この記事はCubbit様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。
- 『Cubbit Cell』は“新時代”のクラウドストレージである!
- サブスク不要 + ストレージ容量増設可能 はメリット大!
- 進化途中な感はあるけどWeb 3.0のような未来があるぞ!
“セキュアでエコなクラウド”
クラウドストレージデバイス、Cubbit『Cubbit Cell』をレビュー。従来型とはまったく異なる、分散型クラウドストレージという選択肢。これが実に興味深く、そして素敵なのです。
P2Pを用いたクラウドストレージ、面白いですわね。
確かに『Web 3.0』っぽい!
Bottom line
安全性・冗長性・機能性・拡張性という4拍子揃った、未来のクラウドストレージ。開発元である『Cubbit Srl』が持つビジョン自体も面白く、小さなCubbit Cellに、大きな可能性を感じる。P2Pゆえ、転送速度がボトルネックになってしまうので、今後のチューンナップにも期待。
Score
- Price 7.5
- Design 9
- Performance 6
- Function 6
- Usability 7.5
ここがすき!
- サブスクリプション契約が不要
- 高度な暗号化(AES-256)を採用
- データの覗き見が理論上不可能
- データの消失リスクが極少
- デザイン性が高いアプリのUI
ここがうーん?
- 転送速度はもう一息
- NASに比べて価格が高価
- まだまだ進化の途中
目次
本日のレビュー
Cubbit社が提唱している、分散型クラウドストレージのネットワークを構築するハードウェアそのもの。
クラウドストレージでありながら、Cubbit Cellユーザーであればサブスクリプション契約が不要。しかも、ストレージ容量もNASのように自分で追加可能。
また、暗号化技術にAES-256 Encryptionを採用し、データ自体も冗長性を確保しながら分散保存することで、データの覗き見リスクと消失リスクを極限まで抑えている。
DropboxともNASとも違う、第3の選択肢!
フォルダの共有もできるから、家族や仕事のチームで使うのもアリですぞ!!
スペック
Cubbit Cell | |
---|---|
型番 | CBC-2111-000069 |
メーカー | Cubbit |
プラットフォーム | |
CPU | ARM Cortex-A53 ├ 最大1.2GHz └ 2コア |
RAM | 1GB └ DDR4 |
インターフェース | |
データ | USB Type-A ×1 └ USB 3.2 Gen 1 ×1 |
ネットワーク | RJ-45 ×1 └ Gigabit Ethernet対応 |
その他 | DCジャック ×1 └ 12V |
ボディ | |
サイズ | 160×142×56mm |
質量 | 431g*1 |
Cubbit Cellのスペック
*1実測値
デザイン
本体
サイズ | 160×142×56mm |
質量 | 431g*1 |
Cubbit Cellのサイズと質量
*1実測値
ファーストインプレッションは…思ったよりも小さい!
サイズ感的には、1ベイのNASぐらいしかなく、部屋の隅にちょこんと設置できるコンパクトさ。これで世界とつながるクラウドネットワークが構築できると考えると、なかなかに感慨深いものがあります。
未来ずらぁ〜!
…それが言いたいだけやんね。
- LEDインジケーター
- DCジャック
- RJ-45(Gigabit Ethernet対応)
- USB Type-A(USB 3.2 Gen 1)
筐体の設計が、六角形のハニカムデザインになっているのが特徴的。ウェブ上のCubbitのことを『Cubbit Hatch』と呼ぶのですが、そのネーミングとかけているのかもしれません。
Cubbit Cellには、データ容量別に合計4種類(512GB・1TB・4TB・8TB)ラインナップされているのですが、そのデータ容量と連動しているHDD(2.5インチ)が筐体内部に搭載されていました。
インターフェース自体は非常にシンプルで、LANケーブルとACアダプタさえ挿せば、すぐに使える設計になっています。なぜ、クラウドストレージなのにUSBポートが搭載されているのか、ここについては後述。
なお、Cubbit Cellには電源ボタンは搭載されていません。コンセントから電源が供給されれば、自動的に電源がオンになる仕組みです。
うーん、なんとなく『Pogoplug』を彷彿とさせますな。
…な、懐かしい。
確か、Pogoplugはサービス終了になってますよね?
