この記事はradius様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。
- 『HP-P100BT』は強力ANCと低遅延モードがウリ!
- ゲーミング用途にも使える完全ワイヤレスイヤホンだ!
- 後継機種ではぜひとも専用アプリを開発してほしい!
“求めすぎないAll-in-One機”
完全ワイヤレスイヤホン、radius『HP-P100BT』をレビュー。ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能はもちろん、IPX5等級防滴仕様やゲームに最適な低遅延モードまで搭載。そんな、多機能イヤホンです。
スマホアプリ以外は網羅されている感じですね。
うむむ、ユーティリティー感ですなー。
Bottom line
ハイブリッド方式のノイキャン・低遅延モード、これらを同時搭載している希少性は高評価。立体的なシェル構造は装着感も良好で、激しい運動をしても外れづらい。タッチ操作は癖があるので、物理ボタン方式が良かった感アリ。アプリがないのもプチ残念。
Score
- Price 8
- Design 7.6
- Sound 7.8
- Function 8.8
- Usability 6.5
- Battery 7.5
ここがすき!
- ハイブリッド方式採用のANC
- 装着感の良いシェル構造
- コーデック不問の低遅延モード
- パンチ力と迫力のあるサウンド
ここがうーん?
- コツを要するタッチ操作
- スマートフォンアプリ非対応
- ケースに戻すと設定が戻る仕様
目次
本日のレビュー:HP-P100BT
HP-P100BTってなに?
ハイブリッド方式を採用した強力ノイズキャンセリング。Bluetoothコーデック依存ナシでローレイテンシー(約40ms)を実現した低遅延モード。この2つがウリの完全ワイヤレスイヤホン。
完全ワイヤレスイヤホンでカジュアルにゲームをしたいけど、ゲームプレイに支障が出るから音ズレは嫌。でも、ワイヤードイヤホンは煩わしいのでもっと嫌。
…そんな人におすすめのゲームにも使えるワイヤレスイヤホンって感じやね!
スペック
HP-P100BT | |
---|---|
型番 | HP-P100BT |
メーカー | radius |
オーディオ性能 | |
ドライバー | ダイナミック(φ10mm) |
再生周波数帯域 | 20Hz–20,000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
ケーブル長 | N/A |
プラグ | N/A |
Bluetooth性能 | |
Bluetooth Ver. | Bluetooth 5.1 |
コーデック | SBC AAC |
プロファイル | A2DP HFP AVRCP |
バッテリー | |
イヤホン単体 | 最大6.5時間(ANC OFF) 最大6時間(ANC ON) |
イヤホン+充電ケース | 最大22時間(ANC OFF) 最大21時間(ANC ON) |
インターフェース | |
イヤホン | N/A |
充電ケース | USB Type-C ×1 |
サイズ | |
イヤホン | 28×27×20mm*1 |
充電ケース | 69×30×44mm*1 |
質量 | |
イヤホン | 5.9g*1 |
充電ケース | 35.3g*1 |
備考 | |
ノイズキャンセリング | 対応 |
ヒアスルー | 対応 |
コンパニオンアプリ | 非対応 |
防塵防水 | IPX5 |
左右独立受信方式 | 対応 |
その他 | 低遅延モード搭載 |
HP-P100BTのスペック
*1実測値
デザイン
本体
| イヤホン | 充電ケース |
サイズ | 28×27×20mm | 69×30×44mm |
質量 | 5.9g | 35.3g |
HP-P100BTのサイズと質量
※すべて実測値
ファーストインプレッションは…大人しいデザイン!
