- 完全ワイヤレス史上最強音質。
- AirPodsのような使い勝手の良さ。
- デバイスを選ばずにTWS機能が使える。
- ノイキャンONでも6時間使える。
- 片側だけでも利用可能。
- 充電ケースが大きめ。
- 少し価格が高価。
- タッチボタンは評価が分かれる。
- コンパニオンアプリは要改善。
これは、Sony版AirPodsだ!
ノイキャン対応の完全ワイヤレスイヤホン、Sony『WF-1000XM3』をレビュー。QN1eチップ搭載で、Bluetooth 5。現状最高峰と言っても過言ではないはず…!?
そうやね!
全体的に完成度も高いし、かなりオススメな部類に入るかなぁ。
デザインも美しいですよね。
目次
Sony『WF-1000XM3』とは?
WF-1000XM3のポイント
- ノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン。
- 96kHz/24bitまで拡張してハイレゾ相当で聞ける。
- 最新のBluetooth 5&Sony独自のTWE搭載。
- SiriもGoogle Assistantも呼び出せる。
- 外音取り込み機能搭載。
今回レビューするのはSony『WF-1000XM3』という、完全ワイヤレスイヤホン。ノイズキャンセリング搭載、ハイレゾ相当アプコン、Bluetooth 5、Sony独自のTWE…っと、てんこ盛りなイヤホン。
しかも音質もかなり良いから…これは売れるに決まってるって感じやね。
本体
WF-1000XM3にはカラバリが2色あり、今回は『プラチナシルバー』(もうひとつは『ブラック』)をチョイス。どちらもWH-1000XM3と同じカラーリングになっています。
WF-1000XM3の充電ケースは、『USB Type-C』です。もはや、USB Type-Cがスタンダードになってきているので、このSonyの選択に大歓迎。
ケースはマグネット式。ラッチ式はバッグに入れてると勝手に開くことがあるので、これが最適解…なはず。ちらっとNFCにも対応している(ケース中央部)ことが伺える。
WF-1000XM3はタッチセンサーのボタンになっています。
左 | 右 | |
1回押し | NC/Ambientモード切替 | 再生・停止 |
2回押し | - | 曲送り |
3回押し | - | 曲戻し |
長押し | クイックアテンション | ボイスアシスタント |
WF-1000XM3のリモコン機能一覧。
デフォルトでは上表の設定になっています。ただ、専用のコンパニオンアプリ(Headphones Connect)を利用すれば、かなりカスタムできるようになっています。
イヤホン後面に、黒い部分があると思います。これが、近接センサー。そう、AirPodsのように“外すと自動停止”という動作が可能に。当然、“装着すると自動再生”もOK。感動の嵐。
だから、Sony版AirPodと言っていたわけですね?
そうやね!
ただ、AirPodsっぽいのは、これだけじゃないんよ!
