- ハイレゾストリーミングの通信量は恐ろしく多い!
- 外でのストリーミングは容量無制限プランが必須!
- DAP用にUQ WiMAXや楽天モバイルを用意するのもアリ!
“キモは容量無制限Wi-Fi”
モバイル回線でハイレゾストリーミングをすると、膨大な通信量を要する。とはいえ、全部キャッシュ保存するのも微妙。その解決策として行き着いたのが、『UQ WiMAX』や『楽天モバイル』のような容量無制限プランなのでした。
DAPはSIMが挿せないから、別でモバイルルーターを用意するわけやね!
音楽用モバイル回線!?
目次
音楽ストリーミングの高音質化
音楽ストリーミング = 圧縮音源で音が悪い
…というのも今は昔。
音楽ストリーミングサービスも着々と進化しており、すっかり『ロスレス』や『ハイレゾ』と呼ばれる高音質な音源でリスニングできるようになりました。
さらに、最近ではそういった高音質化に加えて、Dolby Atmosや360 Reality Audioのような『イマーシブオーディオ(空間オーディオ・3Dオーディオ)』まで気軽に楽しめるようになっているのです。まさに至れり尽くせり。
音楽ストリーミングでも、ハイレゾや立体音響が体験できる時代やね!
ほんと、良い時代だよねー!
サブスクリプション料金も安くなったし!!
ちなみに、ハイレゾ対応の音楽ストリーミングには、
- Apple Music
- Amazon Music
- TIDAL(日本未上陸)
- Qobuz(日本未上陸)
- mora qualitas(サービス終了予定)
…などなど、結構豊富になってきています。
TIDALは日本上陸間近なんよね。
うむむ、Spotify HiFiもゴタゴタしてるし、TIDALには期待したいのであーる!
mora qualitasも終了してしまいますものね。
ハイレゾストリーミングの悩み
音楽ストリーミングがハイレゾ化するのは大歓迎。
…しかし、それと同時に“大きな悩み”に直面することになっています。
それが、ハイレゾストリーミングの膨大な通信量。
音源が高音質化するということは、おのずとデータ通信量も多くなってきます。ちなみに、mora qualitasによると、92kHz/24bitの音声データの場合、1時間の再生で約2GBのデータ通信が発生するとのこと。そうです、想像以上にデータを食うのでして。
だからこそ、いつでもどこでもハイレゾストリーミングを存分に味わうには、モバイル回線の見直しというのが必須になってくるわけなのです。
気軽に聴けるからこそ、ですわね。
そうなのであーる。
動画ストリーミングと違って、“ながら”とか“垂れ流し”もしがちだからねー。
ハイレゾストリーミングにおける通信量
1日に0.5時間聴く場合 | |
1週間 | 約7GB/週 |
1か月 | 約31GB/月 |
1日に1時間聴く場合 | |
1週間 | 約14GB/週 |
1か月 | 約62GB/月 |
1日に1.5時間聴く場合 | |
1週間 | 約21GB/週 |
1か月 | 約93GB/月 |
1日に2時間聴く場合 | |
1週間 | 約28GB/週 |
1か月 | 約124GB/月 |
1日に3時間聴く場合 | |
1週間 | 約42GB/週 |
1か月 | 約186GB/月 |
ハイレゾストリーミングにおける通信量の計算結果
※92kHz/24bitの音声データで2GB/1時間と換算
毎日一定時間ハイレゾストリーミングをすると、どれくらいの通信量が発生するのかを計算してみました。その結果が上表になります。
補足情報ですが、楽天インサイトの調査によると、1日に50分というのが音楽鑑賞時間の平均値のようです。なので、年代にもよりますが、“1日に1時間”というのが目安の時間と捉えてよいでしょう。
その結果を踏まえると、1日に1時間コンスタントにハイレゾストリーミングをすれば、1か月で約62GBの通信量が必要になってきます。もちろん、このすべてがモバイル回線下とは限りませんが、かなりのデータ容量が必要となってくることが分かっていただけると思います。
…恐ろしい通信量ですわ。
余裕でパケ死しちゃうあーる。
キャッシュやオフライン再生には頼らない
音楽ストリーミングサービスには、毎回ストリーミングするのではなく、あらかじめ指定した楽曲をキャッシュという形で端末内に保存できる機能があります。いわゆる、オフライン再生というものです。
このオフライン再生機能を活用すれば、
家で音楽ダウンロード → 外でデータ通信なしでリスニング
とすることが可能というわけです。
もちろん、この機能を活用しない手はありません。