Cubbit Cell(とCubbit)は大丈夫なん?
月額課金方式のクラウドストレージである『Cubbit Cloud』も運営しているし、B2B向けに利益を取れるビジネスモデルも展開してるから、サービスの持続性はあるんじゃないかなー!?
運営元のCubbit Srl自体がダメになったときは、ソースコードをオープンソースで公開すると公言してるし(Pogoplugもオープンソース化する約束だったけど)。
I/Oポート
左側面 | |
その他 | DCジャック ×1 └ 12V |
右側面 | |
データ | USB Type-A ×1 └ USB 3.2 Gen 1 |
ネットワーク | RJ-45 ×1 └ Gigabit Ethernet対応 |
Cubbit CellのI/Oポート構成
USB Type-Aポートは、『USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)』に対応。なので、最大5Gbpsの転送速度を持っていることになります。
RJ-45(Ethernet)ポートは、『Gigabit Ethernet』に対応。ですので、ルーターと接続する際には、LANケーブルは『Category 5e』以上のものを利用しましょう(LANケーブルは同梱しているので、理由がなければ付属のものを利用しても構いません)。
付属品
- LANケーブル(Category 6)
- ACアダプタ
LANケーブル
付属のLANケーブルは『Category 6(Cat 6)』のものを同梱。つまり、Gigabit Ethernetに対応。
ですので、特別「このメーカーのLANケーブルじゃないと嫌だ」というのがなければ、付属品を使えば良いでしょう。
ACアダプタ
付属のACアダプタは、実測値で45×68×38mm(プラグ部分を除く)というサイズ。
ACアダプタあるあるですが、電源タップによっては、両隣のコンセントに挿しているプラグと干渉するかもしれません。なので、差し込みフリーの電源タップを用意しておくと便利。
ポイント
テクノロジー
分散型クラウドストレージ
今回レビューしている『Cubbit Cell』は、『Cubbit』というクラウドストレージの中核を担うハードウェアであり、このCubbit Cellそのものが、分散型クラウドストレージの保管庫になっています。
クラウドストレージというと、巨大なサーバーがあり、そことデータのやり取りをするイメージが強いはず。いわゆる『クライアントサーバー方式』のネットワークです。クラウドストレージの代表格であるDropboxもこの方式を採用しており、米国にあるデータセンターとやり取りする構造になっています(コンシューマ向けDropboxプランの場合)。
しかしながら、今回の『Cubbit』は、従来のクライアントサーバー方式のクラウドストレージではありません。
このCubbit Cellのひとつひとつが小さなストレージとなり、世界中のユーザーと相互的につながり、データを保存する仕組みになっています。つまり、CubbitはCubbit Cellを媒介とした『P2P方式』のネットワークというわけなのです。
Cubbitの仕組みについて話すと長くなるので、詳しくは過去記事(『Cubbit』とは?:分散型クラウドストレージ)を参照してみてください。
フィーチャー
暗号化と冗長化で安全
『P2P』を採用していると聞くと、P2Pの悪いイメージが先行してしまい、「Cubbitの安全性はどうなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
このCubbitのネットワークには、米国標準規格として導入されている暗号化規格『AES-256 Encryption』が採用されています。また、データ自体を1つの場所(Cubbit Cell)に保存するのではなく、24個の小さなデータ(チャンク)に分割し、すべて異なる場所に保存されるようにできています。
要するに、 暗号化 + 分散保存 という2重に強固な仕組みになっているわけです。
また、データがチャンクに分割される際、12個のチャンクを冗長性確保(バックアップ)のため、コピーとして自動的に作成されるようにもなっています。もちろん、これらのコピーについても、すべて異なる場所に保存される仕組みです。
そして、これらの暗号化と冗長性は、すべてCubbitのAIによって管理されており、ユーザーは従来のクラウドストレージと同じように使えるものとなっています。
サブスクリプション不要
