非Android TVの4Kテレビが欲しい → 『FUNAI』が最適解かも

非Android TVの4Kテレビが欲しい → 『FUNAI』が最適解かも
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記事のポイント
  • Android TVはアプデとセキュリティ面が不安材料!
  • Android TV非搭載機が欲しい → FUNAIの4Kテレビだ!
  • 非スマートテレビ + Google TV が理想系な気がする!

— Android TV = テレビデオ? —

「Android TV/Google TV非搭載な4Kテレビが欲しい!」と考えているならば、意外と『FUNAI(フナイ)』の4Kテレビが最適解かもしれません。…今回はそんな非スマートテレビ推しの話。

さたえり
  • OSサポート年数の不安(HW寿命 > SW寿命)
  • セキュリティアップデート配信終了の不安

という理由から、非スマートテレビな4Kテレビを探してるんよね。

二条ねこ

スマホみたいに頻繁に買い替えないし、テレビが故障する前にアップデート終了が来ちゃうと、確かにかなり困っちゃうあーる。

まの

Android TVが組み込まれてると、便利は便利なのですがね。

はじめに

4K/8Kではないローエンドモデルや、メジャーなメーカーではない製品(いわゆる『ジェネリック家電』)を除けば、昨今のテレビというのは軒並み『スマートテレビ』というものになっています。

そして、そのスマートテレビの代表格が『Android TV』『Google TV』

Androidスマートフォンと同様に、Android TVやGoogle TVもテレビメーカー各社に提供されており、有名どころだと、SonyやSHARPが早くから同OSを採用しています。最近では、TVS REGZA(旧:東芝映像ソリューション)も、旧来のLinux搭載テレビだけなく、Android TV搭載テレビも並行して投入するようになりました。ちなみに、PanasonicやLGは、Android TV/Google TVではないスマートテレビです。

そんなスマートテレビ全盛の時代ですが、「スマートテレビではない4Kテレビが欲しい」と思っている人も、意外と少数派ではないはず。本稿はそんな人に向けたエントリーです。

スマートテレビOSの種類まとめ(ベンダー別)

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2022年6月15日

Android TV/Google TVのデメリット

最大のデメリット = 『Android TV OS』自身

Android TV/Google TVのデメリット…それは、テレビに『Android TV OS』が搭載されていること

二条ねこ

ん?んんー!?

まの

は、はぁ……。

何を言っているか、理解不能かもしれません。ただ、Android TV/Google TV搭載の4Kテレビを「買いたくない」と感じているユーザーのほぼすべてが、『Android TV OS』が搭載されていることを、メリットではなくデメリットと強く感じているのではないでしょうか。

身も蓋もないのですが、テレビに“余計なものが載っている”という感覚なのです。

もちろん、Android TV/Google TVにも当然優れた点は多い。ですので、Android TV OSないしは、スマートテレビ自体を否定するつもりは毛頭ありません。スマートテレビが『テレビ』というデバイスそのものを、飛躍的にエンハンスさせたのは紛れもない事実です。

ただただ、テレビに対する価値観やニーズがユーザーによって大きく異なっている、ということに尽きるのです。…俗に言う、“流派”とでも言いましょうか。

さたえり

Android TV/Google TVの巨大Androidタブレット感はギーク心をくすぐるんやけど、純粋にテレビだけを求めると…って感じなんよね。

二条ねこ

…なーる。

『Android TV OS』が抱えるリスク

『Android TV OS』のリスク
  • ハードウェア寿命よりも先にソフトウェア寿命を迎えるリスク
  • セキュリティアップデートが 遅い or 終了する というリスク
  • ネットワーク系の新機能にOS等が追いつけなくなるリスク

『Android TV OS』のとりわけ気になる点が、ソフトウェアアップデートやセキュリティアップデートの関係から、ハードウェア寿命よりも先にソフトウェア寿命を迎える可能性が高いということ。

アップデート頻度は、メーカーや製品によって変わってくるので、一概に「こうだ!」とは言えません(Sonyは頻繁に行なってくれている印象)。とはいえ、スマートテレビのアイデンティティがネットワーク接続によるVOD視聴と考えると、アップデートが降ってこなくなるというのは、セキュリティ面から一抹の不安を感じてしまう。

加えて、VOD系サービスの進化は著しいため、テレビの使用年数(7年 〜 10年[*1])を考えると、次第に置いてけぼりになってしまう可能性だってあるわけです。このあたりは、多機能ゆえの宿命かもしれません。

二条ねこ

うーむ、Wi-Fiルーター側のセキュリティ機能でガードする形になりますな。

さたえり

ASUS製Wi-Fiルーターに搭載されてる『AiProtection』とかやね!?

