixbyキーの存在が不評だったのか、現在のGalaxyシリーズでは廃止されています。現行のGalaxyシリーズだと、『サイドキー』の設定を変更すれば、Bixbyをワンボタンで呼び出すことが可能になっています。
対応言語
Bixbyがフルサポートしている言語は、英語(英・米)・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・北京語・スペイン語・ポルトガル語、という合計9言語。この中に日本語は含まれていないので、一部機能は日本語圏では利用できないようになっています。
搭載機能
- Bixby Voice
- Bixby Vision
- Bixby Reminder
- Bixby Home
- Bixby Routines
- Bixby Touch
Bixbyには、上記の合計6機能が搭載されています。
このBixbyに搭載されている複数の機能のうち、Samsungでは『Bixby Voice』、『Bixby Vision』、『Bixby Reminder』、『Bixby Home』、の4つを主要機能と位置づけています。
Bixby Voice

『Bixby Voice』とは、音声アシスタント機能のこと。
Bixby Voice機能は、Bixbyアプリ自体を起動したり、サイドキーを押下することによって利用可能。ウェイクワードとして『Hi, Bixby』という音声コマンドが割り当てられており、設定さえすればウェイクワードでの起動もできるようになっています。
ただ、Bixby Voiceは日本にネイティブ対応しておらず、日本在住で利用するにはVPNを使って、位置情報を偽装して初回設定をする必要があります。当然、前述のとおり、対応言語に日本語は含まれていないので、英語等で音声コマンドを入力する必要があります。
Bixby Vision

『Bixby Vision』とは、Galaxyに搭載されているカメラを利用して現実を拡張する機能のこと。
このBixby Vision機能を使うと、カメラに写しているオブジェクトを自動解析して、文字を翻訳したり、色を解析したり、商品を検索したりできます。

Google LensのSamsung版ですなー。
Bixby Reminder

『Bixby Reminder』とは、多機能なリマインダーアプリのこと。
Bixby Reminder機能は、普通にアプリから手動でリマインダーを入力することも可能ですが、Bixbyに話しかけて音声コマンドでリマインダーを入力することも可能。作成したリマインダーは、ウィジェットやAlways On display、エッジパネルで確認ができるようになっています。
Bixby Home
『Bixby Home』とは、ホーム画面を左にスワイプすると表示されるカードベースのコンテキストハブのこと。
Android OS標準搭載のGoogle Discover、このSamsung版がBixby Home機能。Bixby Homeはすでに廃止された機能で、少し前のGalaxy(Android 10以降)なら『Samsung Daily』という機能に変わっており、さらに最新のGalaxy(One UI 3以降)だとSamsung Dailyも廃止され、『Samsung Free』というニュースフィードアプリに機能変更されています。
Bixby Routines

『Bixby Routines』とは、if-thenプランニングのフレームワークのこと。
Bixbyが行動パターンを学習して、タスクやルーティンの自動化をレコメンドしてくれる機能になっています。Bixby Routinesアプリでは、起床時、通勤先、自宅、就寝前…などの行動パターンをプリセットから登録できるようにもなっています。
Bixby Touch

『Bixby Touch』は、画面とタッチするだけで翻訳やメディアにアクセスできる機能のこと。
Bixby Touch自体は、開発中でまだ正式に実装されていません。APKはウェブ上からダウンロードできるのですが、現状は日本だと使えないようになっています。
まとめ「多機能だが日本で使う意義は微妙」

SamsungのAIアシスタント『Bixby』には、
- Bixby Voice
- Bixby Vision
- Bixby Reminder
- Bixby Home
- Bixby Routines
- Bixby Touch
…という多くの機能が盛り込まれています。
ただ、日本で使えない機能が多かったり、仕様変更や開発途中の機能もあるので、少し機能性が煩雑な気もしなくもないです。Bixbyの機能の中では『Bixby Vision』はかなり面白い機能なのですが、それ以外の機能は無理して日本で使う意義は小さいかもしれません。

Google系のサービスで代替可能だから…ねー。
おまけ

日本でも機能をフル開放してほしいあーるっ!

そうでないと、評価しようがないですからね。

何だかもったいないやんね。
おわり
▽Reference
Samsung(1, 2, 3, 4)
Bixbyを活用すべしっ!