日本の夏は“完全”防水バックパックが必要な理由

日本の夏は“完全”防水バックパックが必要な理由
サイト内の外部リンクはアフィリエイト広告を含む場合があります(詳細はプライバシーポリシーを参照)
記事のポイント
  • 日本の気候的に完全防水バックパックを持っておくべき!
  • ゲリラ豪雨だと撥水ぐらいでは中身を守りきれない!
  • パソコンや書類を守るためのバックパック選びをしよう!

キーワードは“完全防水”。

これから本格的に夏。そうなると増えるのが大雨。そう、パソコンや書類を持ち運ぶには嫌な時期になってきました。そこで今回、私の経験から夏〜秋に使うバックパックには“完全防水”が必要だということを語っていきます。

まの

完全防水ですか……。

二条ねこ

撥水加工じゃダメなのー?

さたえり

春・冬なら撥水加工ぐらいでいいと思うけど、夏・秋は絶対に完全防水が必須やね!

バックパックとパソコンと雨

みなさんは、ノートパソコンや書類を持ち運ぶときに、どんなバッグを使っていますか?

女性だとトートバッグという人も少なくないと思いますが、荷物が多くなってくると必然的に、バックパック(リュックサック)を使うことが多くなってくるはずです。トートバッグだと、荷物が重たいときは、なかなかにつらいものがありますから……。

さたえり

今回はバックパックの話だけど、普段はブロガーズトート(のグレー色)っていうトートバッグを使ってるやよ!

ガジェットの大敵である“雨”の存在。

ガジェットの大敵である“雨”の存在。

そういうわけで、ノートパソコンなどを持ち運ぶときには、バックパックを使うことが多いはずですが、そこで気をつけないといけないのが“雨”

バックパックを背負っているときは気が付かないのですが、結構な量の雨が降っていると、びっくりするぐらいバックパックが濡れていることがあります。おそらく、傘で完全にカバーしきれていないところや、雨の降り方(風が強い日は特にひどい)、地面からの雨の跳ね返り…などなどが原因でしょう。

なので、私は普段からノートパソコンをバックパックに入れて持ち運ぶときには、撥水加工されている生地を用いたバックパックを使っています。ところが、これが大雨となると、全然役に立っていないときがチラホラ。微妙にバッグ内に浸水していて、書類やノートパソコンが悲しいことになっていたことが結構あります。本当の大雨だと、撥水加工も止水ファスナーも意外とアテにならないものなのです。

さたえり

止水ファスナーだから絶対大丈夫…とも言えないんよね。

まの

生地も撥水だと、防水ではないですからね。

二条ねこ

IP規格でいうと、さしずめIPX2くらいですなー。

お風呂×防水タブレット全10機種カタログ+選び方講座 –2020年版–

2020年4月4日

ギークには完全防水バックパックが必要

ギークは完全防水バックパックを持つべし。

ギークは完全防水バックパックを持つべし。

私が声を大にして言いたいのが、ギークには完全防水バックパックが必要だということ。防水ではなく、“完全防水”です。完全が重要。完全がないとダメなのです。

まの

凄い念押ししてきますわね……。

さたえり

それくらい防水性能が重要ってことなんよ!

ギークの荷物といえば、ノートパソコンにスマートフォン。あとは、カメラとかとか。最近だと、電子ペーパータブレットなんかも。そう、ギークの持ち物の大半が水に弱い。だから、完全防水バックパックに入れて安全に持ち運ぼう、というわけなのです。

しかも、前述のとおりで本当の大雨だと、そこそこの防水性能ぐらいでは普通に浸水してきます。だからこそ、“完全”という言葉が必須だったりします。

防水ではなく完全防水でないとダメな理由

どうして、そこまで完全防水ということにこだわるかというと、それは日本の気候的に生半可な雨対策はNGだということ。

日本の降雨量は世界平均の約2倍。

日本の降雨量は世界平均の約2倍。

日本 = 台風が多い国
というイメージが強いと思いますが、台風だけでなく降雨量ベースで考えても、世界平均の約2倍に相当する1,718mmという量の雨が降っているのです。この降雨量の多さについては、しっかりと国土交通省にも記載されています。

日本の降雨量は、時期によって大幅な変化をする。

日本の降雨量は、時期によって大幅な変化をする。

しかも、日本の降雨量というのは、3月から10月にかけて段階的に多くなるという特徴があり、台風シーズンである8月〜9月が降雨量のピーク(約200mm/月)となるそう。要するに、季節によって雨が凄く降る時期と、そうでない時期があるというわけなのです。それに加えて、日本のゲリラ豪雨は30年前に比べて約1.4倍も増加しているという気象庁のデータもあります。

要するに、日本というの国は、降雨量が多くて短期間にまとめて降ることが多い、ということになります。

ここでやっとバックパックの話に戻ってくるのですが、この日本の気候と降雨量を照らし合わせて考えると、生半可な撥水加工生地だとパソコンやカメラを守れないことが分かってくれたはずです。

まの

だから、夏は完全防水バックパックというわけですね?

さたえり

そういうことやね!

