現代に蘇りしVAIO P…。
未だに『VAIO Type P』の後継機を待ち望んでいる人は多いはず。UMPCは終わったかと思いきや、去年辺りからブームが再燃。今回は『VAIO Type P』の“正当後継機”を5つ選定します。
目次
懐かしきUMPCブーム
2000年代後半から2010年代前半、まだスマートフォンが普及しきる前にブームになっていたのが、いわゆるUMPCブーム。
代表的な製品には、Sonyの『VAIO Type P』や富士通の『LOOX U』があります。ニッチなところだと、工人舎(現在のOnkyo)がUMPCの分野では、非常に人気がありました。
そんなUMPCや少し大きいネットブックは、スマートフォンやタブレットの台頭ですっかり過去の産物となりました。
再燃したUMPCブーム
昨年あたりから、UMPCブームが密かに再燃してきています。
もともとこの市場を支えてきたのは、ニッチな人種でした。そんなニッチな人々が『VAIO Type P』の後継機を待っていることを知ってか知らずか、少しずつブームが再燃してきています。
文章を打ったり、コーディングをする際には、やはり物理キーボードが必要なのです。なので、iPad Proにはキーボードが装着でき、ポメラも売れているということなのです。
現代に蘇りし“5つ”のVAIO P後継機候補
私もVAIO Type Pユーザーだったのですが、これだけUMPCが出てきてくれたら後継機を決める“義務”が出てくるわけです。
復活したとはいえ、数は少ないUMPC。5つに絞ったというよりも、“5つしかなかった”のほうが、表現としては正しい。要は、全部紹介しているのと同義ですね。
1.GPD|GPD Pocket
昨今のUMPCリバイバルブームの火付け役になったのは、やはりGPDがあったからでしょう。
2.GPD|GPD Pocket2
その『GPD Pocket』の後継機として発表されたのが、この『GPD Pocket2』です。
こちらは、Indiegogoで出資が可能です。
3.One Netbook|One Mix
GPDの人気があってか、GPDフォロワーな『One Mix』という機種が、One Netbookから登場しました。
しかも、コンバーチブルタイプっ!
4.GPD|GPD WIN2
『GPD WIN2』は、どちらかと言えば“ゲーム機”寄りなデザイン思想。デザイン的にもVAIO Type Pの後継機というよりは、新しいタイプのPCですね。
5.Planet Computers|Gemini PDA
今まではWindows 10搭載の“PC”でしたが、この『Gemini PDA』はAndroid搭載なので、スマホに属します。
VAIO Type Pよりは、ポメラ的だよねっ!
0.KS-PRO
最後に1つだけ紹介します。これは番外編。
昨年、クラウドファンディングサイト『Indiegogo』で出資を募っていたのが、この『KS-PRO』です。
結果、クラウドファンディングに失敗し、世に出ることはありませんでした。分かりませんが、プロダクトとしての見通しの甘さがあったのかも知れません。
総評:我らがUMPC時代の再来か
すでに死んでしまったと思っていたUMPC市場ですが、去年あたりから復活してきて、小さいPC好きには嬉しい時代になってきたと思います。
まだ数は少ないですが、紹介できるぐらいまでプロダクトが出てきて、ニッチな私たちにとっては楽しみな時代になってきました。
日本企業も余力があったら、UMPC市場に再参入していたんだろうなー(汗)
残念なのは、小型化の得意な日本のPC企業が、すでに死に体になりつつあること。SonyもPC事業を売却し、富士通もLenovo傘下になってしまいました…。
日本企業からも出たら最高なのですがね。
おまけ
おわり