- 楽天の“書ける”電子書籍リーダー『Kobo Elipsa』を予約注文した!
- 電子書籍にペンで書き込める新生E Inkタブレットとして期待したい!
- ペン対応E Inkタブレット界隈は起点によって用途が変わるから面白い!
読める、書ける、電子ペーパー。
楽天『Kobo Elipsa』を予約注文(2021年6月25日頃発売)しました。Kindle DX亡き今、貴重な大型ピュア電子書籍リーダー。しかも、デジタイザーペン対応。…そう、電子書籍に手書きできる!やったね!!
え?そんなとこ気にするん!?
ポーランド語…ですかね!?
目次
楽天『Kobo Elipsa』を予約した
楽天の電子書籍リーダーブランド『Kobo』。そのKoboブランドからリリースされた『Kobo Elipsa』という、電子書籍リーダー兼E Inkタブレットをお買い物マラソン(2021年5月27日迄)のタイミングで予約注文しました。
やったね!また新しい仲間が増えたあーる!!
E Inkタブレットが増殖していく……。
発売日自体は2021年6月25日頃となっており、まだ約1か月あります。しかし、楽天ブックス内のKoboランキングでは、予約段階にもかかわらず、すでに1位を獲得している様子。私も含めて、このKobo Elipsaがいかに注目されているかが分かります。
ちなみに、すっかり“E Ink沼”に嵌っている私ですが、楽天のKoboブランドの電子書籍リーダーを購入するのは、今回が初めてだったりします。おそらく、この界隈の急激な注目具合から察すると、私と同様にKobo Elipsaが、初Koboというユーザーが多い気がしています。
楽天のKoboも息の長いブランドやんね!
以前の『Kobo』はカナダの企業だったんだよねー。
楽天がKobo Inc.の買収を発表したのが2011年11月だったから、もうすぐ丸10年になるわけですなー。意外と長く続いているぞ!
Kobo Elipsaの概要
Kobo Elipsaのスペック
Kobo Elipsa | ||
---|---|---|
メーカー | 楽天 | |
OS | Original OS(Linux based) | |
SoC | Quad-Core(1.8GHz) | |
RAM | 1GB | |
ROM | 32GB | |
ディスプレイ | 画面パネル | E Ink |
画面サイズ | 10.3インチ | |
画面解像度 | 1,872×1,404 | |
ネットワーク | 無線LAN | Wi-Fi 4 (IEEE 802.11b/g/n) |
バッテリー | 2,400mAh(数週間) | |
インターフェース | データ | USB Type-C ×1 |
サイズ | 227.5×193.0×7.6mm | |
質量 | 383g | |
備考 | 対応ファイル形式 | EPUB EPUB3 JPEG GIF PNG BMP TIFF TXT HTML RTF CBZ CBR MOBI |
その他 | デジタイザーペン対応 フロントライト搭載 |
Kobo Elipsaのスペック
Kobo Elipsaの特徴
Kobo Elipsa - One eReader. Endless ideas. - YouTube
■特徴
- Kobo対応電子書籍リーダー
- デジタイザーペン対応
- 電子書籍に手書きメモ可能
- フロントライト搭載
このKobo Elipsaの最大の特徴と言えるのが、電子書籍リーダーでありながら付属のデジタイザーペン(Kobo Stylus)によって、電子書籍に直接書き込みをしたり、メモ書きができるというところ。
この電子書籍への書き込み機能に関しては、2021年5月21日時点ではリフロー型(文字サイズが可変対応している電子書籍形式)で作成された電子書籍のみ対応とのこと。ですので、あくまで現段階では、全部の電子書籍にKobo Stylusで書き込みができるわけではない、という点には注意が必要。なお、フィックス型(レイアウトが固定された電子書籍形式)で作成された電子書籍への書き込みに関しては、今後のソフトウェア更新で対応予定とのこと。
フィックス型の電子書籍にも書き込めるようになったら、雑誌とか学術誌の取り回しが格段に良くなりそうな予感がするぞっ!?
ここは早期対応が望ましいですわね。
また、モダンなE Inkタブレットとしては必須である、フロントライト機能もしっかりと搭載。フロントライトが搭載されているので、周辺光量に影響されずに読書や手書き入力ができるようになっています。うん、本の虫が捗りそう。
意外(失礼)やけど、結構ちゃんと作り込まれているんやね。
うーむ…これはゲームチェンジャーになるかも!?