クラウドストレージ = サブスクリプション
…というイメージを持っている方が大半なはず。
ところが、このCubbitは専用ハードウェアである『Cubbit Cell』を購入することで、サブスクリプション契約が不要でクラウドストレージを使えるようになっています。つまり、発生するのはCubbit Cellの本体代金(と電気代)のみ。
512GB | 1TB | 4TB | 8TB |
40,700円 | 48,900円 | 68,700円 | 116,400円 |
Cubbit Cellの価格一覧
※価格は2022年3月3日時点(直販価格)
なお、Cubbit Cellのストレージ容量別の本体価格は上表のとおり。
ここで注意なのですが、ユーザーが自由に使えるストレージ領域は、Cubbit Cellの搭載容量の正味半分になります。残りの半分はCubbitのネットワークに充てられるので、購入の際には、自分がどれくらいのデータを保存したいのかを熟考するようにしましょう。
コネクティビティ
ストレージ容量拡張可能
ユーザーが欲しいクラウドストレージの容量に合わせて、Cubbit Cellを購入することになるのですが、これだと「やっぱり容量が足らなかった」となる場合も当然あります。でも、そんな場合でも大丈夫。
Cubbit Cellには、『USB 3.2 Gen 1 Type-A(USB 3.0 Type-A)』ポートが搭載されています。そのUSBポートに外付けHDD/SSDを接続すれば、なんと最大で3TBのストレージ容量を拡張することが可能になっているのです。
Cubbit CellはNASではないのですが、このあたりのNASっぽい柔軟性や拡張性を持っているのが、CubbitないしはCubbit Cellの魅力だったりします。
ハンズオン
Cubbitアプリを使う
- ファイルの同期
- ファイルの共有
- ゲストアカウントの追加
- Cubbit Cellの登録
Cubbit Cell(Cubbit)には、他のクラウドストレージと同様に、デスクトップ版アプリケーション(Cubbit app)が用意されています。もちろん、ウェブ上からも利用できます。
なお、スマートフォン版アプリケーションについては、開発中とのこと。
『Cubbit Cell』のセットアップ方法については、過去記事(Cubbit(Cubbit Cell)のセットアップ手順解説)を参照してくださりっ!
ファイルやフォルダを同期したい場合は、ローカル上に作成される『Cubbit』に移動(コピー)するだけ。
クラウドストレージの内部構造こそ違うものの、使い勝手的にはDropboxやiCloud Driveとまったく一緒。なので、それらを使ったことがあるならば、間違いなくCubbitも使えるでしょう。
Cubbitアプリには『選択型同期』も、しっかり搭載されています。
クラウドストレージあるあるとして、クラウドストレージ上にあるデータを全部同期してしまって、ローカルのストレージ容量がパンパンになる…というのがあります。
しかし、選択型同期機能があることにより、パソコンとは同期しないフォルダを“任意”で選択できるようになり、ローカルのストレージ容量を圧迫することを防ぐことが可能です。
この機能自体は、Dropboxにもある機能(iCloud Driveにはないけど)ですが、クラウドストレージを快適に使う上では必須とも言える機能です。そこをしっかりと抑えてきているのは評価すべきところ。
Cubbitには面白い機能として、『ゲストアカウント』というものがあります。
このゲストアカウント機能を使えば、最大3人までCubbit Cellのストレージを共有することができます(ユーザー自身を含めると最大4人)。また、共有するストレージ容量も個別に割り当てが可能です。
なので、家にCubbit Cellが1つあれば、4人家族でそれぞれクラウドストレージを持つことができるということになります。これは結構便利です。
詳しい使い方に関しては、こちらも過去記事(『Cubbit』使い方大全(デスクトップアプリ版)をどぞ!
ストレージを増設する
Cubbit Cellに搭載されているUSBポート(USB 3.2 Gen 1 Type-A)に外付けHDD/SSDを接続すれば、クラウドストレージの容量を拡張できます。
そういうわけで、ポータブルHDD(WD_BLACK P10 Game Drive)を接続してみます。
あ、外付けHDD/SSDは“3TB”までだからねっ!
それと、RAIDアレイやNASも使えないので!!
