- 約半年ぶりにmora qualitasを再契約した!
- モバイル × ハイレゾ の環境が整った今こそタイミング!
- 相変わらず曲数が少なくてUIも検索性能も悪いのが困る!
mora qualitasへ出戻り。
先行体験と同時に加入していた『mora qualitas』ですが、半年前に解約。しかし、ここに来て、mora qualitasに出戻ってきました。相変わらずソフトウェアの作り込みが酷いけど、それでも契約した理由…語ります。


開幕から酷い言われようあーる。

しかも、全部アプリ関係ですわね……。
目次
mora qualitasを再契約した
Sony(Sony Music Entertainment)が運営しているハイレゾ対応の音楽ストリーミングサービス、『mora qualitas』に“再”契約しました。

mora qualitas、ただいま!
私自身、mora qualitasは、先行体験と同時に契約&加入していました。なので、いわゆる出戻り組。再加入した理由については後述していくとして、サービス開始から約10か月が経過したので、そろそろ再評価(レビュー)をしていく必要性も感じています。

mora qualitas | |
利用料金 | 1,980円/月(税別) |
配信曲数 | 非公表(500万曲以上) |
フォーマット | FLAC(ロスレス) |
サンプリング周波数 | 44.1kHz・48kHz・88.2kHz・96kHz |
量子ビット数 | 16bit・24bit |
最大ビットレート | CD音質:1,411.4kbps ハイレゾ音質:4,608kbps |
mora qualitas基本情報
なお、mora qualitasの利用料金や配信楽曲の仕様については上表のとおり。
mora qualitasは公式で配信楽曲数を公表していない(500万曲以上とは言われている)のですが、体感としてはSpotifyやApple Musicよりも確実に曲数が少ないです。その代わりに、配信楽曲の音質が最低でもCD音質(44.1kHz/16bit)がプールされているというニュアンス。
そういうこともあり、おそらく大半のユーザー(加入中・検討中どちらも)が、すでに他の音楽ストリーミングサービス(Spotify・Apple Music等)に加入済みで、+αとしてmora qualitasを加入する形になるはずです。少なくとも、mora qualitasに入っておけば最強…なーんてことはありません。

アプリの出来云々は別としても、絶対的な曲数が少ない以上は、メインの音楽ストリーミングサービスとしては厳しいですよね。

そうなんよね。
音楽の趣味が多様な人ほど、聞きたい曲が配信されていないってなるんよね。
mora qualitasの○と×
■ここがすき!
- 音楽ストリーミングの中では最上級の音質。
- Sonyブランドという謎の優越感。
■ここがうーん?
- 新しい曲に出会えないUX。
- 何をしたいか分からないUI。
- 曲が探しづらい検索性能。
- 配信楽曲数が少ない。
mora qualitasの素敵な部分と改善してほしい部分を簡単にまとめてみました。
これからmora qualitasを契約する人に伝えたいこと。それは、とにかくUI・UXの設計がお世辞にも良くないので、音楽ストリーミングサービスに最上級の高音質を求めない限り、あんまりおすすめはできないということ。アップデートで改善されれば別ですが、それまでは“こういうもの”として割り切って使うことになるでしょう。