まの

そう考えていくと、モデル末期や型落ちのスマートテレビというのは、あまり手を出さないほうが懸命かもしれませんわね。

さたえり

そうなってくるやんね。
テレビメーカー各社が、スマートテレビに搭載しているSoCやOSのバージョンを明示化してくれると、顧客としては助かるんやけどね。…ギークしか分からない情報かもやけど。

意外と少ない非Android TVな4Kテレビ

そういうわけで、ハードウェア寿命が迎えるまで使いたいから、敢えてAndroid TV/Google TV非搭載機(もっと言うと、非スマートテレビ)を選ぶ選択肢が生まれるわけですが、ここで大きな壁にぶつかることになります。

それが、メジャーなメーカーの4Kテレビはすでにほとんどがスマートテレビ化している、ということ。

例えば、Sonyの4K/8Kテレビは、すでにAndroid TV/Google TV化されています。そして、SHARPは、エントリークラスの4KテレビとHDテレビだけAndroid TV非搭載で、あとは軒並みAndroid TVが採用されています。

Android TVの採用が遅かったTVS REGZAは、Linuxベース(のスマートテレビ)とAndroid TV OSが混同している形になっています。My Home Screen(Firefox OSベース)を搭載しているPanasonicや、webOSを搭載しているLGについても、同じような傾向があります。

とどのつまり、選択肢がかなり少なくなってきている

搭載OS云々ではなく、ネットワークに接続できるデバイスというのは、総じて前述のセキュリティアップデート問題を抱えることになります。ですので、非スマートテレビな4Kテレビをメジャーなメーカーから探し出すというのは、思っている以上に至難の業だったりするのです。

まの

独自にOSを構築するよりも、Android TV OSを搭載したほうが開発コストが安くなるというのもあるでしょうね。(以前からLinuxやBSDは採用されていますが)

二条ねこ

そう考えると、『Firefox OS』を選んだPanasonicはギャンブルしてますなー。

さたえり

Googleと軋轢がある中国系メーカーなら独自OS導入は納得できるけど、天下のPanasonicが『Firefox OS』を選んだのは意外っていうか、開発者の矜持が感じられるやんね。

セキュアなスマートテレビのおすすめ構成:従来型テレビ + Apple TV

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2022年6月16日

非スマートテレビの最適解 = FUNAI 4Kテレビ

そんなこんなで、非スマートテレビというのは数が減ってきており、なおかつ“4Kテレビ”・“日本メーカー”に絞ると、さらに選択肢が限られてきます。

そんな折、見つけた選択肢が…FUNAIの4Kテレビという大穴。

二条ねこ

うーむ、単勝万馬券のかほり。

さたえり

…何それ!?

SCROLL
FUNAI 31303130シリーズ FUNAI 30403040シリーズ
画面サイズ 55V型
50V型
43V型
43V型
チューナー数 BS 4K/CS 4K ×2
地デジ/BS/CS ×2
地デジ/BS/CS ×2
内蔵HDD
高画質映像処理
エンジン
Clear Pix 2
4Kリマスター機能 4K Clear Pix Remaster 4K Clear Pix Remaster
残像低減機能 くっきりモーション120 くっきりモーション120
倍速駆動
Dolby Vision
Dolby Audio
外付けHDD録画
(SeeQVault対応)
楽天市場で購入 Amazonで購入

FUNAIの4Kテレビラインナップ
※Android TV/Fire TV非搭載モデル

残念なことに(?)、FUNAI製4Kテレビについても、他社と同様に上位機種に関しては『Android TV』が採用されています。(余談だが、FUNAIは『Fire TV』搭載テレビもリリースしている)

なので、非スマートテレビに該当するのは、上表の2モデルしかありません(現行モデルの場合)。

とはいえ、『FUNAI 3130シリーズ』については、4Kチューナーも搭載しており、なおかつ高画質映像処理エンジン(Clear Pix 2)も一応は搭載されている。倍速駆動に非対応なのが残念ではあるが、残像低減機能は搭載されているので、ゲーム目的以外では使えそう。

販売価格もFUNAIだけあって、メジャーなメーカーよりは安価で、FUNAI 3040シリーズ』であれば3万円台後半FUNAI 3130シリーズ』であれば4万円台前半から、というプライシングがなされている。これなら、自室や寝室へのセカンドテレビとしても導入しやすい。

FUNAI製テレビはヤマダ電機専売なのがネックなのですが、最近ではAmazon.co.jpでも購入できるようになったので、以前よりも値段が下がるスピードが速くなった気もします。

まとめ「非スマートテレビ + STB がベストかも」

アップデート面を考慮すると、 非スマートテレビ + STB(Google TV等) と別々の構成がベストかも…という話なのです。

非スマートテレビの4Kテレビは、次第に数が少なくなってきている。なので、ひょっとすると、選択肢すらなくなるということも近い将来あるかもしれません。

さたえり

セキュリティアップデートを最低5年保証…とかなら、ね。

記事に登場したガジェット

おまけ

さたえり

「ヤマ〜ダ電機」を生み出したのは、さまぁ~ず(旧:バカルディ)なんやって。

まの

この界隈では有名な話ですよね。

二条ねこ

「いつもにっこり微笑んで〜」ですな!

さたえり

いや、それミドリ電化やし!古い!!

おわり


*1テレビの使用年数:内閣府「消費動向調査」データによる家電製品使用年数調査報告書(2017年度版)