- Spotify対応の高級DAPを探してきた!
- 最近のDAPはAndroid搭載で普通に使える!
- 選ぶなら珠玉の一台を…ぜひ!
高級DAPでSpotify。
スマホからのステップアップで高級DAPを買う人も多いはず。だけど、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスに非対応なのは嫌…。そんな欲張りさんのためのSpotifyなど対応の高級DAPを探してきました。
やっぱ基本はSpotifyなんだねっ!?
一番メジャーだし、デバイス依存も少ない音楽ストリーミングサービスやからね!
目次
Spotify対応高級DAP一覧
そういうわけで、音楽ストリーミングサービスの中でも『Spotify』に対応しているDAP(携帯音楽プレーヤー)を探してきました。
なお、Amazon MusicやSoundCloudに関しては対応状況がマチマチなので、あまり期待しないほうが無難。高級DAPで音楽ストリーミングサービスを使うなら、とりあえずはSpotifyを想定して購入しましょう。
Sony(日本)
言わずと知れた『Sony』のWALKMAN。
SonyやWALKMANについては、もはや説明不要ですよね。
【1】NW-ZX500|おすすめ
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | CXD3778GF (S-Master HX) |
○ | ○ | 64GB | microSDXCの規格内 | 3.5mmステレオミニ 4.4mmバランス USB Type-C |
5.0 | 最大20時間 |
Sony『NW-ZX500』のスペック表。
■Sony『NW-ZX500』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify・Amazon Music等に対応。
- 『LDAC』でBluetoothでもハイレゾで出力可能。
- 非ハイレゾ音源もアプコンでハイレゾ相当に。
- 4.4mmバランス出力端子搭載。
- とにかく使いやすいインターフェース。
- PDM出力のままDSDネイティブ再生。
Sony『NW-ZX500』は、ついに登場したAndroid搭載WALKMANのフラグシップ的モデル。
WALKMANの使いやすさをそのままに、Android OSを搭載したことにより、SpotifyやAmazon Musicに対応。サイドボタンも押しやすく、使い勝手が良いモデル。もちろん、DSDにも対応。
FiiO(中国)
『FiiO』といえば、高コスパ高音質を欲しいままにしたメーカーというイメージ。古くからのPHPAなら馴染み深いメーカー。
個人的にはオヤイデ電気時代のFiiO E5からのユーザーなので、かなり思い入れのあるメーカー。UIも海外メーカーとしては分かりやすいものになっていて、WALKMANに飽きたユーザーにまず一番におすすめしたメーカーでもある。
【1】M6|おすすめ
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | ES9018Q2C | ○ | - | 2GB | 最大2TB | 3.5mmステレオミニ USB Type-C |
4.2 | 最大13時間 |
FiiO『M6』のスペック表。
■FiiO『M6』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify・Amazon Music等に対応。
- USB DAC機能搭載。
- FiiO Linkでスマホからリモコン操作可能。
- AirPlay・DLNAに対応。
- 連続スタンバイ時間は最大26日間と長い。
FiiO『M6』は、バランス出力ができないこと意外は価格以上の働きをしてくれそう。
ハイレゾDAP入門機としても、スマホのサブDAPとしても使いやすい。OSはAndroidベースだが、カスタムされているのでSpotifyなどはAPKファイルを入れる必要あり。このスペックが2万円と考えると…やはり、FiiOは凄い。
【2】M9
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | AK4490EN ×2 | ○ | ○ | 2GB | 最大2TB | 3.5mmステレオミニ 2.5mmバランス USB Type-C |
4.2 | 最大10時間 |
FiiO『M9』のスペック表。
■FiiO『M9』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify・Amazon Music等に対応。
- USB DAC機能搭載。
- 左右独立のDAC『AK4490EN』を2基搭載。
FiiO『M9』は、3万円台中盤でバランス出力とSpotifyに対応している優等生キャラ。
先程のM6がライトユーザーからの入門機とすると、M9はちょっとガチDAPっぽくなった感じ。初めてのバランス出力対応機としても良さげ。価格的にもかなり人気であろうモデル。
【3】M11|おすすめ
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | AK4493EQ ×2 | ○ | ○ | 32GB | 最大2TB ×2 | 3.5mmステレオミニ 2.5mmバランス 4.4mmバランス USB Type-C |
