- ハイレゾストリーミング垂れ流しでパケ死した!
- 1時間の楽曲再生で約2GBの通信量という驚き!
- アプリの音質設定とモバイル回線の見直しがキモ!
“再生しっぱなしに要注意”
Amazon Musicでハイレゾストリーミングを楽しんでいたら、見事に速度制限になってしまいました。なので、音質設定と通信回線という2つを見直してみます。
さすがはハイレゾ音源。
1時間の再生で約2GBも消費するんやね。
ハイレゾストリーミングでパケ死
冒頭で話したように、Amazon Music内のハイレゾ音源(HDとULTRA HD)をモバイル回線でストリーミング再生していたところ、見事に数時間でパケ死*1してしまいました。
いやぁ…面白いくらいに、みるみる容量が減りますなー。
NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画ストリーミングと違って、音楽ストリーミングならばやり取りする情報は音声データだけだから大丈夫、と高を括っていたらこの有様。
いくら音声データしか受信しないといっても、そこは高音質なハイレゾストリーミング。驚くほどの通信量を使っていたのでした。…恐ろしい。
約2GB/1時間という膨大な通信量
それでは一体、ハイレゾストリーミングの通信量はどれくらいなのか。
その答えはmora qualitasに書かれており、92kHz/24bitのハイレゾ音源であれば、おおよそ2GB/1時間とのことでした。
意外と通信するのですね。
さすがはハイレゾ音源ですなっ!
1曲を4分で換算すると、CDアルバム1枚あたり 40分 〜 52分 というのが相場。なので、 CDアルバム1枚分 + CDシングル1枚分 で、ちょうど2GBぐらいのデータ通信が発生していると思ってよさそうです。想像していたよりも、あっという間な感じ。
しかも、多くの音楽ストリーミングサービスには、指定した曲の再生が終わると、アプリ側がレコメンドした曲をランダムでずっと流してくれる機能があります。つまり、CDのように終わりがなく(リピート再生しなければ)、自動でエンドレス再生が可能。なので、ユーザー側が通信量を意識しないと、パケ死なんてすぐに迎えてしまいます。
そういうこともあり、前述したmora qualitasでは、ハイレゾストリーミングを行う際には、通信容量の制限がない回線(固定回線等)で利用することが推奨されております。
低容量のMVNOとは相性が悪そうなのであーる。
ストリーミングの音質は設定可能
1時間の再生で約2GBの通信量を使ってしまうのなら、ハイレゾストリーミングは外で使えないではないか。
…そう思いがちですが、ちゃんとアプリ側でストリーミングの音質は個別設定が可能となっているのが大半です。
ないと困る機能やんね。
例えば、『Amazon Music』であれば、
- 自動
- HD/Ultra HD
- 標準
- データ通信節約(モバイルデータのみ)
を、Wi-Fi接続時とモバイルデータ利用時で個別設定が可能。
ハイレゾ配信は行っていませんが『Spotify』においても、
- 自動
- 低音質
- 標準音質
- 高音質
- 最高音質
を、Wi-Fi接続時とモバイルデータ利用時で個別設定が可能。
サービスによって設定の細かさ等には差はあるものの、設定さえ事前に行っておけば、音楽ストリーミングでパケ死する可能性が減るというわけです。
それにしても、『Spotify HiFi』のサービスインが遅い!
だから、Neil Youngも激おこなのであーる!!
いや、それは違うんやけどね。
ハイレゾストリーミング通信量問題の解決策
前述のとおり、アプリケーション側の音質設定を下げれば通信量を減らすことができるのですが、それだと“いつでもどこでも”なハイレゾストリーミングの旨味が減ってしまう。
とはいえ、事前にキャッシュという形で端末にダウンロードしておくのも億劫だし、やりすぎると端末側のストレージ容量を圧迫してしまう。なので、キャッシュ保存ではなくストリーミングを軸にしたいところ。
…煩悩の塊みたいな人間ですわね。
そう言われたら否定できないですなー。
そういうわけで、外出時にハイレゾストリーミングで曲をガッツリ聴く場合は、データ容量無制限のモバイルルーターに接続することにしました。
うーん、今さらやね!
ま、気にしないあーる。
ちなみに使っているモバイルルーターの回線は、UQ WiMAXの『ギガ放題プラス(モバイルルータープラン)』というもの。そして、Amazon Musicアプリ側の設定を、Wi-Fi接続時にのみHD/Ultra HDとなるようにしています(モバイルデータでは自動に設定)。これで心置きなくハイレゾストリーミングの垂れ流しができるというわけです。
余談ですが、UQ WiMAXのギガ放題プラスに存在していた、3日で15GBの速度制限なのですが、2022年2月1日より撤廃されています。なので、よりハイレゾストリーミングが使いやすくなってくれました。
モバイルルーターを使うのが面倒なら、docomoの『5Gギガホ プレミア』を使うという手もありますな。こっちもデータ容量無制限(テザリング込みで)だし!
まとめ「データ容量無制限をフル活用」
モバイルルーター自体はかなり前から契約していたのですが、いくらハイレゾといっても音楽ストリーミングなら大丈夫だろう、と高を括っていたので、ずっとモバイルデータ通信しか使っていませんでした。…すると、この有様だったというわけなのです。
そんな折、UQ WiMAXのギガ放題プラスの3日で15GB制限も撤廃。これでようやく、外出時にハイレゾのフル音質を心置きなく楽しむことができるようになりました。
そう考えると、DAPとUQ WiMAXは相性抜群かもっ!?
おまけ
やったぜ!!
着々とポータブルオーディオ環境が強化されてますわね。
ようこそオーディオ沼の世界へ!こっちへおいで!!
…なーんか、嬉しくないあーる。
おわり
*1『パケ死』
月の通信量の上限を超過してしまい速度制限にかかってしまった、という意。かつては、従量課金制により、高額なデータ通信料金を請求される状態を指していた。
1日で10GBも通信してしまった!あひゃぁ!!