イヤホンは若干大ぶりなサイズ感ですが、充電ケースはごくごく一般的な大きさ。イヤホンも充電ケースも、サイズ感のわりには案外軽く作られています。
HP-P100BTは合計3色展開で、
- ブラック
- ブルー
- ホワイト
という、カラーバリエーションになっています。
- LEDインジケータ
- マイク
- Pogo Pin(メス)
イヤホン本体が変わった形状をしているが、この独特な有機的形状を採用することによって、装着感向上に寄与しているとのこと。
シェル内外で塗装のフィニッシュが異なり、外側がグリッターな光沢仕様、内側がマットな非光沢仕様、となっている。ビルドクオリティは上々ですが、内側がマットになっているため、皮脂が目立ってしまうのが玉に瑕。
中価格帯 〜 高価格帯 の完全ワイヤレスイヤホンに搭載されがちな、イヤホンの着脱に応じて再生・停止が自動的に作動する近接センサーの類は残念ながら搭載されておりません。ただし、左右独立受信機構は採用されており、イヤホン片方だけでも利用することはできます。
- LEDインジケータ
- USB Type-C
- Pogo Pin(メス)
充電ケースのフィニッシュは、イヤホン内側と同じマットな非光沢塗装。そうそう、マットと言ってもピーチスキン塗装ではありません。なので、加水分解でベタベタすることはないでしょう。
充電ケースへの充電は、USB Type-Cで行う仕様。もはや当然の仕様ですが、Micro USBではありません。なお、Qi規格のワイヤレス充電には非対応です。
いわゆる“モダン”な仕様って感じやね!
1%–24% | 25%–49% | 50%–74% | 75%–100% |
| | | |
LEDインジケータのバッテリー残量
なお、充電ケース前面のLEDは4連のインジケータになっており、それぞれが点灯・消灯することで、充電中等にバッテリー残量を示してくれる仕様になっています。
リモコン
| Lch | Rch |
(1回押し) |
再生・停止 受話・終話 |
再生・停止 受話・終話 |
(2回押し) |
曲戻し 着信拒否 |
曲送り 着信拒否 |
(3回押し) |
低遅延モード切替 | ANCモード切替 ヒアスルーモード切替 |
(4回押し) |
音声アシスタント起動 | 音声アシスタント起動 |
HP-P100BTのリモコン機能
搭載されているリモコン機能のキーアサインは上表のとおり。
リスニングに必要であろう主要機能は総じてアサインされているので、わざわざスマートフォン等を取り出して操作をする手間も少ないでしょう。誤爆すると厄介な音声アシスタントも4回押しにアサインされているので、全体を通して良いアサイン配置ではないでしょうか。
なお、HP-P100BTには専用のコンパニオンアプリが用意されていないので、このキーアサインを変更することはできません。
ステム
全長 | 2.5mm |
直径 | φ4mm |
HP-P100BTのステム(ノズル)サイズ
※すべて実測値
ステム径はごくごく普通の完全ワイヤレスイヤホンという感じですが、全長は気持ち短めになっています。とはいえ、そこまで変則的な形状ではないので、これならイヤピ遊びも全然可能。
充電ケース内部のクリアランスがかなり広くとられているため、大半の完全ワイヤレスイヤホン用イヤーピースであれば、干渉することなく収納することが可能でしょう。
付属品
- イヤーピース(S・M・L)
- USBケーブル(Type-A to Type-C)
- 取扱説明書/保証書
イヤーピース
S | M | L |
φ9×6mm | φ10×7mm | φ11×6mm |
イヤーピースのサイズ
※すべて実測値
付属のイヤーピースはしっかりとしたコシのあるタイプ。
radiusといえば『ディープマウントイヤーピース』という、外耳道の深くまでググっと挿さることにより、豊かな低音を醸し出してくれるイヤーピースが単品販売されています。ですが、HP-P100BTに付属しているのはそれではありませんでした。
その他
付属の取扱説明書は一枚ものですが、ペアリング方法やリモコン操作等が詳細に記載されているので、ガジェットに明るくないユーザーでも簡単に扱うことができるでしょう。
ちなみに、付属のUSBケーブル(Type-A to Type-C)は、実測値で全長38.5cmでした。
ポイント
サウンド
ゲームに最適な迫力ドライバー
このHP-P100BTに搭載されているドライバーは、完全ワイヤレスイヤホンとしては比較的大口径なφ10mmのダイナミックドライバーが採用されている。
音質や音の傾向については後述するとして、radius曰く「ゲームプレイに最適な繊細でリッチなサウンドにチューニングしている」とのこと。
ゲーミングイヤホンということですか?
専用ってわけじゃなくて、“ゲームにも向いている”…ぐらいかな!
