- Microsoftが2-in-1 PC『Surface Laptop Studio 2』を発表
- 新たに『USB Type-A』と『microSDXC』のインターフェースが増設
- 価格がGeForce RTX搭載モデルで約40万円と高価なのが最大のネック
Microsoftは2023年9月21日(PT)、2-in-1 PC『Surface Laptop Studio 2』を発表しました。
CPUやGPUが刷新されただけでなく、インターフェースも強化されています。日本では、2023年10月3日に発売されるとのこと。価格はベースモデルで、約34万円。
直販サイトだけでよいので、US配列を選べるようにしてほしいですよね。
GeForce RTX搭載モデルだと、約40万円から。
まさに“円安真っ只中”って感じやね……。
目次
Microsoftが『Surface Laptop Studio 2』を発表
Microsoftは2023年9月21日(PT)、同社が開催した『Microsoft Event September 21, 2023』にて、2-in-1 PC『Surface Laptop Studio 2』を発表しました。
すでに日本でも予約受付を開始しており、日本では2023年10月3日に発売されます。
また、日本での価格は、最小構成で税込336,380円となっております。
『Surface Laptop Studio 2』の構成別価格
| 構成① | 構成② | 構成③ | 構成④ | 構成⑤ |
価格 | 税込336,380円 | 税込397,980円 | 税込459,580円 | 税込536,580円 | 税込582,780円 |
CPU | Intel Core i7-13700H | Intel Core i7-13700H | Intel Core i7-13700H | Intel Core i7-13700H | Intel Core i7-13700H |
dGPU | 非搭載 | NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU | NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU | NVIDIA RTX 2000 Ada Laptop GPU |
RAM | 16GB | 16GB | 32GB | 64GB | 32GB |
SSD | 512GB | 512GB | 1TB | 1TB | 1TB |
『Surface Laptop Studio 2』のラインナップは上表のとおりで、GPU/RAM/SSDがモデルによって固定されております。
したがって、例えば、「64GB RAMモデルが欲しい」と思っている場合、強制的に選択肢が『構成④』に限定されてきます。要するに、MacやVAIOのような、CTOによる細かなカスタマイズには対応しておりません。
気になる価格についてなのですが、昨今の円安ドル高の影響により、かなり高価になっております。この手のデバイスが欲しいユーザーの場合、dGPU非搭載の『構成①』は選ばないでしょう。ですので、最低でも『構成②』からと考えるべき。そうなると、必然的に40万円コースになってきます。
Surface Laptop Studioのギミックは面白いし魅力的だけど、40万円出せるなら、もっと高性能なモバイルワークステーションはいっぱいあるから、ちょっと微妙な感じになってきますな。
デジタイザーペン対応のタッチパネルが必要なら、という感じですわね。
デジタイザーペン対応のモバイルワークステーションって、選択肢がほとんどないもんねー。
Acerの『ConceptD 7 Ezel』ぐらいやもんね。
『Surface Laptop Studio 2』は初代からインターフェースが強化
Microsoftが公開している画像に分かりやすいものがなかったので、上掲の動画(Engadgetのハンズオン動画)をご覧いただきたいのですが、初代Surface Laptop Studioと比べて、インターフェースが強化されております。
まず、本体左側面に『USB 3.2 Gen 1 Type-A』が搭載されました。
初代Surface Laptop Studioは『Thunderbolt 4』しか搭載されておらず、Type-A形状のデバイスを接続する際、変換アダプタが必須となっておりました。なお、Thunderbolt 4ポートの数は減っておらず、USB 3.2 Gen 1 Type-Aポートのぶんだけインターフェースが増えた形になっています。
また、本体右側面に『microSDXCカードスロット』も搭載されました。
フルサイズのSDXCカードスロットではないのがネックですが、それでもないよりはマシ。どうやら、カメラユーザーからの要望が多く、今回搭載に至ったようです。ならば、「なぜ、microSDカード」と思いたくなりますが……。
で、肝心のmicroSDXCカードスロットですが、『UHS-II』対応なのですか?
それが、なーんにも記載がないのであーる。
公式サイトには、「MicroSDXC card reader」としか書かれていなくって……。
そこ、めちゃくちゃ重要やのにね。
まとめ「かなり貴重な2-in-1モバイルワーステ」
- 2023年10月3日
- 税込336,380円から
- USB 3.2 Gen 1 Type-A ×1
- microSDXCカードスロット ×1
初代Surface Laptop Studioユーザーとしては、『Surface Laptop Studio 2』はかなり魅力的に映ります。ただ、円安ドル高の影響もあり、かなり高価になってしまいました。そこがネック。
とはいえ、デジタイザーペンに対応した2-in-1 PCタイプのモバイルワークステーションは、『Surface Laptop Studio』か『ConceptD 7 Ezel』ぐらいしかないので、貴重な存在ではあります。
US配列がラインナップされていないのが…ねー。
おまけ
US配列なんてローカライズしなくても売れるのに、なぜ日本で販売しないのか謎あーる。
日本人はJIS配列しか使わない民族、とでも思っているのでしょうかね。
肩身の狭いUS配列信者、やね。
もっと肩身が狭いのが、UK配列信者なのであーる。
おわり
初代Surface Laptop Studioユーザーとしては気になるけど、相変わらず、日本ではUS配列モデルをラインナップしてくれないのであーる。