- Panicのゲーム機『Playdate』がようやく到着
- インディーゲーム開発者向けの飛び道具的コンソール
- 気になる点は“1世代限りで終わってしまわないか”
最高にキュートなポータブルゲームコンソール、Panic『Playdate』が少し前に届きました。「どうやって遊ぼう?」と、子供のころの想像力を掻き立ててくれる不思議なデバイスです。
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待たされただけに、手にしたときの感動もひとしおですな。
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やっと、やっと……やね!
『Playdate』到着
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ついに、あの『Playdate』が届きました。
思い返せば、Playdateが発表されたのが、2019年5月末。
当初は、2020年にリリースされる予定でしたが、パンデミックにより延期に。加えて、サプライチェーンの問題もあり、リリースがさらに間延び。結局、2021年7月30日午前2時から予約受付、2021年以降順次発送となっておりました。
その肝心の予約時にも、アクセス過多でシステムダウン。兎にも角にも、最初から最後までアクシデント続きのハードウェアでした。なので、実物が届いたときには、何とも感慨深いものが……。
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ハードウェアを製造して販売する難しさを、目の当たりにした気がしますわ。
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苦労と苦悩の日々…ですな。
はじめまして
はじめまして、Playdate。
今から注文しても、到着するのは2023年初頭以降とのこと。なので、このキュートな雰囲気だけでも味わってもらうべく、いろいろ撮影してみました。
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ま、どうせみんな文章なんて読んでないあーる。
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こらこら……。
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パッケージ。
すでにパッケージから凝っており、Playdate本体をモチーフとしたイラストやロゴの部分に、『エンボス加工(凸状に浮き出しする加工)』と『バーコ印刷(樹脂印刷による浮き出し印刷)』が施されています。
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Playdate本体。
Playdateにプリインストールされているゲームは、(筆者の場合は)『Casual Birder』『Whitewater Wipeout』の2タイトルのみ。
セットアップ後に、毎週2本のゲームが順次配信されるようになっており、それが12週間にわたって行われます。なので、合計24タイトル収録される形に。なお、この24タイトルは『Season One』となっており、今後のアップデートにて、さらなるゲーム配信を行なっていくそうです。
このPlaydateはSDKが公開されており、ユーザー自身がゲームを開発することも可能。また、他者が開発したゲームもサイドロード可能となっています。なので、24タイトルがPlaydateで遊べるゲームのすべて、というわけではありません。
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ここでちょっと“ミソ”なのが、一気に24タイトル遊べないこと。
これは飽きさせない工夫だと思うのですが、どことなく誕生日やクリスマスのような記念日にしか買ってもらえなかった子供時代が味わえます。
このPlaydateを手にするユーザーの大半は『GAME BOY』を懐かしむ、 20代後半 〜 40代前半 のはず。いわゆる、『ミレニアルズ(Generation Y)』というレンジ。つまりは、大人のためのゲームコンソール。
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記念日にしかゲームを買ってくれない。だから、同じゲームを何度も何度もプレイする。これが子供のゲームのやり方というもの(今はスマートフォンがあるので違うかもしれませんが)。
そんな“欲しいゲームがすぐ手に入らない”という、子供時代の懐かしい経験が疑似体験できてしまうのです。
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大人になると忘れてしまう心ですわね。
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もいちど〜こどもに〜もどってみたい〜〜♪
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そして、こちらがPlaydateのキモ、『クランプ』。
自分でゲームを開発した場合は別ですが、配信されるゲームは原則このクランプを用いて遊ぶことになります。もちろん、開発する際にクランプをどう扱うのかが、クリエイターとしての腕の見せどころ。
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このクランプは収納できるようになっており、モビリティも良好。
ただ、ちょっとプラスチッキーなので、丁寧に扱わないと接合部が破損してしまうかもしれません。
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そうそう、同時にPlaydate専用カバーも買いました。
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このPlaydate専用カバー、実に良くできており、マグネットでカチッと装着できます。しかも、カバー側のピンとゲーム機本体側の穴とがガッチリ嵌るようになっているので、しっかりとズレずにホールドできるようになっています。
ちなみに、カバーの左下のみピンがないのですが、これは故障や不良ではなく、ストラップを通した際に干渉しないようにするため(ゲーム機本体側の穴はストラップホールにもなる仕様です)。さすがはMac系のデベロッパー企業だけあり、UXが練り込まれております。
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このようにカバーを後方に回転させれば、ゲームプレイ時にも邪魔になりません。
Playdate本体の黄色とのコントラストが魅力的な専用カバー。Playdateを購入する際には、一緒に注文しておくことをおすすめします。あとから購入となると、納期が長そうですので。
どうやって遊ぼう?
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このPlaydate、前述のとおりSDKが配布されており、なおかつ簡単に開発できる『Pulp』という、Webベースの開発ツールも用意されております。
そういう背景もあり、ピュアなゲームコンソールというよりかは、デベロッパーが楽しむための玩具という色が強い。もちろん、普通にゲームをプレイして楽しむだけでも充分なのですが、やはり開発してこそなデバイスでしょう。
要するに、どう遊ぶかはあなた次第、というわけです。
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プログラミングを勉強する動機付けとしても、良いかもしれませんわね。
まとめ「懐かしさと新しさの共存」
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ようやく到着した、Panicのポータブルゲームコンソール『Playdate』。
モノクロ表示がどこか懐かしく、そしてテクノロジーが詰まった新しさもある、個性的でキュートなデバイスなのです。価格がちょっとお高い($179)ですが、この不思議な感覚にトリップしたい方はぜひ。
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最大の問題は、すぐに手に入らないことですわね。
おまけ
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せっかくなので、1つぐらいゲームを開発したいですわね。
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タイトルは『ねこちゃんの大冒険 II』ですなっ!
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却下。
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てか、いきなり“II”から始まるんやね。
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『モヤモヤさまぁ〜ず2』方式ですわね。
おわり
2021年7月に予約して、2022年10月に到着。
おおよそ、1年3か月待ちでしたわね。