フィッティング
耳に吸い付く有機的シェル形状
ちょっぴりカスタムIEMライクなデザインをしている、HP-P100BTのシェル形状。この立体的かつ有機的なシェル形状により、あたかも耳に吸い付くような快適なフィット感を得ることが可能となっている。
バッテリーやBluetoothモジュールを搭載しないといけないため、完全ワイヤレスイヤホンというのは、有線イヤホンよりもサイズが大きくなりがち。なので、人によってはポロポロと落ちてしまったり、長時間装着していると耳が痛くなってしまうことがある。
ところが、このHP-P100BTはイヤホン全体を面で支えているため、うまく荷重が分散されており、長時間のリスニングやゲームプレイでも快適に使えるようになっている。
ゲームをするなら装着感も大事やんね。
フィーチャー
IPX5等級の防滴設計
このHP-P100BTには、『IPX5』等級の防滴設計が施されている。
IPX4 | IPX5 | IPX6 | IPX7 |
防沫型 | 防噴流型 | 耐水型 | 防浸型 |
IP規格の第2示性数字(防水規格)対応表
この『IPX5』というのは、IP規格に照らし合わせると『防噴流型』に相当します。
防噴流型というのは、あらゆる方向から噴流水を受けても有害な影響を受けないというもの。なので、完全防水ではないため水没は禁忌。とはいえ、雨や汗ぐらいなら全然平気な仕様になっているのでご安心を。
ファンクション
業界最高峰の低遅延モード搭載
このHP-P100BTの最大の特長と言ってもよいのが、業界トップクラスのローレイテンシーを誇る『低遅延モード』を搭載しているという点。
この低遅延モードをオンにすると、約40ms(0.04秒)までレイテンシーが短くなるという。しかも、この低遅延モード、なんとBluetoothコーデックに依存しない独立した機能として搭載されています。
余談ですが、約40msという遅延は『aptX LL』と同等レベル(条件によって遅延具合は変わるのであくまで理論値の話)。aptX LLはスマートフォン等には実装できない仕様のため、ゲームユーザーにとっては注目の機能となっていると言えるでしょう。
強力なハイブリッドANC搭載
HP-P100BTにはアクティブノイズキャンセリングが搭載されているのですが、そのノイズキャンセリング方式が『ハイブリッド方式』という強力がものになっているのも大きな特長のひとつ。
『ハイブリッド方式』というのは、フィードフォワードマイクとフィードバックマイクという2つのマイクによる相乗効果によって、強力にノイズを除去するノイズキャンセリングの方式。巷でノイズキャンセリングが効くと言われているイヤホンというのは、大半ハイブリッド方式が採用されています。
特に60Hz付近のノイズを重点的にカットするように作られているようで、電車やバスのような「ゴー」という雑音を除去し、いつでもどこでも快適なリスニングやゲームプレイが可能となっています。
外音取り込み機能搭載
ノイズキャンセリング機能とセットで搭載されることの多い『外音取り込み機能(ヒアスルー機能)』についても、HP-P100BTにはバッチリ搭載されています。
この外音取り込み機能が搭載されていることにより、イヤホンを外すことなく、駅や電車のアナウンスのような聞き逃してはいけないものも、しっかりと聞くことができるわけです。
ハンズオン
音質を評価する
高音域 | ★★★★★★★★★★ |
・サ行が刺さる感じはナシ ・クリア系よりマイルド系 |
|
中音域 | ★★★★★★★★★★ |
・女性ボーカルは苦手そう ・男性ボーカル向け |
|
低音域 | ★★★★★★★★★★ |
・とにかく主張が強め ・量は多いが比較的明瞭 |
HP-P100BTの音質評価
※販売価格を考慮した相対評価
HP-P100BTの音質を端的に言うと、ドンドンシャリ、という感じ。
とにかく低音域の量が多いので、人によって好みがハッキリと分かれそう。合う曲・合わない曲も両極端で、良いように言えば「他のイヤホンとかぶらない音」、悪く言えば「ユーティリティ性がない音」という感じです。
