- ワイドFMについて徹底解説!
- ワイドFMならAM放送がステレオで聞ける!
- 対応ラジオもかなり増えている!
実は昔のラジオもワイドFM対応?
少し前から始まった『ワイドFM』ですが、言葉しか知らない人も多い気がします。そこで、今回はワイドFMについて分かりやすく解説してみます。
多くの人が、ワイドFMという言葉自体を知っているかも怪しいですよね。
そうなんよ。
防災グッズとしては買われているイメージなんやけど、もうちょっと注目されるべきやと思うんよね…。
目次
『ワイドFM』とは?
たまに耳にする『ワイドFM』とは、AMラジオの放送がFMラジオの周波数で聞けるというものです。
『ワイドFM』自体は愛称で、正式名称は『FM補完放送』っていうんやよ!
FM補完放送が正式名称にはなるのですが、ラジオの放送局・家電メーカーは、愛称のほうであるワイドFMで呼んでいます。というか、総務省ですらワイドFMをメインで呼んでいます。ちょっと、FM補完放送じゃ堅すぎるのかもしれません。
ワイドFM設置の背景
総務省によると、このワイドFM枠設置の背景には、AM放送の難聴対策や災害時に情報が入りやすいようにするためだそうです。
難聴って、AM放送は耳に悪いのー?
難聴って字面だけ見ちゃうとややこしいけど、ここでの難聴の意味は、AM放送が聞きづらい(受信しづらい)エリアのことを指してるんよ。
都市部の人ならよく分かると思うのですが、AM放送はビルなどの障害物に弱いので、地域によってはまともに聞けない人も多いはずです。これは『都市型難聴』というもの。
なので、私のようにAM放送はラジオからではなく、IPサイマルラジオである『Radiko』から聞いている人も多い気がします。それが、ワイドFMなら解消されるということ。
ワイドFMの周波数
ワイドFMの周波数は、
90.0MHz〜94.9MHz
です。
手持ちのラジオのFM周波数が、90.0MHz~94.9MHzの部分をカバーしてたら、それはワイドFM対応のラジオってことやね!
ちなみに、ワイドFMの周波数は、使わなくなった地上アナログ放送の1〜3チャンネルの周波数(90.0MHz〜108MHz)を使ったものです。この周波数のことを『V-Low帯』と呼んだりします。
ワイドFMの特徴
せっかくだから、ワイドFMの特徴やメリットを知ってみるやよ!
AM放送が高音質で聞ける
ワイドFM最大のメリットが、放送波が強いので雑音が少なく、高音質でAMラジオの放送が楽しめること。
音楽番組を楽しむなら、音楽が微妙なAMラジオよりワイドFMってことやね!
AM放送がステレオで聞ける
ワイドFMはFMラジオの一種なので、ステレオ放送です。つまり、ワイドFMならAMラジオの放送がステレオで聞けるということ。
昔はAMラジオのステレオ放送もありましたが、こちらは2010年代前半に衰退しています。ワイドFMならサイマルラジオと同じく、ステレオ放送で聞けるということです。
ワイドFMのエリア
ワイドFMのエリアは、そのAM放送局が聞けるエリアと基本的に同じです。
なので、当たり前ですが、元のAMラジオが受信できないエリアだと、ワイドFMでも放送を受信できません。
まぁ、文字どおり“補完放送”ですからね。
どうしても大阪で文化放送が聞きたいとか、東京でラジオ関西が聞きたい場合は、Radikoのプレミアム会員になって、エリアフリーというサービスを使うようにしましょう。
ワイド放送の詳しいエリアと放送局については、総務省の『全国民放FM局・ワイドFM局一覧』ページか、ニッポン放送のサイトが分かりやすく掲載されています。
ワイドFM対応ラジオ
最後にワイドFMに対応している最新ラジオを紹介するやよ!
JBL『JBL TUNER FM』
ポイント
- FMラジオとワイドFMが聞けるスピーカー。
- Bluetooth搭載でスマホの音楽も聞ける。
- JBLなので音質も良好。
- 充電式で乾電池不要で使える。
KOIZUMI『SAD-7223/M』
ポイント
- AMラジオ・FMラジオ・ワイドFMに対応。
- 乾電池とACアダプターの電源供給に対応。
- 昭和レトロを感じる木目調のデザイン。
- とにかく受信感度が抜群に良い。
Sony『SRF-R356』
ポイント
- AMラジオ・FMラジオ・ワイドFMに対応。
- 最大100時間使用可能なロングライフバッテリー。
- 7つの放送局をワンボタンで選局できる。
- イヤホン内蔵型でそのまま使える。
Panasonic『RF-U180TV』
ポイント
- AMラジオ・FMラジオ・ワイドFMに対応。
- ワンセグ放送も受信可能。
- 日本語表示可能な見やすいディスプレイ。
- 10つの放送局をワンボタンで選局できる。
まとめ「AMラジオを聞くならワイドFMを使おうぞ!」
ワイドFMについてまとめると、
- ワイドFMとは、AMラジオがFMの周波数で聞けるサービス
- ワイドFMの周波数は、元地上アナログ放送のV-Low帯
- ワイドFMのエリアは、そのAMラジオの放送局エリア
- ワイドFM対応のラジオは増えつつある
という感じです。
AMラジオが廃止…なんてニュースもありましたが、AMラジオの番組はワイドFMやRadikoで聞けるので、再注目されていくと思います。防災という観点からも、ラジオは持っておくべきですからね。
ワイドFMで高音質にAMラジオを聞いてみよう!
むむっ!?謎の回し者感が…!?
この記事で紹介したガジェット
おまけ
ワイドFMって新しい感じがするけど、昔はテレビの1ch〜3chまで聞けたやんね。
あ…。
周波数的には使っているのが同じだから、古いラジオでも聞けるということですね。
そうなんよ!
ワイドFMって、一周回って元に戻ってきた感じなんよね!
うーむ…バブカセでも聞けるってことだねっ!
おわり
ラジオ自体がマイナーな存在になってきてるからねー。