完全防水バックパックを選ぶポイント

完全防水バックパックを選ぶ3つのポイント。

完全防水バックパックを選ぶ3つのポイント。

  • ファスナーがすべて止水ファスナーかどうか。
  • 仕様として完全防水を謳っているかどうか。
  • トップロールタイプになっているかどうか。

さて、完全防水バックパックの重要性を分かってもらえた(と思う)ので、私なりの完全防水バックパックを選ぶポイントを3点にしてまとめてみました。

【ポイント1】ファスナーがすべて止水ファスナーかどうか

まず1つめのポイントが、ファスナー“すべて”に止水ファスナーが採用されているかどうか。

これは完全防水ではない、普通のバックパックを選ぶときにも考慮すべきポイントなはず。なので、当然ですが完全防水バックパックの場合は、止水ファスナーの採用は絶対。バッグによっては、一部分だけ止水ファスナーという製品もありますが、すべてが止水ファスナーであるバックパックを選びましょう。

【ポイント2】仕様として完全防水を謳っているかどうか

次に2つめのポイントが、防水ではなく“完全防水”と公式で謳っているかどうか。

撥水や防水を謳っているバックパックはそこそこにある印象ですが、これまで話してきたように、撥水やなんちゃって防水ぐらいだと、日本のゲリラ豪雨のような大雨には耐えられない可能性があります(実際に防水と謳っているバックパックでも、大雨だとバッグ内に浸水していた)。なので、しっかりと完全防水と書かれたバックパックを選びましょう。

【ポイント3】トップロールタイプになっているかどうか

最後の3つめのポイントが、バックパックの構造がトップロールになっているかどうか。ちなみに、『トップロール』というのは、バッグの上の口をくるくると巻いて止めるタイプのことです。

なぜトップロールでないとダメなのかというと、いくら止水ファスナーといえど、強烈なゲリラ豪雨だったりすると縫い目から浸水する可能性があるから。トップロールタイプならば、バックパックの口ごと巻いて塞いでしまうので、バックパック上部からの浸水をかなり防げます。個人的には、ここがかなり重要だったりします。より信頼性を高めるならば、トップロールタイプを選んでみてください

私的おすすめ完全防水バックパック

防水と謳っているバックパックは多いのですが、これを“完全防水”にすると、途端にメーカーや製品が絞られてきます。なので、探すのが大変だと思ってしまう人もいるはず。

完全防水と謳っているバックパックを出しているメーカーの中で、個人的におすすめ(使っていて好きだった)メーカーなのは、

  • Code 10
  • F/CE.
  • Stream Trail(メーカー的には完全防水とは謳っていない)
  • Snow Peak(メーカー的には完全防水とは謳っていない)
  • Rains(メーカー的には完全防水とは謳っていない)

の5メーカー。

おそらくメーカー的に完全防水と謳ってしまうと責任を取れなくなるので、防水としか謳っていないものもあります。ただ、Stream Trail・Snow Peak・Rainsの製品に関しては、防水の中でもかなり優秀だと思います。なので、どうしてもメーカーが完全防水を謳っていないと嫌だという人以外は、これらのメーカーも選択肢に入れてみてください。

さたえり

最後に私が使ってきた中で、おすすめの完全防水(とメーカーが謳っていないのも含めて)のバックパックを2つだけ紹介するやよ!

Code 10『Code 10 Backpack』

Code 10『Code 10 Backpack』

完全防水バックパックを語るなら、まずは絶対外せないであろう、Code 10『Code 10 Backpack』をプッシュ。

ここはメーカーが100% Waterproofと謳っているくらいの防水性能の自信満々さ。Code 10は多数の完全防水バッグを出していますが、個人的にはトップロール型のCode 10 Backpackが一番信頼度が高くておすすめ。

防水性能だけでなく防犯性能も考慮されていて、内部に入っているワイヤーで盗難防止のロックをかけられる点もGood。私が持っているのは初期モデルなのですが、いつの間にかマイナーアップデートをして、より使いやすくなっているようです。

【レビュー】Code 10 Backpack—完全防水&防犯で旅行もOK

【レビュー】Code 10 Backpack—完全防水&防犯で旅行もOK

2018年8月26日

あのCode 10が3wayバッグ『Code 10 Commuter』出してる!これは買わなきゃ!?

あのCode 10が3wayバッグ『Code 10 Commuter』出してる!これは買わなきゃ!?

2019年2月7日

Rains『Rolltop Rucksack』

Rains『Rolltop Rucksack』

こちらは完全防水とは謳っていないのがネックなのですが、おしゃれな防水バックパックを探しているなら、Rains『Rolltop Rucksackがおすすめ。

Rainsはデンマークのレイングッズメーカーなのですが、北欧らしいデザインが特徴的。完全防水バックパックというと、どうしてもアウトドア感や男感があって「うーん」と思ってしまうのですが、Rainのものは可愛いので女性でも使えるのが魅力的。

完全防水とは謳っていないのが気になるところですが、Rolltop Rucksackは他のRainのバックパックとは異なり、ロールトップ構造になっています。なので、水没をさせない限りはそうそう中のものが濡れることはないはず。

まとめ「ギークを守る完全防水バックパック」

まとめ「ギークを守る完全防水バックパック」

とにかく私が言いたいのは、ノートパソコンや書類を入れるならば、夏場は完全防水バックパックに限るということ。

私もよくやってしまうのですが、「このバッグは撥水加工しているから大丈夫そう」なんて甘い気持ちだと、ゲリラ豪雨のときにはガッツリ中身が濡れます。そして、私のように入れていたものがお釈迦に……。

もちろん、ちょっとした雨ぐらいなら撥水加工でも大丈夫ですが、日本の気候的に夏〜秋に使うならば、完全防水バックパックにリプレースすることをおすすめします。あとは、普段からレインカバーを持っておくとよいですよ。これ大事!

さたえり

まさに“備えあれば憂いなし”やね!

この記事で紹介したガジェット

おまけ

さたえり

そういうわけで、そろそろバックパック新調の時期やね!

まの

毎日使っているとボロくなってきてしまいますからね。

二条ねこ

うーむ、バックパック選びもガジェット的に面白いですなー。

おわり