ズドンと迫り来る低音域は、その量だけでなく質もなかなか。解像感もこの価格帯としては悪くなく、全体的にそこそこクリアに鳴らし切ってくれます。とはいえ、ドンシャリではなく“ドンドンシャリ”なので、好き嫌いが出る音だというのは大前提にあったりします。
- 男性ボーカル系
- EDM
- ゲームミュージック
- アニソン
HP-P100BTに合いそうだと感じる曲は、ゴリゴリ系EDMやキラキラ系ゲームミュージック。反対に、しっとり聴く曲やアコギ一本で弾き語りするような曲(特に女性ボーカル)だと、少々物足りなさを感じるかもしれません。
そうそう、低音域がウリと言っても、バスドラムやベースがガツンと来るハードな曲は得意ですが、しっとりとしたメロウなジャズは苦手な気がします。何というか、ノリ重視なサウンド。
以下、私がHP-P100BTに合いそうだと感じる曲を並べています。
ノイズキャンセリングを試す
ノイズキャンセリングは、イヤホン右chを3回連続でタップすることで切り替えることができます(オフ → ノイキャンオン → ヒアスルーオン とループして切り替わる)。
正確に測定できる機材を持っていない(導入準備中)ので数値化できず、いち個人の所感となってしまうのですが、ハイブリッド方式を採用しているだけあり、ノイズキャンセリングの効果は上々。
2022年1月時点で、トップクラスにノイズキャンセリングが効くと感じるのが『WF-1000XM4』と『QuietComfort Earbuds』。それらを10とすれば、HP-P100BTは“8”ぐらい。約1.6万円という実売価格を考慮すれば、かなりノイズキャンセリングの効きが良い機種だと言えるでしょう。
謳い文句どおり、「ゴー」と響く50Hz–80Hzぐらいのノイズはかなり綺麗にカットしてくれます。また、秀逸なのが、ノイズキャンセリングにありがちな「サー」というホワイトノイズがないこと。ホワイトノイズがひどいノイズキャンセリングほどげんなりするものはないので、このあたりのチューニングは非常に良い出来となっています。
デジタル耳栓的に使うのもアリやね。
それくらい強力なわけですな!
低遅延モードを試す
低遅延モードは、イヤホン左chを3回連続でタップすることで切り替えることができます。
HP-P100BTのキモとなる『低遅延モード』ですが、オンにすると誰でも分かるレベルで効果を実感できます。
動画視聴時のリップシンクずれに関しては、この低遅延モードをオンにするだけで、ほとんど気にならないレベルまで改善されます。ですので、スマートフォン等で動画視聴をする際には、基本的に低遅延モードはオンがおすすめ。
そして肝心のゲームとの相性ですが、音ゲー以外は違和感なくプレイ可能なレベル。
音ゲーに関しては、低遅延モードオンでもタップ音が少しずれているかと。なので、難易度を上げると、プレイそのものが厳しくなってくるでしょう。タップ音を設定でオフにすれば、若干の違和感は改善されますが、それでもいわゆるガチ勢だと少々厳しい感じがします。
とはいえ、音と完全同期しないと困るゲーム以外なら、特に問題なく快適にプレイができました。この快適な低遅延モードがBluetoothコーデック依存ナシと考えれば、かなり有用な機能ではないでしょうか。
- 低遅延モードオン
- 86ms
- 低遅延モードオフ
- 293ms
低遅延モードオン/オフでの遅延時間比較
※iPhone 12 Pro MaxとAACコーデックで接続した場合
※測定方法:測定用動画再生 → マイク収録 → 編集ソフトでズレ時間確認
厳密な測定ではないので話半分で見てほしいのですが、通常時に比べて 30% 〜 40% のレイテンシーになる、と思ってもらえれば良さそうです。
同じBluetoothコーデックで接続しても、ハードウェア等が異なると結果も変わってくるので、何とも言えない部分はあります。もしかすると、もっと良い環境が整えば、メーカーが謳っている約40msのレイテンシーにまで下げることができるかもしれません。
音ゲーはワイヤードイヤホンでしよう、やね。
結局はそうなりますか。
インプレッション
ノイキャンもヒアスルーも及第点以上
正直、私はApple・Sony・Bose“以外”のメーカーのノイズキャンセリング、あまり期待していない人間だったりします。