4.2 | 最大13時間 |
FiiO『M11』のスペック表。
■FiiO『M11』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify・Amazon Music等に対応。
- USB DAC機能搭載。
- FiiO Linkでスマホからリモコン操作可能。
- AirPlay・DLNAに対応。
- 連続スタンバイ時間は最大50日間と長い。
- 急速充電規格『Quick Charge 2.0』対応。
FiiO『M11』は、Spotify対応を含めてとにかくてんこ盛りなハイエンドDAP。
microSDがデュアルスロットで、バランス出力端子が2.5mmと4.4mmのデュアル。DACもデュアル。とにかくデュアルなてんこ盛り仕様。FiiOの中では高いが、DAP全体で見るとまだまだお手頃な部類。
HiBy Music(中国)
『HiBy Music』はOEM製造で強かったメーカーが、満を持して自社でDAPを出したメーカー。まだまだ新興メーカーだが、今後の伸びしろに注目。
【1】R5
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | CS43198 ×2 | ○ | ○ | 16GB | 最大512GB | 3.5mmステレオミニ 4.4mmバランス USB Type-C |
4.2 | 最大18時間 |
HiBy Music『R5』のスペック表。
■HiBy Music『R5』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify等に対応。
- SoCにQualcomm『Snapdragon425』を採用。
- バランス端子のNIPPON DICS製『Pentaconn』搭載。
- 3,500mAhの大容量バッテリー。
- PCM最大384Khz/32bit対応。
HiBy Music『R5』は、Androidとしての使い勝手を活かしてDAPに落とし込んでいる。
ミソはやはり『Pentaconn』採用の4.4mmバランス出力。そして、DACに『CS43198』を2基採用しているところ。
【2】R6 Pro|おすすめ
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | ESS9028Q2M ×2 | ○ | ○ | 32GB | 最大512GB | 3.5mmステレオミニ 3.5mmラインアウト 4.4mmバランス USB Type-C |
4.0 | 最大12時間 |
HiBy Music『R6 Pro』のスペック表。
■HiBy Music『R6 Pro』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify等に対応。
- SoCにQualcomm『Snapdragon425』を採用。
- バランス端子のNIPPON DICS製『Pentaconn』搭載。
- 4,000mAhの大容量バッテリー。
- PCM最大384Khz/32bit対応。
HiBy Music『R6 Pro』は、R6のマイナーチェンジモデル。
デザイン面も洗練され(まだ詰めが甘いけど)、かなりバランスが良くなったモデル。
Cayin(中国)
『Cayin』とは、1993年と創業から結構時間があるが、まだ知名度が低いメーカー。ピュアオーディオ界隈では有名のようだが、DAPで頭角を現せられるか?
【1】Cayin i5
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | AK4490EQ | ○ | - | 32GB | 最大200GB | 3.5mmステレオミニ 3.5mmラインアウト USB Type-C |
○ | 最大11時間 |
Cayin『Cayin i5』のスペック表。
■Cayin『Cayin i5』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify等に対応。
- USB DAC機能搭載。
- 同軸アウトプット対応。
Cayin『Cayin i5』は、同社初のAndroid搭載DAP。
発売年から少し経過しているので、これから購入するならN5iisのほうがおすすめ。
【2】N5iiS
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | ESS9018K2M | ○ | ○ | 64GB | 最大400GB ×2 | 3.5mmステレオミニ 2.5mmバランス USB Type-C |
4.0 | 最大12時間 |
Cayin『N5iiS』のスペック表。
■Cayin『N5iiS』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify等に対応。
- microSDデュアルスロット。
- USB DAC機能搭載。
Cayin『N5iiS』は、高級感溢れるDAPを探しているなら絶対に候補に入るはず。
音質もさることながらやはり質感。音の質感もそうだけど、本体の質感もそう。ぜひ視聴してほしい。
Astell&Kern(韓国)
『Astell&Kern』は、iriverのハイエンドブランド。
高級DAPを探している人なら、このAstell&KernのDAPはある種の到達点であり憧れであるはず。それくらい…高級!
