どっちが買い?『Mac mini 2018』vs『iMac 5K 2017』—高性能はどれ?吊るしでOK?ガチ比較で明らかにするぞっ!

どっちが買い?『Mac mini 2018』vs『iMac 5K 2017』—高性能はどれ?吊るしでOK?ガチ比較で明らかにするぞっ!
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確かに、その進化はミニじゃないや。

10月の『Apple Special Event』で発表された、新型Mac mini。想像以上の“プロ仕様”で、私たちを驚かせました。こうなってくると、『iMac 5K』と“どちらが買いか”悩みますなぁ…

四条ねこ
真のプロ機『Mac Pro』や『iMac Pro』は高いっ!
だから、ちょっと高性能なMacが欲しい人なら、『iMac 5K』か『Mac mini』が欲しいと思うんだよね〜。
まの
そこで、『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』の比較対決になるのですね!
四条ねこ
そゆことー!
価格やスペックを考えて、どっちがベストバイか考えてるぞJOJO〜!

各Macのスペック

各Macのスペック

まずは、『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』のスペックを、簡単に見ていきたいと思います。

四条ねこ
ここでは、“吊るしモデルの最上位”“CTOの最上位”の2つを載せるよー!
まの
量販店で最安値で購入したい人と、Apple Storeで購入する人への配慮ですね。
さたえり
なんか…説明くさい。

『iMac 5K』2017年モデル

  iMac 5K 2017
モデル 吊るし最上位 CTO最上位
CPU i5-7600K
3.80GHz(TB 4.20GHz)
4コア4スレッド
6MBキャッシュ
i7-7700K
4.20GHz(TB 4.50GHz)
4コア8スレッド
8MBキャッシュ
GPU Radeon Pro 580
8GB VRAM
Radeon Pro 580
8GB VRAM
RAM DDR4 8GB
2,400MHz
DDR4 64GB
2,400MHz
ROM 2TB Fusion Drive(HDD 2TB+SSD 128GB) 2TB SSD
価格 274,104円(税込) 630,504円(税込)

『iMac 5K 2017』の吊るしとCTOの各最上位スペック

iMac 5Kは、2018年モデルが10月現在発売されなかったので、最新モデルは2017年モデルです。各所でレビューされてますが、それらは“2017年モデル”なのでご注意を。

四条ねこ
やっぱり、CPUが1世代前になるのがねー。
さたえり
第7世代Coreプロセッサーの『Kaby Lake』と、第8世代Coreプロセッサーの『Coffee Lake』じゃ、テンションが大違いやもねぇ。

『Mac mini』2018年モデル

   Mac mini 2018
モデル 吊るし最上位 CTO最上位
CPU i5-8500
3.00GHz(TB 4.10GHz)
6コア6スレッド
9MBキャッシュ
i7-8700B
3.20GHz(TB 4.60GHz)
6コア12スレッド
12MBキャッシュ
GPU Intel UHD Graphics 630
8GB VRAM
Intel UHD Graphics 630
8GB VRAM
RAM DDR4 8GB
2,666MHz
DDR4 64GB
2,666MHz
ROM 256GB SSD 2TB SSD
価格 132,624円(税込) 500,904円(税込)

『iMac 5K 2017』の吊るしとCTOの各最上位スペック。

先日発表された『Mac mini 2018』の主要スペックです。

GPUこそIntel内蔵で貧弱(ボトルネック)ですが、CPUは第8世代Coreプロセッサーになり、コア数が増加。RAMも周波数が上がっています。

まの
GPUが貧弱といっても、eGPUがありますもんね。
四条ねこ
Apple限定販売の『Blackmagic eGPU』のことだねっ!

比較

比較

それでは、それぞれのMacのスペックを見てもらったところで、いよいよ比較していきます。

CPU—ほぼ互角!

CPU—ほぼ互角!

両者のCPUの比較は、Geekbenchより引用させていただきました。

CPU比較の結果は、“ほぼ互角”といった感じです。
シングルコアスコアでは『iMac 5K 2017』が勝ち、マルチコアスコアでは『Mac mini 2018』が勝ちました。

吊るし最上位

『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』吊るし最上位モデルでの、CPUベンチマーク比較。

『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』吊るし最上位モデルでの、CPUベンチマーク比較。

吊るし最上位モデルでは、ほぼ互角です。

ちなみに、『Mac mini 2018』に関しては、製品単体でのベンチマークが存在しなかったので、“相当のCPU”を比較対象としています。なので、正確なスコアではありませんのでご了承を。

CTO最上位

『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』CTO最上位モデルでの、CPUベンチマーク比較。

『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』CTO最上位モデルでの、CPUベンチマーク比較。

CTO最上位でも、ほぼ互角ですね。

こちらに関しては、『Mac mini 2018』をフライングしてベンチマークを計測されたものを掲載しております。ですので、100%正確かは不明です。あくまで、参考値としてお考えください。

GPU—『iMac 5K 2017』の圧勝!

GPU—『iMac 5K 2017』の圧勝!

