- VESA非対応の24インチiMacを買って失敗した!
- 後付けでVESA化できるマウントは一応売ってる!
- 昔みたいにVESA Mount Adapter対応にしてほしい!
“VESAしか勝たんと心に誓う”
非VESAの24インチiMacを使っているのですが、「VESAモデルにすればよかった」と大後悔。なので、VESA非対応iMacの欠点を語ったり、後付けでVESA化できるマウントを探したりしてみました。
そうなのであーる。
最初から決め打ちになるのがツラいとこですな。
…究極の選択やね。
目次
24インチiMacの後悔
冒頭で話したとおり、Apple M1を搭載した『24インチiMac』を購入して使っているのですが、標準モデル(VESA非対応のスタンド一体型モデル)をチョイスしたことを大後悔しています。
あれ?レビューしてなくない!?
…あっ。
「Apple純正の『VESA Mount Adapter』を買えば、あとからVESA化できるのでは?」と思いたくなるのですが、確かに昔のiMacの場合はそうでした。
直近だと、あの黒い『iMac Pro』は、VESA Mount Adapterを追加購入すれば、ちゃんとあとからVESA化することができます。
ところが、最新の『24インチiMac』では、
- 標準モデル(スタンド一体型モデル)
- VESAマウントアダプタ搭載モデル
を購入時に選択する仕組みになっています。
標準モデル(スタンド一体型モデル)とVESAモデルが独立して販売されていることからもお察しなように、標準モデルの24インチiMacをあとからVESA化することはできません。つまり、iMacの美しいスタンド、なんと“はめ殺し”になっているのです。
以前のiMacのイメージを持っていると、「VESA Mount Adapterを買えば良き」と思い込んでしまいそうな予感。なので、モニターアームで吊るして使いたい人は、ちゃんと『VESAマウントアダプタ搭載のiMac』を買うようにしましょう。
つまり、買うのを間違えたのでして?
いや、この情報は知ってたんだよね。
その上で「スタンドモデルでいいや」と思って買ったら、こんなことになってしまったのであーる……。
なら、控えめに言ってアホやね。
むむっ!!
スタンド一体型iMacの欠点
そういうわけで、実際に使っていて感じた(と言いつつ、最近は『14インチMacBook Pro』しか使ってないけど)、スタンド一体型iMacの欠点を語っていきます。
もちろん、好みが分かれるところなので、一概に「○○が良い」とは言えません。ですので、“VESA派に寝返った”ユーザーのいち意見として、生ぬるい目で見てやってください。
【欠点1】スタンドの高さが固定
これが“最大の欠点”なのですが、iMacに搭載されているスタンドは高さが変えられません。つまり、スタンドの昇降非対応。
この高さ固定というのが結構厄介。座高の低い人だと、常にiMacを見上げるような形になるので、長時間使っていると首が痛くなります。iMacの高さを上げるぶんには簡単ですが、高さを下げるとなると…かなり難しいのです。
昇降対応だったら、別にVESAにこだわる必要も少なかったんだけどねー。
【欠点2】スイーベル非対応
iMacのスタンドは、チルト(上下方向の角度調整)には対応しているのですが、スイーベル(左右方向の角度調整)には非対応。これもちょっとした欠点。
iMacのインターフェースは、すべて筐体の背面に搭載されています。その時点でアクセスが超悪いのですが、スタンドにスイーベル機構が搭載されていないため、追い討ちをかけるようにアクセスが悪くなってしまっているのです。
前面にインターフェースを持ってくるハブやドッキングステーションを使って、うまくやりくりしている人が多いイメージですわね。
むしろ、素の状態で使ってる人を褒めたいあーる。
【欠点3】マルチモニター環境での位置調整
これはスタンドが昇降非対応なことに起因するものなのですが、マルチモニター環境を構築する際に、各モニターの位置や高さの調整が難しくなります。
追加するモニター側をVESAで吊るせば高さ自体は合わせられるのですが、それが自分にとって見やすい位置なのかは話が別。やはり、iMacに搭載されているスタンドが昇降非対応というのが、最後までネックになってくるのです。
これはそもそもなんだけど、24インチiMacは『Apple M1』チップだから、マルチモニター環境に不向きすぎるっていうのも…つらお。
トリプルモニター環境にしようとすると、Apple M1に出力制限から『DisplayLink』に頼ることになりますからね。
そうなんだよね。
ただ、このDisplayLink対応アダプタが不安定だったり、機能制限があったりで、ちょっと微妙なのがね。うーむ。
後付けのVESA化は一応可能
前述したとおり、標準モデル(スタンド一体型モデル)のiMacでは、スタンドを外してあとからVESA化することができません。
あ、後付けのVESAキットあるではないか!ではないか!!
そこで吉報。海外では、標準モデルのiMacを強引にVESA化できる後付けのマウントキットが販売されています。なので、ちょっと(というかかなり)不恰好ですが、標準モデルのiMacを買ってしまった場合でも、一応はVESA化することはできます。
ちなみに、強引に24インチiMacをVESA化するマウントキットは、Wild Tiger Collectionというメーカーが『WTC Adapter Mount Kit』という商品名で販売しています。
現時点では日本のAmazonでは購入できないのですが、amazon.comで売られているので、日本在住でも普通に購入することができます。送料は余分にかかりますが、Amazon発送になっているので、郵便転送を使わずに直輸入が可能です。
VESA対応型iMacのすすめ
見た目的には、標準のスタンド一体型iMacのほうが美しく、Appleらしいプロダクト感を味わうことができます。私もそれ目的で、VESAが使えないのを承知の上で購入しました。
ただ、そうは言っても、昇降やスイーベルのできないスタンドというのは、いささか不便なものです。特に、マルチモニター環境を構築するならなおさら。
理想は以前のように、VESA Mount Adapterを購入して、後付けでVESA化できるようにしてくれることなのですが、一旦廃止した機構を再採用するとは考えづらいもの。せめて、Pro Display XDRのような着脱可能なスタンドになっていれば…なのですが。
そういうわけで、標準モデルの24インチiMacを買って後悔した身からすると、VESAモデルのほうがおすすめですし、今後はVESAモデルを買うことにしました。
買ってしまった標準モデルのiMacはどうするのですか?
強引にVESA化できるマウントを輸入…かなー!?
まとめ「iMacはVESAしか勝たん」
そういうわけで、タイトルのとおり、もうiMac(の非VESA)は買わない。なのです。
『VESA Mount Adapter』の機構…よかったんですけどね。復活は期待できません。そうなると、やっぱりPro Display XDRのような形になってくれれば……。
そうなるまでは、標準モデルのiMacは買わず、VESAマウントモデルを買っていきます。なので、来たる新型iMac Proを買うならVESA対応にします。
VESAこそ正義!VESAしか勝たん!!
おまけ
標準のスタンド、もっと柔軟な可動域があったら…ねー。
デザイン優先なのですかね!?
ちょっと使いづらい感は否めないやんね。
おわり
最近のiMacは、購入時に『標準のiMac』と『VESAマウントアダプタ搭載のiMac』を選ばないといけないのですよね?