【1】A&norma SR15
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | CS43198 ×2 | ○ | ○ | 64GB | 最大400GB | 3.5mmステレオミニ 2.5mmバランス Micro USB |
4.1 | 最大10時間 |
Astell&Kern『A&norma SR15』のスペック表。
■Astell&Kern『A&norma SR15』のポイント
- OSアップデートでSpotify等に対応。
- PCM 192kHz/24bit・DSD64のネイティブ再生。
- USB AUDIO出力機能搭載。
- DLNA機能『AK Connect』搭載。
Astell&Kern『A&norma SR15』は、AKの中では安価な部類(それでも高価だが)で入手性は高い。
ただ、Astell&KernのDAPを買うならもう少し上のクラスを…という感じ。Micro USBというのもネック。
【2】A&futura SE100
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | ES9038PRO | ○ | ○ | 128GB | 最大400GB | 3.5mmステレオミニ 2.5mmバランス USB Type-C |
4.1 | 最大11時間 |
Astell&Kern『A&futura SE100』のスペック表。
■Astell&Kern『A&futura SE100』のポイント
- OSアップデートでSpotify等に対応。
- ESS Technology 8ch DAC『ES9038PRO』を搭載。
- USB AUDIO出力機能搭載。
- DLNA機能『AK Connect』搭載。
Astell&KernのDAPはハイエンドのものならアップデートでSpotifyに対応してくれるようになっている。ただ、この『A&futura SE100』以上のモデルは高価過ぎるのでこのへんで。
ACTIVO(韓国)
実はこの『ACTIVO』もiriverのグループ企業だったりする。うーん…iriver恐るべし!
【1】CT10
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | CS4398 | ○ | - | 16GB | 最大400GB | 3.5mmステレオミニ Micro USB |
4.1 | 最大10時間 |
ACTIVO『CT10』のスペック表。
■ACTIVO『CT10』のポイント
- OSアップデートでSpotify等に対応。
- Astell&Kernサウンドが安価に聞ける。
- 分かりやすいインターフェース周り。
- USB DACとしても利用可能。
ACTIVO『CT10』は、iriverのグループ企業ということもあり、あのAstell&Kernのサウンドが安価に手に入るのが魅力。
さすがにインターフェースは乏しいが、可愛い見た目と電脳少女シロが好きならおすすめかも。
iBasso Audio(中国)
『iBasso Audio』は、中国深セン発のオーディオメーカー。おそらくDAP界隈ではかなり有名になった気がする。まさにiBasso AudioかFiiOかのような。それくらいメジャーになったメーカー。
【1】DX220|おすすめ
OS | DAC | ハイレゾ | バランス出力 | 内蔵メモリー | microSD | I/O | Bluetooth | 連続再生時間 |
Android | ES9028PRO ×2 | ○ | ○ | 64GB | 最大2TB | 3.5mmステレオミニ 2.5mmバランス 光デジタル出力 USB Type-C |
5.0 | 最大9時間 |
iBasso Audio『DX220』のスペック表。
■iBasso Audio『DX220』のポイント
- AndroidベースのOSでSpotify等に対応。
- アンプモジュール交換可能。
- USB PD・QC 3.0対応。
- Bluetoothのバージョンが5.0。
- 光デジタル出力・同軸デジタル出力の両対応。
10万円出せるならiBasso Audio『DX220』がおすすめ。
美しいデザイン。洗練されたインターフェース。Android搭載機としてのスペックも悪くない。そして、アンプモジュールが交換できるという遊びも楽しい。
まとめ「高級DAPでもSpotify対応はデフォになってる!」
DAP界隈はAndroidベースのカスタムOSが主流となってきている。なので、基本的にはSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスに対応していないDAPのほうが少なくなってきている。
だからこそ、ピュアに操作性の良さ・音質・拡張性で選びやすい時代になったと言える。高級DAPでハイレゾ音源とSpotifyを同時に楽しむなんていかが?
高級DAPは中韓が強い傾向が如実に出てる感じやね!
おまけ
これはDAP買うフラグですなー!?
そうやね!
オーオタを復活させようかって思ってるんよね!
無駄遣いする人が2人に増えましたわ…。
えー、高級DAPは無駄遣いやないのになぁ。
おわり
今回紹介してるのは、全部Spotify対応やよ!
Amazon MusicやSoundCloudの対応状況は個別に調べてみて!