両者のGPUの比較は、PassMark Softwareより引用させていただきました。

GPUの比較は、『iMac 5K 2017』の圧勝でした。

四条ねこ
まぁ、iMacには専用のグラフィックチップが、搭載されているからねー。
『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』の、GPUベンチマーク比較。

『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』の、GPUベンチマーク比較。

GPUに関しては、吊るし最上位モデル・CTO最上位モデルのどちらでも、同じGPUが使われています。

結果は当然ですが、専用のグラフィックチップ(Radeon Pro 580)を搭載している『iMac 5K 2017』の圧勝でした。

各Macのメリット・デメリット

各Macのメリット・デメリット

両者の主要なスペックの比較を見てもらったところで、『iMac 5K 2017』と『Mac mini 2018』それぞれの、メリット・デメリットを考えていきます。

四条ねこ
どっちも“良し悪しある”って感じだったよー!
■『iMac 5K 2017』のメリット・デメリット

  • ○ 周辺機器を揃える必要が皆無。
  • ○ 高色域を持つ5Kディスプレイ。
  • × 全部盛りにすると超高価。
  • × 吊るしモデルではSSDモデルが購入不可。
■『Mac mini 2018』のメリット・デメリット

  • ○ 本体価格が高スペックだが安価。
  • ○ I/OがiMac 5Kより多い。
  • × マウスもキーボードも別売。
  • × ディスプレイの価格で総額が大幅に変化。

こんな感じで、フェアな目線で考えました。

さたえり
やっぱ、一体型PCとデスクトップPC本体だけの差が出た感じやんね。
四条ねこ
だね〜。
それぞれ、もう少し掘り下げていくよっ!

『iMac 5K 2017』—買えばすぐに使えるのが魅力

『iMac 5K 2017』—買えばすぐに使えるのが魅力
Macを使うのに必要なもの

  • 『iMac 5K 2017』

そう、iMac最大の魅力は、iMac本体さえ買えば、ディスプレイもキーボードもマウスも付属(装備)していること。

メリット

四条ねこ
メリットは、何と言っても“他に投資が必要ない”ってことだねっ!

『iMac 5K 2017』の最大のメリットは、やはり“高色域ディスプレイ”が一体型になっていること。Appleの採用した『P3カラー(Display P3)』は、sRGBを大きく上回る色域を持つ。
そして、5K。高色域で5Kディスプレイを単体で揃えることを考えれば、ディスプレイだけで“お得”と言えるであろう。

デメリット

四条ねこ
デメリットは、SSDモデルが欲しいならCTOが必須になることかなー。

CPUが1世代前なのは、スコア的にも気にしなくても良さそうなので、ここでは置いておく。

問題は、吊るしモデルの最上位でも、2TBのFusion Driveモデル(2TB HDD+128GB SSD)しか買えないこと。

もちろん、一般的な使い方なら問題はない。しかし、5KのiMacを買う層を考えると、128GBしかないSSD領域は心許ない
そうなると、CTOで約2.5万の追加投資で512GBのSSDにするしかない。価格コムなどで調べて、“最安値”で購入したい層からすると、非常に頭の痛い話な気がします。

『Mac mini 2018』—高スペックを安価に入手できるのが魅力

『Mac mini 2018』—高スペックを安価に入手できるのが魅力
Macを使うのに必要なもの

Mac miniシリーズは、本体しか付属していないので、上記のように追加投資で周辺機器を購入する必要があります。

メリット

四条ねこ
メリットは、ディスプレイ次第でコストを下げられることだね〜!

とにかくスペックの割に『Mac mini 2018』は安い。正直、“破格”と言ってもいいと思う。
しかし、当然だが、周辺機器を全て別途揃える必要があるMac miniシリーズなので、追加投資が必須。

おそらく、追加投資の最大のネックは、ディスプレイになると思う。
なので、ここさえこだわりを捨ててしまえば、かなりリーズナブルな高性能Macを手にすることが可能になる。もちろん、すでに持っている人なタダで済む。

▼FHDでDellでも、この安さであーる。

デメリット

四条ねこ
デメリットは、iMac 5K並のディスプレイを揃えると、尋常ではない価格になることだねー。

とりあえず、これらを見て欲しい。

▼Appleが推奨しているLGのThunderbolt接続の5Kディスプレイ。

うん、高い。“ほぼ”純正だからね、仕方ない。

▼LGのウルトラワイドディスプレイで5K。

ううう…。

▼私が買おうとしているDellのウルトラワイドディスプレイ。

やっぱり、10万は超えますな。

とどのつまり、『iMac 5K 2017』のアイデンティティーであるディスプレイが“コスパ最強”なのである。仕方ないのあるよ。

まの
何だか、壊れてません!?
四条ねこ
あははー。
真面目にウルトラワイドや5Kのディスプレイを揃えると、10万コースは覚悟しておかないとだね…。

つまり、5Kやそれ相当のディスプレイを別途用意するのは、容易ではない。それが、最大のデメリットです。

さたえり
用意と容易…ダジャレ先生やん…。

総評:ディスプレイを取るか、最新を取るか

総評:ディスプレイを取るか、最新を取るか

要するに、

  • 『iMac 5K 2017』 → SSDはCTO必須だが、5Kディスプレイがある
  • 『Mac mini 2018』 → 全てが最新だが、GPUとディスプレイがネック

ということです。

四条ねこ
本当に本体だけでいい人なら、『Mac mini 2018』を全力で勧められるけど…そうでないなら、もうちょい考えるべきかもっ!?

私がどちらかを買おうとしているので、この記事を書いたのですが、調べれば調べるほどに、悩ましい結果に…。

まの
ちなみに、ねこさんはどちらを検討中なのですか?
四条ねこ
私は…『Mac mini 2018』かなー?

私はディスプレイを複数台のPC(Mac)で“使い回す”予定です。なので、マルチチャンネル入力が使える外部ディスプレイが必須なので、『Mac mini 2018』を検討中です。

反対に、Macが1台でよかったり、見た目をスッキリさせたい人は『iMac 5K 2017』のほうが、コスパが高くなると思います。

四条ねこ
参考になったかなー!?

あなたは、どっちを買いますか!?

おまけ

四条ねこ
CPUは、コア数的にもっと差が出ると思ったんだよねー。
まの
意外と差がなかったですよね。
さたえり
そうなってくると、GPUの差が気になってくるやんね。
四条ねこ
そうなんだよー!
別に『iMac 5K 2017』でも、eGPUは使えるからね〜。
まの
悩ましいですね…。

おわり