- 『DisplayPort Alternate Mode』対応は必須
- アプリのフローティングウィンドウ表示対応も必須
- デスクトップモードやビットパーフェクト出力も熱望
Androidスマホは森羅万象あるけれど、コレジャナイ感がいつもある。
そこで、理想のAndroidスマホにおける“細かすぎる”条件について、改めて整理してみることにしました。
だから、理想の条件を整理するわけですね。
それにしても、“細かすぎる”って…どういうことなん!?
目次
Androidスマホに求める“細かすぎる”条件
そういうわけで、早速だけど語っていくあーる。
①『DisplayPort Alternate Mode』に対応していること
条件①は、『DisplayPort Alternate Mode』に対応していること。
USB Type-Cを用いて、USB以外のプロトコルを伝送することが可能となる『Alternate Mode』のうちのひとつ。
SuperSpeedに対応したUSB Type-Cコネクタのうち、サイドバンド信号線・SuperSpeed信号線という、2種類のピンアサインをDisplayPortプロトコルとして利用する。
DisplayPort Alternate Mode(DisplayPort Over USB Type-C)は、『DP Alt Mode』や『DisplayPort Alt Mode』と短縮して記載されることが多い。
DisplayPort Alternate Modeに対応するということは、USB Ver.が『USB 3.0 Type-C』以上でないといけません。なのですが、これが案外少ないのです。エントリーモデルはともかくとして、ハイエンドモデルでも『USB 2.0 Type-C』止まりが結構あったりするのでして。
加えて、Google Pixelのように、『USB 3.0 Type-C』を搭載しているにもかかわらず、意図的にDisplayPort Alternate Modeを非対応にしているなんてことも。
そんな『DisplayPort Alternate Mode』ですが、Nreal Airに代表されるARグラスをフル活用するには、マストになってくるプロトコルなのです。だからこそ、筆者としては譲れません。
②独自『デスクトップモード』が実装されていること
条件②は、メーカー独自の『デスクトップモード』が実装されていること。
Android 10以降には、PCライクなUIでAndroidデバイスを扱うことができる、『Desktop Mode(デスクトップモード)』という機能がOSレベルで実装されております。
ですが、Android標準のデスクトップモードは使い勝手がイマイチなので、『Samsung DeX』のように、メーカー独自のデスクトップモードが実装されているのが理想なのです。
なお、デスクトップモードを利用するには、前述の『DisplayPort Alternate Mode』への対応がマストな場合がほとんどです。
③ハイレゾ音源のビットパーフェクト出力に対応していること
条件③は、ハイレゾ音源のビットパーフェクト出力に対応していること。
まず大前提として、多くのAndroid端末では、AOSPの『SRC(Sample Rate Conversion)』という仕様により、オーディオ出力のビット深度やサンプリングレートが制限されており、ハイレゾ音源をそのまま出力できない場合が大半です。
しかし、一部のAndroidデバイスにおいては、このSRCを回避し、いわゆるビットパーフェクト出力が可能となっています。例えば、最近のXperiaシリーズがそれに該当します。ビットパーフェクト出力が可能となることにより、ハイレゾ音源をフルに満喫できるわけです。
④フローティングウィンドウ表示に対応していること
条件④は、フローティングウィンドウ表示に対応していること。
Androidデバイスは、OS標準で画面分割型のマルチウィンドウ表示である『Split-screen mode』をサポートしています。それに加えて、一部のデバイスでは、ポップアップ型のフローティングウィンドウが表示できるようになっているのです。例えば、Samsung Galaxyシリーズなどがそう。
アプリのフローティングウィンドウ表示ができると、小さな画面を効率良く扱うことができるため、筆者としてはマストすぎる機能なのです。
⑤エッジディスプレイ“ではない”こと
条件⑤は、エッジディスプレイ“ではない”こと。
エッジディスプレイ好きの皆さん、ごめんなさい。筆者はエッジディスプレイが大の苦手なのです。
ちなみに『エッジディスプレイ』とは、ディスプレイ側面がフラットではなく、湾曲しているものを指します。湾曲率については、スマホによってさまざま。『Google Pixel 7 Pro』などが、エッジディスプレイを採用したスマホの代表例です。
まとめ「Androidだからこそ拘りたい」
- 『DisplayPort Alternate Mode』に対応していること
- 独自『デスクトップモード』が実装されていること
- ハイレゾ音源のビットパーフェクト出力に対応していること
- フローティングウィンドウ表示に対応していること
- エッジディスプレイ“ではない”こと
ちょっと細かすぎる話なのですが、選択肢が豊富で、かつ自由度が高いAndroidスマホだからこそ、重箱の隅をつつくが如く拘りたくなってしまうのです。ですなの
ま、そういうことなのであーる。
おまけ
でも、すべての条件を満たすAndroidスマホはなさそうですな。
欲張りすぎですわね。
……やね。
おわり
選択肢が多いからこそ、決め打ちで買いたいのであーる。