- NMカードとは超小さいメモリーカードだ!
- nanoSIMと同サイズなのをどう扱うかがキモ!
- 価格が高価&低汎用性なのがネック!
実質、Huawei端末専用メモリーカード。
最近のHuawei端末には、『NMカード(NM Card)』という謎のメモリーカードが使われています。このNMカードとは何なのか、サイズ比較、メリット・デメリット、そして価格について調べてみました。
そんなメモリーカードがあったんやね!?
メモリースティックマイクロ……。
NMカードとは?
『NMカード(NM Card)』とは、Nano Memory Cardの略で、モバイルデバイス向けの新たなカード型のリムーバブル記憶媒体のことを指します。
基本的にHuaweiのスマートフォンやタブレットで利用されており(というか、Huawei以外での採用例があるか謎)、既存のmicroSDカードの代替として利用されています。主な採用例は、HUAWEI MatePad ProやHUAWEI P40 Proなどがあります。どうやら、最近のHuawei端末の大半が、このNMカードを採用している模様。
Huawei製の端末を買ったら、よく目にするのがこの『NMカード』なんだよねー。
知らなかったら、microSDカードが挿せるって勘違いしそうやんね。
サイズ比較
このNMカード、非常にサイズが小さく、なんとnanoSIMと同じ 12.3×8.8mm というサイズ。なので、上画像のとおり、現在主流となっているSDカード(24×32mm)やmicroSDカード(15×11mm)と比べて、はるかに小さくなっています。
nanoSIMと同じサイズだから、当然SIMスロットに収納できるわけですなー。
メリット・デメリット
とにかく小さい
前述したように、NMカードはとにかく小さいのがメリット。
従来のmicroSDカードでも十分すぎるほど小さいわけですが、それよりもさらに小型なNMカードをスマートフォンに採用することにより、より省スペース化が図れるわけなのです。微々たる変化かもしれませんが、こういう小さな積み重ねが端末の小型化やロングライフバッテリー化に寄与するわけ…と言えるかもしれません。
SIMスロットの有効活用可能
NMカードはnanoSIMカードと同サイズなので、デュアルSIM(nanoSIM ×2)のスマートフォンのSIMスロットを有効活用することができる、というメリットも若干ながらあります。
nanoSIMが2枚挿入可能なスマートフォンならば、ユーザーの利用用途に合わせて、デュアルSIMにするか、シングルSIM+NMカードにするかを選択できるというわけです。…とはいえ、これができるのはほぼHuawei製スマートフォンの場合ですし、NMカードだからできる特権というわけでもないので、メリットらしいメリットとは言えないとも……。
同じようなことは、microSDカード対応のスマートフォンでもできますからね……。
価格が高価
NMカード最大のネックとなるのが、価格の高さ。
ノーブランド品を除けば、Huawei純正のものしかないNMカード。みんな大好きTranscend製やSanDisk製のものがなく、一時期のメモリースティックマイクロのようなコストパフォーマンスの悪さがあります。
汎用性が低い
価格の高さと連動しているデメリットとして、NMカードを購入しても、事実上Huawei製品専用のメモリーカードとなってしまう汎用性の低さがあります。
結局、この汎用性の低さがサードパーティーの参入障壁になっていますし、microSDを採用しているメーカーが、わざわざNMカードに乗り換える必要性もありません。結果的に、この負の連鎖がNMカードの価格の高止まりの要因となっているわけです。
やっぱり、メモリースティックマイクロ臭がするやんね……。
NMカード一覧
▽128GB
▽256GB
まとめ「NMカードは超小型のHuawei専用メモリーカード」
NMカードについてまとめると…
- microSDカードよりも小型
- nanoSIMと同サイズ
- ほぼHuawei端末専用カード
- 種類が少なくて価格は高いのがネック
という感じ。
Huawei端末専用のメモリーカードな感じなので、必要なユーザーは買わざるを得ないNMカード。素直にmicroSDカードにしてほしい…と思いつつも、そうはできない大人の事情でもあるのでしょうか。いずれにせよ、ユーザー的にはちょっと困りものです。
もっと普及すれば…だけど、期待薄だからねー。
おまけ
売っているお店が少ないのも困りどころあーる。
入手性も悪いのですか……。
そこが逆に欲しくなってしまう謎っ!
え、なんでそうなるん!?
おわり
microSDカードより小さい…だとっ!?