- 『au PAY』には他社クレジットカードでの残高チャージに“5万円/月”の上限アリ
- 自社クレカ（au PAY カード）からの残高チャージなら上限金額は“25万円/月”
- “他社クレカチャージ上限5万円制限”があるので『請求書払い』が使いづらい
クレジットカードからau PAYに残高チャージをする際、ひと月あたりの上限金額が決まっております。
自社クレカ（au PAY カード）なら“25万円/月”、他社クレカなら“5万円/月”。この“他社クレカチャージ上限5万円制限”、地味に不便だったりするのです。
まだ良心的な印象のある『au PAY』ですら、こういうチャージ制限がありますものね。
QRコード決済の台頭で、キャッシュレス決済が便利になったのか複雑化したのか、ちょっと微妙なところがあるやんね。
au PAYの“他社クレカチャージ上限5万円制限”が厄介
Image：KDDI
すでに2023年4月1日から適用されているのでご存じの方も多いと思われるのですが、他社クレジットカードからau PAYに残高チャージをする際、ひと月あたりの上限金額が“最大5万円”に制限されております。
なお、自社のクレジットカード（au PAY カード）であれば、ひと月あたりの上限金額は“最大25万円”と大きく緩和されます。ただし、『au PAY カード』から『au PAY』への残高チャージについては、ポイント加算対象外となっており、ポイントの二重取りはできません。
さて、この“他社クレカチャージ上限5万円制限”、いざ使っていくと絶妙に不便だったりします。
『au PAY』や『au PAY プリペイドカード』を使った高額決済はもちろんのこと、税金や公共料金における請求書払いがネックに。健康保険や住民税などの納付が重なると、場合によっては5万円を軽くオーバーしてしまうのです。
前述の自社クレジットカード（au PAY カード）もそうですが、他社クレジットカードからau PAYへ残高チャージしても、ポイント還元がなくなって久しくなりました。そして、請求書払いによるポイント還元もありません。要するに、お得になる要素が少ないわけです。
ならば、もうちょっとチャージ金額の制限を緩和してほしいのが本音。もちろん、『au PAY カード』を作るのも手ではありますが、個人的には締め日（毎月15日）と支払日（翌月10日）が気に入らなかったりします。月末締めの翌月27日払いなら、まだよかったのですが……。
手持ちのクレジットカードは“月末締め・翌月27日払い”で統一してるから、それ以外のカードは作りたくないのであーる。
まあ、預金残高の管理が面倒になりますものね。
わたしは引き落とし専用口座を別で作って運用しているから、なおさら気になるのであーるぞ。
QRコード決済は常に“改悪”との戦い
少し前に、『PayPay』が、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを用いた残高チャージにおいて、毎月2回目以降のチャージから2.5%の手数料を取るようになりました。
そして、今回お話ししている『au PAY』もそうですが、QRコード決済というのは、常に規約変更との戦いだったりします。ちょっと意地悪な言い方をすると、“改悪”との戦い、というわけでして。
本来であれば、QRコード決済をどこか1社に一本化してスマートに決済したいところなのですが、そうすると度重なる規約変更という名の改悪によって、エクスペリエンスが著しく低下してしまいます。なので、管理が煩雑になるのを承知で、複数のQRコード決済を使わざるを得ないのです。
そこまでするなら、QRコード決済を一切使わないと決め込むのも手ではあります。ただ、それはそれで不便になる。キャッシュレス決済が乱立してしまったがゆえ、こういう悩みが出てしまったのです。
クレジットカードやタッチ決済は使えないけど、QRコード決済なら使える。
そんなお店が行きつけにあると、ちょっと困るんだよねー。
個人経営の飲食店あるあるやんね。
しかも、そのQRコード決済も乱立状態っていう……。
何だかスッキリしませんわね。
まとめ「QRコード決済の悩みは尽きぬ」
他社クレジットカードからau PAYに残高チャージをする際、ひと月あたりの上限金額が“最大5万円”。
自社のクレジットカード（au PAY カード）であれば、ひと月あたりの上限金額は“最大25万円”。
QRコード決済、複雑になりすぎてモヤモヤしてしまいます。
『Origami Pay』のようなシンプルさを求めていたはずなのに…うーむ。
おまけ
各社の思惑は理解できるんだけど、ねー。
ちょっとスマートさに欠けますよね。
機能やサービスの取捨選択って、やっぱり難しいものやんね。
おわり
こういう改悪や制限があるから、QRコード決済を1社に集約するのはリスクが高いのであーる。