とはいえ、キャッシュ保存すればするほど端末のストレージ容量を圧迫しますし、ふと外で違う曲を聴きたくなった場合には対応できません。ですので、活用はするけれども、オフライン再生には頼りすぎないぐらいのスタンスが精神衛生的にもベターだったりします。
SIMが挿せないDAPだと、このあたりが面倒なのであーる。
端末単体でモバイル通信できないから、スマートフォンとテザリングしたり、モバイルルーターとWi-Fi接続する必要があるもんね。
容量無制限のモバイル回線が救世主
- ハイレゾストリーミングの通信量は膨大
- キャッシュ保存やあまり多用したくない
- ストリーミング時の音質を下げたくない
…と考えていくと、ハイレゾストリーミング用に容量無制限のモバイル回線を用意すれば万事解決するのでは、という結論に至りました。
スマートフォンでハイレゾストリーミングを楽しむと考えれば、docomoやau等の容量無制限プランを契約すればよい(コスト高になってしまうけど)。ただ、SIMを挿すことができないDAP(携帯音楽プレーヤー)だと、話は変わってきます。
もちろん、容量無制限なSIMを挿したスマートフォンとテザリング接続をするというのも1つの手ではあるのですが、スマートフォンに負荷がかかることやスマートさを考えるならば、この形はあまり常用には向いていない。
そこで行き着いたのが、
DAP(or スマホ) + 容量無制限モバイルWi-Fiルーター
という組み合わせなのです。
…なるほど。
前から容量無制限のモバイル回線は持ってるんだけど、音楽ストリーミング用に用意するのも改めてアリだと思ったのであーるっ!
この組み合わせならば、SIMを挿すことのできないDAPにも対応できますし、普通にスマートフォンと接続するのもできる。
加えて、ビットパーフェクト出力できるXperiaをWALKMAN代わりに使っている場合、SIMを抜いて運用する(もしくは、povo2.0のような格安運用SIMを挿して運用する)というのもアリになるわけでして。
おすすめの容量無制限プラン
最後に、ハイレゾストリーミングに最適な容量無制限プランを、合計で2つ紹介しておきます。
いずれもモバイルルーターで利用可能なプランになっているので、SIMを挿すことができないDAPとの相性も良いでしょう。
[1]UQ WiMAX『ギガ放題プラス モバイルルータープラン』
ギガ放題プラス モバイルルータープラン |
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月額利用料金 | 4,268円/月(〜 25か月目) 4,818円/月(26か月目 〜) |
データ容量 | 無制限 |
『ギガ放題プラス モバイルルータープラン』の料金プラン
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
※各種割引未適用時
UQ WiMAXの『ギガ放題プラス モバイルルータープラン』は、容量無制限のモバイルルーター専用プラン。
UQ WiMAXといえば、3日間で15GB以上使うと速度制限になるという条件がありましたが、そちらはすでに撤廃済。現在では、一定期間内に大量のデータ通信をしたら混雑時に制限、という速度制限ポリシーに変更されており、docomoやauの容量無制限プランと同等になっています。
[2]楽天モバイル『Rakuten UN-LIMIT VI』
Rakuten UN-LIMIT VI | |
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月額利用料金 | 0円/月(〜 1GB) 1,078円/月(〜 3GB) 2,178円/月(〜 20GB) 3,278円/月(〜 無制限) |
データ容量 | 無制限 |
『Rakuten UN-LIMIT VI』の料金プラン
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
※各種割引未適用時
楽天モバイルの『Rakuten UN-LIMIT VI』は、一般的な容量無制限プラン。もちろん、モバイルルーターにも利用可能。
メイン回線としてはエリアの狭さから心許ない感じはありますが、ハイレゾストリーミング用の回線として用意しておくのはアリ。使わなければその分コストも抑えられるので、モバイルルーターに挿しておくSIMとしては申し分ないでしょう。
まとめ「ストリーミングには容量無制限プラン」
という組み合わせこそ、いつでもどこでもハイレゾを楽しめる環境なのです。ですなの。
これでバッチリあーる!
おまけ
ハイレゾ対応の音楽ストリーミングサービスの厳選もしたいですなー。
『TIDAL』と『Qobuz』の日本上陸待ちやね!
mora qualitasが終了してしまいますものね。
おわり
って、感じですな!