優れている理由があったのだ。
キーボードはUS配列のテンキーレスが優秀である。なぜ、JIS配列ではダメなのか、テンキー付きはダメなのか。それらをホームポジションと画面の関係性から“理論的に”解説していく。
私のキーボードに対する違和感
文書をたくさん打っていたり、コーディングをしている私ですが、最近になってキーボードへ“違和感”を持つようになりました。
その違和感とは、ノートPCのキーボードをタイピングするときに、体が左に傾いているような気がするのです。それが気になって夜も眠れない…。
もしアナタがノートPCをお使いだったら、PCをピッタリ真正面に置いてタイピングしてみてください。きっと違和感を感じると思います。
▼ちなみに私は『MacBook Pro』を使っています。
原因は“中央”のズレ
この違和感はただの違和感ではなく、れっきとした理由がありました。
それが…
画面とキーボードの“中央”のズレ
です。
実は、画面の中央とキーボードの中央は、かなりズレています。ちなみにキーボードの中央は、ホームポジションの中心ですよ。
テンキーの有無で比較
まずは、ノートPCのテンキーがあるキーボードと、そうでないキーボードで比較していきます。
こんなの体が歪んじゃうよねー。
画面の中央に対して正対すると、キーボードが画面の中央よりも左に寄っていることが分かります。しかも、テンキーがあるキーボードだと、この傾向はより顕著です。
要するに、タイピングしやすいようにホームポジションの中央に体を持ってくると、今度は画面が中央より右に傾いてしまうのです。これは…違和感。
このことから分かるのは、より自然な状態でノートPCを使うには、テンキーレスのPCを選ぶほうがよいということです。
US配置とJIS配列で比較
それでは今度は、US配列のキーボードとJIS配列のキーボードを比べてみます。
JIS配列のキーボードは、右側に日本語のためのキーが多く、かなり窮屈になっています。その分、キーボードの中央が全体的に“左”に寄っていることが分かります。
反対にUS配列のキーボードは、キーボード配置にゆとりがあります。
なので、画面の中央とキーボードの中央が、JIS配置より近くなっているのです。欲を言うならば、あと0.5キーだけ右に中央がズレれば、キーボードと画面の中央が一緒になるのですがね…。
US配列は理想のキーボード配置
当たり前ですが、キーボードの“大元”は米国仕様(US配列)です。なので、US配列のほうが、慣れれば使いやすいに決まっています。
両キーボードの右側を拡大したら分かるのですが、US配列のキーボードでは、関連性のあるキーが非常に分かりやすく配置されています。
対になるキーがしっかり左右に配置されているので、配置を覚えるのも簡単です。ここがJIS配列のキーボードだと、無理矢理感がありますよね。
US配列はJIS配列に比べ、ゆとりある設計から、理論的にも使いやすい配置になっているのです。
総評:キーボードはテンキーレスのUS配列が吉
画面の中央とキーボードの中央の近さ、右側のキー配置…それらからUS配列のキーボードがいかに優れているかが、ご理解いただけたと思います。
単にUS配列はオシャレだからという理由ではなく、“理論的に”オススメできる理由があるわけです。
いきなりUS配列のPCを購入するのは怖いと思うので、まずはUS配列の外付けキーボードから試してみるのをオススメします。
▼Windowsなら『Happy Hacking Keyboard Professional BT』がオススメ。
▼Macなら純正キーボードで。
おまけ
次はUS配列にするぞいっ!
おわり