果たして原因は…?
macOS 10.14 Mojaveにアップグレード後、バッテリー消費が多くなりました。その原因と解決方法を考え、試してみる…そんなお話。
目次
Mojaveアップグレード後、バッテリー消費が異常に
macOS 10.14 Mojave(以下、macOS Mojave)にアップグレード後、MacBook Proのバッテリー消費が増えました。
ちなみに、使用しているMacBookの環境は以下の通り。
詳しいスペックは書きませんが、MacBook Proの2016年モデルです。『Touch Bar』もあります。
私の症状としては、アップグレード前のOS(macOS high sierra)に比べて、アップグレード後は体感で1.2倍〜1.5倍のバッテリー消費があります。
また、このバッテリー消費の多さは、スリープ時と使用時のどちらでも発生しています。
考えられる原因
今回のmacOS Mojaveの“バッテリー消費問題”で、考えられる原因は以下の通りです。
- アップグレード後のインデックスの再構築。
- 一部ソフトのmacOS Mojave未対応。
- ハイバネーション機能に問題が生じている。
原因1.アップグレード後のインデックスの再構築
1つ目の原因として考えられるものは、アップグレード後のインデックスの再構築によるものです。
Mac の初期設定が終わるまで待ちます。Mac をはじめて使うときは、メールや写真の設定、iCloud コンテンツの移行、Spotlight でのファイルのインデックス作りなどの処理が行われるので、Mac の通常使用時よりも電力消費量が増える場合があります。転送するデータの量が多い場合は、バッテリー駆動時間に毎日の平均的な利用状況が反映される状態に戻るまで、数日かかることがあります。
Source:Mac ノートブックのバッテリーについて – Apple
これについては、Appleのサイトの記載の通り、不具合ではありません。OSアップグレード後にある“よくあること”です。
原因2.一部ソフトのmacOS Mojave未対応
2つ目の原因として考えられるものは、インストールしているソフトウェアがmacOS Mojaveに対応していないからです。
どうやら、macOS Mojaveに最適化されていないソフトウェアが悪さをして、異常なバッテリー消費を起こす模様。
原因3.ハイバネーション機能に問題が生じている
3つ目の原因として考えられるものは、Macのハイバネーション機能に問題が生じている可能性があるということです。
メモリー上の内容をストレージに退避させて休止させ、再開時にそこから読み出して起動する機能だねー。
このハイバネーション機能の問題は、macOS 10.13 High Sierraでもありました。解決方法については後述します。
問題における対策
- アップグレード後のインデックスの再構築。
- 一部ソフトのmacOS Mojave未対応。
- ハイバネーション機能に問題が生じている。
この3つが、今回のバッテリー異常消費の原因な気がするので、ひとつずつ対策を講じて、解決していきたいと思います。
問題を切り分けるのも難しいと思うしねー。
まず、アップグレード後のインデックスの再構築については、これはしばらくしたら収まるので、そのままで大丈夫です。これは前述の通り“仕様”です。
macOS Mojave未対応のソフトウェアに関しては、最新のバージョンにアップデートしてください。気になる場合は、『アクティビティモニタ』でCPU使用率を確認するとよいと思います。
ハイバネーション機能の問題は、SMCリセットをしてみることをオススメします。方法については、こちらをご覧ください。
- インデックスの再構築 → 気にしなくてOK
- ソフトウェア未対応 → ソフトウェアのアップデート
- ハイバネーション機能 → SMCリセット
で、何とかなると思うんだけどねー。
総評:アップデートとSMCリセットを忘れずに!
今回のmacOS Mojaveにおける“バッテリー異常消費問題”ですが、インストールしているソフトウェアを最新版にし、SMCリセットをすれば、何とか収まる…と思います。
それでも、Mojaveは良いOSですぞ。
おまけ
おわり