異色のE Inkタブレット
E Ink(電子ペーパー)タブレット × デジタイザーペン
…という組み合わせは、もはや珍しいものではありません。
Sonyの『デジタルペーパー』、富士通の『QUADERNO』、Onyx Internationalの『BOOX』、Rattaの『Supernote』、reMarkableの『reMarkable』…と、実は探せばいろいろと、デジタイザーペンに対応しているE Inkタブレットというのはかなり多い。
これらのE Inkタブレットの多くが独自OSを採用していることが多い中、Onyx InternationalのBOOXシリーズは、OSにAndroidを採用している。そのためBOOXでシリーズは、Google Play Store経由でKindleアプリをダウンロードし、そのままKindle端末として利用することができるようになっています。
そんな、似たような振る舞いができるE Inkタブレットが、すでにあるのにもかかわらず、私がとりわけKobo Elipsaを注目し、予約注文までしたのか。それは、電子書籍リーダーが起点となっている手書き端末だからです。
Sonyのデジタルペーパーにしても、reMarkableにしても、起点になっているのは手書きメモ端末やPDFビューアー。Androidを搭載することによって、自由度が増しているBOOXも電子書籍リーダーと言えなくはないですが、こちらは多機能すぎて、デジタル文具というよりもガジェット的なニュアンスに。
そう、意外にもピュアな電子書籍リーダーで、なおかつデジタイザーペンでお絵描きやメモ書きができるというE Inkタブレットは少なかったのです。
そんな電子書籍リーダーから始まった手書き可能なE Inkタブレット。そこがE Ink沼の住人である私の琴線に触れたので、ついついポチりと購入してしまったわけです。
Kobo Elipsaとは関係ない話だけど、この『琴線に触れる』っていう慣用句は誤用されがちだよね。逆鱗に触れると混同しちゃってますなー。
未知数な要素が懸念材料
Kobo Elipsaの販売ページに記載されている情報が必要最低限のものしかなく、何ができて、何ができないのか、というのがイマイチ把握しづらいのは気になるところ。
とりわけ気になっているのが、
- クラウドストレージ連携機能
- デジタイザーペンのプロトコル
という2つの要素。
公式では特に言及されていないクラウドストレージとの連携機能ですが、海外サイトではDropboxはサポートしているとの記載がありました。
仮に、Dropboxがサポートとしているのなら、ここ経由でデータのインポートとエクスポートができるはずです。さすがに何かしらのクラウドストレージには対応していると願いたいのですが、本当にDropboxをサポートしているのであれば、特にデータのやり取りで困ることは少なさそうです。
また、付属の『Kobo Stylus』は、Wacomのサポートを受けたデジタイザーペンだそう。
Kobo Stylusは単6電池駆動なので、おそらくはWacom AESの類ではないかと予測しています。このあたりの採用プロトコルによって、手書きの精度が変わってくるので、個人的にはかなり気になるところ。2021年の製品なので、デジタルペーパーのようなジッター多発はないと願いたい……。
このあたりは到着してから、要実機検証であーる。
まとめ「精読用手書きE Inkタブの夢を見られるか」
ひとくちに『E Inkタブレット』といっても多種多様で、起点が異なることによるアプローチの差異というものがある。そんなE Inkタブレットの中でも、今回の楽天『Kobo Elipsa』は、まさに“精読”に向いたデバイスだと思っています。
実際に触れてみないと分からない部分が多すぎるので、現時点でのジャッジは難しいところですが、一般的な電子書籍ファイルやPDFにデジタイザーペンで書き込みができるのであれば、私にとってはまさに夢のような端末。
果たして、そんな精読用の手書きE Inkタブレットの夢を、このKobo Elipsaは見させてくれるのか。…その答えはあと1か月先になりそうです。
今から到着が待ち遠しいのであーる!
これで、E Inkタブレットの仲間がまた1つ増えたぞー!やったね!!
おまけ
えーと…『BOOX Nova3 Color』と『reMarkable 2』のレビューはまだなん!?
へ!?ぬ!?
…ぬぉああああぁぁぁああああ!!!
忘れていましたわね?
うーむ、適当にレビューできる場所が欲しいぞよー。
おわり
“Elipsa”は日本語訳すると“楕円形”という意味になるけど、何がどう楕円ってるんだろー!?