設定自体は非常に簡単で、
- 外付けHDD/SSDをCubbit Cellに接続
- Cubbitアプリを起動
- ウィザードに従ってフォーマット
とすれば、ストレージ容量の追加は完了です。
なお、Cubbit Cellと接続できる外付けHDD/SSDは最大1台まで(将来的に拡張される可能性あり)。
また、ユーザーが自由に使える容量は、外付けHDD/SSDの正味半分になります(もう半分はCubbitのネットワークに使用されます)。この点だけは注意が必要です。
パフォーマンス
ストレージ性能
P2Pを利用した分散型のクラウドストレージということなので、やはり同期速度は気になるところ。
そこで、他社のクラウドストレージ(Dropbox・iCloud Drive・OneDrive・Google Drive)と同期速度を比較測定してみました。
なお、測定に利用したデータは、105.2MBの動画ファイル。同期速度は、ストップウォッチを使って目視で測定したものになるので、正確さを欠いているという点はご了承を。また、インターネット環境によって速度は前後します(相対評価であれば関係ないが)。
- Cubbit
- 237.66秒
- Dropbox
- 10.24秒
- iCloud Drive
- 11.45秒
- OneDrive
- 21.77秒
- Google Drive
- 16.07秒
1回目の同期速度比較
※データ容量:105.2MB
こちらは、1回目の測定結果。
やはり、P2P方式ゆえ、どうしても他のCubbit Cellユーザーの通信環境に影響されてしまい、他社に比べて遅くなってしまうという結果になりました。
念のため補足しておくと、Cubbitでは分散保存をする際に、どのホスティングピアが最適なのかを、AIが自動的に判断しています。なので、極端に遅いピアを引くことはないと思うのですが、やはり同期速度が他社と比べて劣ってしまうのは致し方ないところ。
- Cubbit
- 35.42秒
- Dropbox
- 6.39秒
- iCloud Drive
- 4.51秒
- OneDrive
- 13.31秒
- Google Drive
- 14.48秒
2回目の同期速度比較
※データ容量:105.2MB
こちらは、2回目の測定結果。
2回目以降はキャッシュが効くので、基本的には同期速度が高速化する傾向にあります。
このCubbitの同期速度を考慮すると、データを頻繁に出し入れするというよりかは、あまり移動することのないデータを長期保存するのに向いていると言えるでしょう。
なので、個人的な見解としては、 Cubbit + Dropbox等(の無料枠) を併用する、というのがランニングコストもかからず、かつ快適に使えるのではないかと感じております。もちろん、 Cubbit + NAS とするのもアリでしょう。
消費電力性能
Cubbit Cellを買えば、確かにサブスクリプション不要でクラウドストレージが利用可能となる。ただ、「電気代はどうなんだ?」とお思いになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ワットチェッカー(EC-05EB)を使って、実際の消費電力を調べてみることにしました。また、その電気代から、年間でのコストを計算してみます。
消費電力 | 5W±1W |
電気代 | 約0.08円/時間 |
Cubbit Cellの消費電力
※60Hz駆動で外付けHDD/SSD未接続時
※朝日電器『EC-05EB』にて測定
ワットチェッカーを用いて、測定した結果が上表になります。
消費電力はアイドル時や同期時と関係なく、一定して 5W±1W という結果でした。つまり、スマートフォンを充電する程度(もしくはそれ以下)の電力しか使っていないということになります。
なお、電気代は電力会社に依存するので、多少前後することがあります。
本体代金 (512GB) |
40,700円 |
電気代 | 約700円/年 |
Cubbit Cellのコスト計算
※価格は2022年3月4日時点(直販価格)
※電気代は60Hz駆動で外付けHDD/SSD未接続時
本体代金(512GBモデル)と電気代を合算すると、初年度は41,400円、2年目以降は約700円、というコストになります。
ちなみに、Cubbit Cellにはデフォルトで4年間の製品保証が付帯しているので、購入から4年間は故障リスクについて考慮しなくてもよくなります。ここが1年だけだと興醒めするので、この保証期間の長さは評価すべき点。
そう考えると、他社のクラウドストレージをサブスクリプション契約するよりかは、ロングテールで考えればローコストで済むでしょう。
保証がどうなってもいいなら、内蔵HDDを換装してもOKだとか!
