Elon Musk「Xの『ブロック機能』廃止するわ」 → 何で!?

複数のアカウントが簡単に作れるから確かに意味はないかも
Elon Musk「Xの『ブロック機能』廃止するわ」 → 何で!?
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記事のポイント
  • Elon Musk氏がX(旧 Twitter)の『ブロック機能』廃止を宣言
  • 同氏は『ミュート機能』があるから『ブロック機能』は不要との判断
  • プロモーションアカウントをブロックさせないためのアイデアかも

Elon Musk氏が「X(旧 Twitter)から、DM以外の『ブロック機能』は廃止する」と発言して、波紋を呼んでいます。
この発言に対し、Twitter創業者のJack Dorsey氏も「『ミュート機能』で充分」賛同。さて、今後のX(旧 Twitter)の行方はどうなっていくのでしょうか。

まの

LINEの『ブロック機能』と違って、

  • 『ブロック』と『ミュート』という類似機能が存在する
  • 相手からブロックされたことがすぐ分かる仕様である
  • 簡単に複数アカウントを作れるので完全にブロックしきれない

という、いろいろな課題を含んでいますからね。

二条ねこ

そう言われると、確かに『ブロック機能』の存在意義は微妙ですな。

さたえり

ただ、『ブロック機能』廃止によって、今まで以上に嫌がらせが顕在化しないといいんやけどね。

Elon Musk「Xの『ブロック機能』廃止するわ」

Image:X

Elon Musk氏は2023年8月19日(JST)、自身のX(旧 Twitter)アカウントにて、「Block is going to be deleted as a “feature”, except for DMs(和訳:DM以外のブロックは、“機能”として削除される予定だ)」とポストしました。

この発言が本当に実行されるのであれば、X(旧 Twitter)に長らく存在してた『ブロック機能』が廃止されることになります。

ちなみに、Elon Musk氏“おなじみの”突飛な発想かと思いきや、実際はそうでもなさそう。というのも、Twitter創業者のひとりであるJack Dorsey氏すらも「💯. mute only.(和訳:100点。ミュートだけでよい。)」と反応しており、意外と好意的に捉えているユーザーが多い印象です。

とはいえ、これは米国的な考え方かもしれません。X(旧 Twitter)は、日本人ユーザーもかなり多いため、この『ブロック機能』廃止がどう影響するのか、注視する必要があるでしょう。

まの

アクティブユーザー数だと、日本人ユーザーは米国人ユーザーとほぼ同数ですし、本来は慎重に議論すべき事案でしょうね。
もちろん、Elon Musk氏も日本人ユーザーが多くを占めていることは把握しているので、それを踏まえた上での今回の発言だとは思いますが。

二条ねこ

わたしはブロック機能を使ったことがないんだけど、頻繁に多用しているユーザーからすると寝耳に水だよねー。

Xの『ブロック機能』は無意味なのか

そもそもの発端として、X(旧 Twitter)には、『ブロック機能』とは別に『ミュート機能』が存在しています。

Elon Musk氏の考えとしては、『ブロック機能』を消滅させ、『ミュート機能』に統合すればよいのではないか、という判断のようです。

無論、『ブロック機能』と『ミュート機能』は別物なので、両方を使い分けているユーザーからすれば、困った話ではありますし、『ブロック機能』廃止による悪影響もゼロではないでしょう。

しかしながら、X(旧 Twitter)のアカウントは簡単に複数作れてしまうという現実から鑑みると、アカウントを複数作るのが難しいLINEとは異なり、『ブロック機能』が形骸化しているというのも否めません。粘着質に嫌がらせをするユーザーであれば、複数のアカウントを使って攻撃してくるでしょうし。胡散臭いアカウントも無数にタイムラインに流れておりますゆえ。

つまり、『ブロック機能』を用いて、相手にポスト内容を見せたくない、相手にブロックしている意思表示をしたい、というのは確かにあまり意味がないのです。これが、複数アカウントが作れない状況なら別なのですが、現状はそうではないので。

そう考えると、Elon Musk氏の仰るように、DMにおけるブロック機能だけ残して、残りはミュート機能で対処する、というのも理解でないことはありません。ちゃんと、DMについてはブロックできるように配慮されておりますし。

まの

あとは、『コミュニティノート』の影響もあって、ブロック機能を廃止したいのかもしれませんわね。

二条ねこ

ファクトチェックを円滑に進めるために、ということですな。

Xにおける『ブロック機能』廃止の邪推

これは邪推なのですが、広告収入に頼っているX(旧 Twitter)からすれば、プロモーションアカウントは積極的にタイムラインに表示させたいでしょうし、ましてやブロックさせたくないでしょう。

X(旧 Twitter)からすれば、ユーザー同士のブロック合戦についてはどうでもよい話かもしれませんが、ここに広告主が絡んでくると困ったことになるわけです。なにしろ、広告が表示されないとなると、企業の収益に関わってきますから。

このあたりは、X(旧 Twitter)がサードパーティアプリを排除した流れからも、同社がかなり神経質になっていることは明白。こう言ってはいけませんが、現在のX(旧 Twitter)は“ユーザーファースト”ではなく“プロモーションファースト”ですので。

そう考えると、プロモーションアカウントについては、次第にブロックもミュートもできないようになってくるかもしれません。言うなれば、YouTubeのスキップできない広告と一緒です。

まの

X(旧 Twitter)のタイムラインが、プロモーションとインフルエンサーまみれになる予感がしているのですわ。

さたえり

お金が絡むとプラットフォームが汚れるの典型例やね。

まとめ「Xは良くも悪くも変革期に突入」

まとめ
Xの『ブロック機能』について

Elon Musk氏の発言から、DM以外のブロック機能は廃止される予定。
今後はミュート機能を用いることになる。

Xにおける『ブロック機能』の問題点

『ブロック機能』と『ミュート機能』という類似機能が存在していること。
複数アカウントが簡単に作れてしまう現状から、ブロック機能がちゃんと機能していない。
プロモーションアカウントまでブロックされてしまうと、X(旧 Twitter)的には痛手。

X(旧 Twitter)に依存してしまったツケでもありますが、急激な変化に耐えられないユーザーが続出しそうな予感がしております。

どうなるかは、“Elon Muskのみぞ知る”なので、やはり移住先は探しておくべきでしょう。

まの

アカウントが簡単に複数作れてしまうのも問題ですよね。

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記事に登場したガジェット

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おまけ

まの

とはいえ、アカウントは使い分けたいものですし。

二条ねこ

いっそのこと、『X Premium』に加入しないとポストできないとかにしちゃうとか!?

まの

完全有料化ですわね。

さたえり

なーんか、そういう流れもやりかねないやんね。彼なら。

おわり