そんな斜に構えているタイプですが、今回のHP-P100BTのノイズキャンセリング性能、これが意外と(失礼)しっかり効くので驚き。
ヒアスルー(外音取り込み機能)も、「ちょっと違和感あるかな?」という感じは残しつつも、まあ充分実用範囲内。装着しながらの会話は厳しいかと思いますが、ただアナウンスを聞いたりするぶんには全然問題ありません。
ノイズキャンセリングの効きが良いので、予算が1万円台ということであれば、このHP-P100BTをベンチマークとして、他機種と比較検討してもよいかもしれません。
ゲーム以外にも有用な低遅延モード
前掲のハンズオンで示したとおり、音ゲー以外ならまったく問題なく使える『低遅延モード』。これ目的でHP-P100BTを購入するのは“アリ”と見ています。
Nintendo SwitchもVer. 13.0.0以上であれば、Bluetoothイヤホンと接続ができますし、持っておくといろいろ潰しが効くでしょう。もちろん、非ゲーマーでもアリ。普通にNetflixやAmazon Prime Videoで映画やドラマを観るときにもどうぞ。
余談ですが、QualcommのaptX LLとは異なる低遅延化テクノロジーを用いているそうです(バッファサイズを最適化しているのだとか)。
ケースに戻すと設定が戻るのがネック
イヤホンを充電ケースに戻すと、設定が初期化されてしまうのは困りどころ。ここは要改善ポイントでしょう。
この現象を分かりやすく説明すると、以下のとおり。
ノイズキャンセリングをオン
↓
イヤホンを充電ケースに収納
↓
イヤホンを充電ケースから取り出す
↓
ノイズキャンセリングがオフ
…という感じで、ノイズキャンセリングやヒアスルーをオンにした状態で充電ケースに戻すと、ノイズキャンセリングがオフに戻ってしまうのです。
こういう仕様については、特段HP-P100BTに限った話ではなかったりします。とはいえ、設定を逐一切り替えるのは億劫なので、ぜひ設定のリジューム機能は実装してほしいところです。
専用アプリの開発を希望
- ノイズキャンセリング
- ヒアスルー
- 低遅延モード
と、かなり多機能になっている本機。
だからこそ、スマートフォン向けにコンパニオンアプリを開発してほしかった。これが本音だったりします。
特に、本機をゲーミングイヤホンとして考えるならば、イコライザー機能があれば面白かったはず。FPSプレイ時に足音の周波数をブーストさせる機能、ボイスチャットの音域だけ持ち上げる機能、こういうイコライザーがあればもっと遊びがいがありそうなので。
低音域が強すぎると思う人もいるかもだし、アプリとイコライザーがあれば…かな。
プレーヤー側のイコライザーじゃダメあーるか?
それを弄っちゃうと、イヤホンを使い分ける民からすると設定の切り替えが面倒なんよね。
まとめ「派手さはないが堅実な優等生」
- ハイブリッド方式のノイキャンは雑音をしっかりカット。
- 低遅延モードは音ゲー以外は何と不満もなく使えそう。
- かなり低音ブーストな音質なので人によって好みが分かれそう。
- タッチボタンより物理ボタンのほうがよかった気がする。
今回レビューした、radiusの完全ワイヤレスイヤホン『HP-P100BT』。ひとことでまとめると、「低音ゴリゴリの多機能ワイヤレスイヤホン」という感じ。
ケースに戻すと設定が戻る仕様とタッチセンサー感度は難。とはいえ、ノイズキャンセリングもしっかり効いているし、低遅延モードも効果を実感できるレベルなので、総合的には上手にまとめてきたという印象。
低音域寄りの音質こそ好みが分かれますが、これで1万円台中盤なら、おすすめできる機種ではないでしょうか。
Nintendo Switchと組み合わせるのもおすすめやよ!
おまけ
独自技術で低遅延化できるなら、aptX LLは不要かな!?
ま、aptX LLは廃止方向だもんねー。
スマートフォンに実装できない時点で、なかなか普及しづらい面があったからね。
…Qualcommへのライセンス料。
あ、それは…一理ある。
おわり
音質は“ドン”強めのドンシャリ。
ノイキャンは実感できるレベルで強力。
低遅延モードは音ゲー以外ならアリ。
…って感じかな!?