インプレッション
分散型という未来
同期速度やCubbit Cellの価格設定という観点からすると、決して万人受けするストレージデバイスではないでしょう。本稿を読んで、「やはり従来型のクラウドストレージのほうが好みだ」となる方も少なくないはずです。
しかし、このCubbitのような分散型クラウドストレージには、いわゆる『Web 3.0』のような可能性を感じています(Cubbit自体はブロックチェーンではありません)。
ファイルを24個のチャンクに分解し、それらを分散保存する。そして、暗号化の鍵ファイル(AES-256キー)は、クライアント側が生成し、ユーザー以外は誰ひとりとも覗き見することができない。もちろん、Cubbit自体も見ることができない(なので悪用は禁物)。…この考え方に共感するものがあるわけでして。
このあたりは好みの問題になってくるのですが、企業のプライバシーポリシーに疑問を抱いてしまう、Edward Joseph Snowden的な考え方を持っている方であれば、Cubbit(Cubbit Cell)は“未来”の選択肢と言えるのではないでしょうか。
ほぼ無音の駆動音
Cubbit Cell本体にHDDが内蔵されているので、駆動音というのが気になったのですが、実際にはほとんど駆動音は聞こえません。
試しに騒音計で測定してみたのですが、周りの音のほうが煩さすぎて、Cubbit Cell自体の駆動音を測定できませんでした。つまり、それくらいに静か、ということ。
物理的にHDDが回転しているので完全なる無音ではないのですが、ファンレス設計になっているようで、側に置いていても煩いと感じることは一切ありません。静音性というのは日々使う上で大事なファクターになるので、静音設計なのは嬉しい限り。
Apple Siliconネイティブ化を希望
Cubbitアプリは、現状Intel 64版しかないので、Apple Siliconにネイティブ対応したバージョンをリリースしてほしいところ。
Intel 64アプリケーションでも、Mac標準のRosetta 2を使えば、Apple Silicon Macでも動作するので支障はないのですが、最適化という意味ではやはりネイティブ対応が望まれる。
現状のCubbitアプリでも、CPUやRAMに負荷がかかっている様子は見受けられないのですが、Intel Macに比べてApple Silicon MacはRAMの搭載容量が少ない傾向がある(次第に解消されていっているが)。
ですので、貴重なRAMのリソースを割かないためにも、ぜひともApple Siliconへのネイティブ対応をしてもらいたいのです。
同期アイコンの実装希望
他社のクラウドストレージ(DropboxやGoogle Drive等)の中には、ファイラー上に同期アイコンが表示されるものがあります。
この同期アイコン、ぜひともCubbitアプリにも欲しいところ。
同期ステータス自体は、Cubbitアプリから確認ができるのですが、これだとちゃんと同期できているかの確認が少々煩わしい感もある。なので、ファイラー上に表示される同期アイコンをアップデートにて、実装してほしいのです。
これがあるだけでも、かなりUXが向上すると思うので、開発熱心なCubbitだからこそお願いしたい要素だったりします。
レビュー総括
- 分散型のクラウドストレージという発想そのものが素敵。
- 買い切りなのでランニングコストが発生しないのは魅力。
- ストレージ容量をあとから追加できるのが便利。
- 課題はハードウェアそのものの価格と同期速度の遅さ。
今回レビューした、Cubbitのクラウドストレージデバイス『Cubbit Cell』。ひとことでまとめると、「可能性を感じる未来のクラウドストレージ」という感じ。
まだまだ機能面では他のクラウドストレージに劣る部分はありますが、P2Pを採用したセキュアな分散型クラウドストレージ、という発想そのものが何より面白い。そして、ここに可能性を感じるのです。
アップデートも頻繁に行われてるから、今後にも期待したいところあーる。
おまけ
早く、スマートフォンアプリをリリースしてほしいっ!
リリースされれば、使い勝手が急激に良くなりますからね。
ちゃんとロードマップを示してくれてるのは助かるやんね。
そのとおりであーる。
おわり
データを覗き見されないという安心感。
転送速度はもうちょっと頑張って。
…という感じですな!