付属品
WF-1000XM3の付属品
- 取扱説明書
- 保証書
- USB Type-C to Micro USB ケーブル
- ハイブリットイヤーピースロング
- トリプルコンフォートイヤーピース
イヤホンマニアなら、「イヤーピースといえばSony」と思う人も少なくないはず。今回もSonyこだわりのイヤーピースが2種(ハイブリットイヤーピースロング・トリプルコンフォートイヤーピース)付属。
特に、『トリプルコンフォートイヤーピース』(写真左)は、Complyのような感じで、個人的にかなり好み。ノズルの口径さえ合えば他機種でも使えるので、ぜひ試してほしい。
ココがGOOD
音質:エッジもノビも強い
WF-1000XM3の音質をひとことで表すと、「完全ワイヤレス界のSIGMA」という感じ。
解像感もありながら、押しの強さもある。ハイレゾではないが、ハイレゾ対応のドライバーを使っているからか、とにかくストロークやレンジに余裕がある。
音の傾向は万能選手って感じだから、今回はLiSAをプッシュしておくやよ!(Sonyつながりで)
音場:完全ワイヤレス史上最高の広さ
個人的にWF-1000XM3最大のオススメポイントは、音場の広さ。今まで完全ワイヤレスイヤホンばかり買ってきたけど、こんなに広くて分離感がしっかりあるイヤホンは、これが初めてかもしれない。
Bluetoothイヤホンはその特性上、“作られた音”になりがち。そして、TWSだと“塊感”も出てしまうイメージ。ただ、それがWF-1000XM3には少ない。
なんか、ULTRASONEのヘッドホンで初めて聞いたときのような感動が…。
ノイズキャンセリング:静寂を耳にした瞬間
カナル型イヤホンにノイズキャンセリングが必要でないと思っていたのですが、今回のWF-1000XM3で評価が変わりました。やはり、あったほうが便利。
ノイキャン特有のホワイトノイズは皆無。しかも、バッチリな効き。BoseとSonyのノイキャン性能は本当に凄い。一瞬、耳は死んだかと思うレベルで効く。
ペアリング:早いし安定している
WF-1000XM3には、Sony独自のTWSが搭載されており、ペアリングも早い。さらに、片側だけでも利用可能。
有名なTWSだとQualcomm『TWS Plus』があるけど、あれはスマホのSoC依存で不便なんよね。QCC3026とかって言われるやつね!
このSony独自のTWSはデバイス依存“なし”なので、iPhoneでもTWS。そう、まさにAirPodsそのまま。購入前にSonyからこのことを伺っていたので、個人的には即買いを決めました。
ココがBAD
ケース:完全ワイヤレスの中でも大きめ
一番残念なのが、イヤホンの充電ケースが大きいこと。イメージ的には、AirPodsの2倍はある感じ。Galaxy Budsの1.7倍くらい。つまり、大きい。
いろいろ詰め込んでいるのでしょうがないかもしれないが、後継機ではもう少しコンパクトにしてほしい。個人的にはNFCは不要なので、Qiを採用してくれるとありがたいかな。
アプリ:煮詰めきれてない感がある
とっても面白いコンパニオンアプリ『Headphones Connect』。このアプリの使い勝手が向上すると、もっとWF-1000XM3の価値が上がるはず。
このアプリの機能については後述するとして、アプリとWF-1000XM3側の識別がもう少し早くなってほしい。ちょっと遅いので、待たされる感がプチストレスになるかもしれない。
補足
Headphones Connectについて
せっかくなので、コンパニオンアプリ『Headphones Connect』の機能について解説しておく。
Headphones Connectでできること。
- コーデックの切り替え。
- バッテリー残量の確認。
- 外音取り込み機能(アンビエントモード)の設定。
- イコライザーの設定。
- ハイレゾ相当のアプコン(DSEE HX)の切り替え。
- イヤホンボタンのキー割り当て変更。
- WF-1000XM3のアップデート。
こんな感じで、とにかくいろいろできるし、遊べます。ここですべてを触れるのは無理なので、実際に買ってみて楽しんでみてください。
専用アプリがあるのは、ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンならではの楽しみって感じやんね!
まとめ「TWSは完熟した。これがある種の頂点である」
とにかく、『WF-1000XM3』は完成されきった完全ワイヤレスイヤホン。
ノイキャン、独自TWSによる通信の安定、ハイレゾ相当へのアプコン…機能だけでも申し分なし。さらに、解像感の高さと音場の広さ。そう、音場。ほんとにゾネホン好きに合う気がします。
オススメなんて言わせない!それくらい万能選手で、買って満足感が得られるTWSやね!!
おまけ
スポーツ向けで探している人以外なら、100%買うべきやね!
おおー!言いますな〜。
実際、かなりの数が売れているみたいですからね。さすがはSonyですわ。
あとは…Bose Earbuds 500を買わないとやね!(おい)
おわり
人気の完全ワイヤレスイヤホンだねっ!?