IIJmioとLinksMateの比較 –eSIM編–

IIJmioとLinksMateの比較 –eSIM編–
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記事のポイント
  • IIJmioとLinksMateのeSIMをまるっと比較!
  • IIJmio eSIMはiPhoneデュアルSIM運用向け!
  • LinksMate eSIMはAndroidだと使いやすい!

“MVNOのeSIM考”

IIJmio(ギガプラン)LinksMateの『eSIM』について、提供SIM・料金プラン・事務手数料・速度制限・APN構成プロファイルの有無などを比較してみました。

二条ねこ

ポイントは、

  • どんな端末で使うのか
  • どんな組み合わせで使うのか
  • どういう風に使いたいのか

…ですな!

まの

なるほど。

さたえり

よーく考えよう、やね!

はじめに

日本でも『eSIM』を提供する携帯キャリアがかなり増えてきました。

そんな中でも、今回は『IIJmio』と『LinksMate』という、MVNOでありながらeSIMを提供している2社について、本稿では比較をしていきます。

eSIM対応の携帯キャリアとプラン比較(MNO・MVNO)

eSIM対応の携帯キャリアとプラン比較(MNO・MVNO)

2021年11月7日
IIJmioについて

『IIJmio』は、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)が運営するコンシューマー向けの移動通信サービス。

MVNOの中では老舗中の老舗。ギーク好みな面白い試みはしつつも、どちらかと言えば“硬派”な携帯キャリアになります。余談ですが、日本で初めてインターネットサービスプロバイダを開始したのが、このIIJだったりします。

LinksMateについて

『LinksMate』は、株式会社LogicLinksが運営するコンシューマー向けの移動通信サービス。

LogicLinksと言われてもピンと来ないですが、株式会社Cygamesが母体となって生まれた企業です。そういう親子関係から、LinksMateはソシャゲに強い携帯キャリアとなっています。

eSIMプランの比較

eSIMプランの比較
二条ねこ

それでは両者のeSIMを比較していくぞー!

[1]提供SIM比較

IIJmio LinksMate
音声通話対応SIM ×
SMS対応SIM ×
データ通信専用SIM

提供SIM比較

1つめの比較は、eSIMプランで提供されているSIMの種類について。

比較結果

LinksMateは『音声通話対応』『SMS対応』『データ通信専用』のすべてのSIMが選択可能。
IIJmioは『データ通信専用』のSIMのみを提供。

[2]料金プラン比較

IIJmio
(eSIM/データ)
LinksMate
(データ通信のみ)
100MB - 165円/月
1GB - 385円/月
2GB 440円/月 418円/月
4GB 660円/月 726円/月
8GB 1,100円/月 1,254円/月
14GB - 1,958円/月
15GB 1,430円/月 -
16GB - 2,178円/月
20GB 1,650円/月 2,618円/月
1TB - 49,500円/月

eSIM料金プラン比較
※税込表記
※LinksMateの料金プランは一部抜粋

2つめの比較は、eSIMプランの月額利用料金について。

なお、IIJmioでは『データ通信専用SIM』しか提供がされていないため、LinksMateも同じ『データ通信専用SIM』を比較対象にしております。また、LinksMateの料金プランは全114種類と非常に多いため、上表では比較しやすい部分のみを抜粋して記載しております。

比較結果

同容量であれば、基本的にはIIJmioのほうが割安。
データ容量のバリエーションが欲しいのであれば、LinksMate。

[3]各種手数料比較

IIJmio LinksMate
新規契約事務手数料 3,300円 0円
eSIM発行/再発行手数料 220円 550円
解約手数料 0円 3,300円

各種手数料比較

3つめの比較は、各種事務手数料について。

比較結果

契約時に手数料が発生するのがIIJmio。
解約時に手数料が発生するのがLinksMate。
手数料全体を見ると、IIJmioのほうが割安。

[4]超過後速度比較

IIJmio LinksMate
最大300kbps 最大200kbps(20GBプラン未満)
最大1Mbps(20GBプラン以上)

超過後速度比較

4つめの比較は、データ容量を超過した場合の通信速度制限について。

比較結果

LinksMateが20GB以上ならば、LinksMateのほうが高速。
LinksMateが20GB未満ならば、IIJmioのほうが高速。

[5]APN構成プロファイル比較

IIJmio LinksMate
不要 必要

APN構成プロファイル比較

最後の比較は、iPhone・iPadでの利用時に『APN構成プロファイル』のインストールが必要になるのかについて。

比較結果

IIJmioは『APN構成プロファイル』不要なので、デュアルSIM運用が簡単。
LinksMateは『APN構成プロファイル』が必要なので、デュアルSIM運用時には、物理SIM側の回線がAPN構成プロファイル不要である必要がある。(iPhone・iPadは同時に1つのAPN構成プロファイルしか適用できないため)

比較結果の総括

IIJmio eSIM

料金プランが比較的安価
APN構成プロファイルが不要
eSIM再発行時の手数料が割安
提供SIMがデータ通信専用のみ
データ容量の選択肢が少ない

LinksMate eSIM

料金プランの種類が豊富
音声通話SIM等が選択可能
APN構成プロファイルが必要
各種手数料が割高

IIJmio(ギガプラン)とLinksMateのeSIM比較を総括すると、

  • iPhoneユーザーやローコスト運用をしたい人 → IIJmio
  • Androidユーザーやメイン回線としても使いたい人 → LinksMate

という、使い分けで良さそうな気がします。

まとめ「どちらが良いかは人次第」

どちらが良いかは人次第

IIJmio(ギガプラン)LinksMateのeSIMですが、総合的に見たら“どっちもどっち”な感じ。なので、圧倒的にこちらのほうが優れているというのはありません。

ですので、自分がeSIMに、何を求めるのか・どう使いたいのか、ということをよく考えた上で契約するようにしましょう。

二条ねこ

iPhoneならIIJmio、AndroidならLinksMate、がしっくりくるかなー!?

この記事で紹介したガジェット

おまけ

まの

身も蓋もない結論ですわね。

二条ねこ

ま、どっちも良いということで!

さたえり

うーん、消化不良!

二条ねこ

ええー!!

おわり