Sonyのソフトウェアって、いつもこんな感じのような……。

ハードウェアのセンスは抜群なのにねー。
mora qualitasに再契約した理由
mora qualitasに再契約した理由はとってもシンプル。
- ソフトウェア:mora qualitasがスマートフォンアプリに対応した
- ハードウェア:WALKMAN(NW-ZX507)を購入した
- ヘッドホン:有線イヤホン・有線ヘッドホンへ回帰し始めた
という、3つ(ソフトウェア・ハードウェア・ヘッドホン)の条件が重なったため。
【理由1】ソフトウェア:mora qualitasがスマートフォンアプリに対応した
mora qualitasは、サービス開始当初はパソコン用アプリしかなく、これがネックでしたが、2020年2月にスマートフォン用アプリがリリースされました。これが1つめの理由。
せっかくの音楽ストリーミングサービスなので、やはりスマートフォンアプリが存在したのが大きい…というか、サービス開始当初から用意しておくべきだった気もする。何はともあれ、スマートフォン版mora qualitasアプリの登場で、ようやく ハイレゾ × 音楽ストリーミングサービス としてのポテンシャルを遺憾なく発揮できるようになったのは嬉しい限り。
【理由2】ハードウェア:WALKMAN(NW-ZX507)を購入した
ハイレゾに対応したAndroid搭載WALKMAN(NW-ZX507)を購入したこと。これが2つめの理由。
mora qualitasやAmazon Music HDのような、ハイレゾ対応の音楽ストリーミングサービスを使って、モバイルデバイス(スマートフォン等)でハイレゾ出しをするためには意外とクリアすべき条件が多い。説明するとややこしくなるので省略するが、端末によっては“ハイレゾ楽曲なのにハイレゾで聞けない”ということも全然あり得るのです。うーん、大変。
そこで活躍するのがAndroid搭載WALKMAN(NW-ZX507)。このNW-ZX507は2020年5月のアップデートで、ストリーミング音源でもハイレゾ再生が可能となりました。つまり、ソフト(mora qualitasアプリ)とハード(WALKMAN NW-ZX507)の両方でハイレゾなモバイル化の準備が整ったというわけです。この点は、かなり大きなポイントであり、Sonyらしい強みだったりします。
【理由3】ヘッドホン:有線イヤホン・有線ヘッドホンへ回帰し始めた
ここ数年間、完全ワイヤレスイヤホンばかり使っていたが、バランス接続を含めた有線イヤホン・有線ヘッドホンに回帰しつつある。これが3つめの理由。
現時点では完全ワイヤレスイヤホンでLDACコーデックに対応した製品はなく、そもそもがBluetooth接続ということもあり、ハイレゾ対応の音楽ストリーミングサービスにシフトするきっかけがありませんでした。
しかし、完全ワイヤレスイヤホンにおける音質の限界と、ガジェット化による陳腐化の早さを次第に思うようになり、私のメインストリームが有線イヤホン・有線ヘッドホンに戻りつつあります。また、有線への回帰と同時に、バランス接続へ移行しつつあります。そうそう、NW-ZX507がバランス接続に対応している点も、このワイヤード化への後押しとなってくれました。

圧縮音源だからって、ヘッドホンを疎かにしてたのは反省点なんよね。
mora qualitasの要望

これだけ理由をつけてmora qualitasを再契約したわけですが、前述したように、不満がないわけではありません。いや、むしろ不満多めかも……。
数ある不満の中でも、
- アプリのUI(今何をしているのかが分かりづらい)
- アプリの検索性能(アプリ側に人間が寄り添わないと検索結果が最適化されない)
- アプリの表記ゆれ(海外アーティストのカタカナ表記)
の3点に関しては、使っていてストレスになる部分なので、早めに改善してくれれば…と願っています。
今のところは、それらを許容して使っているのですが、他社のサービスが魅力的だったり、ずっと改善されない場合は、ひょっとするとまた解約するかもしれません。とはいえ、Amazon Music HDのUIもしっくりこないので、移行先もなかったりします。

ハイレゾを諦めてCD音質でいいなら、『Deezer HiFi』がベストな気もするんよね。ホームオーディオ機器で対応している製品もあるから、取り回しやすいし。

どこまでハイレゾにこだわるか、ですわね。
まとめ「不満はあるけどmora qualitasの音質は捨てがたい」

あまり酷評はしたくないのですが、mora qualitasの何とも言えない感はユーザーが一番知っているはず。なので、ダメとまでは言わないけど、手放しで褒められるものではないのは事実でしょう。特にUIは…ね。
それでもmora qualitasを再契約したのは、Amazon Music HDを超える音質(FLACデータ自体は一緒らしい)ということ一点のみ。たった一点のポイントだけど、音質を求めるからこそ、ここは外せなかったわけです。多少の使いにくさは、Spotifyと併用すれば我慢できたりします。

しばらくは、
- 音質重視:mora qualitas
- 使用感重視:Spotify
で行くことにしたやよ!
おまけ

これでモバイルオーディオ環境がやっと整いそうなんよね。

WALKMAN NW-ZX507の本領発揮ですわね。

お次は10万円超えのワイヤードイヤホンですなー。

お金があれば…やけどね。
おわり
音質は申し分ないんやけど、
に関しては、そろそろ改善してほしい!