データシェア対応MVNOの最安料金比較(3パターン)

データシェア対応MVNOの最安料金比較(3パターン)
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記事のポイント
  • データシェア対応MVNOの“最安値”を調査!
  • 3パターンから最安値をシミュレーション!
  • Y!mobile・IIJmio・LinksMateがおすすめ!

“データシャア(シェア)

MVNO(格安SIM)の『データシェア』に対応した料金プラン比較を、3つのシミュレーションパターンから行ってみました。そこから、1枚あたり・1GBあたりの“最安値”を調査してみます。

二条ねこ

一番いいシェアSIMを頼む!

さたえり

イーノック先輩!

まの

…え!?(そこはガンダムじゃないのですね)

はじめに

データシェア対応MVNOの一覧と料金比較

データシェア対応MVNOの一覧と料金比較

2021年12月14日

『データシェア』とは何か、データシェアを提供しているMVNO(格安SIM)はどこか、これらについては割愛しますので、詳しくは上掲の記事リンクを読んでみてください。

二条ねこ

説明が冗長すると良くないからねー。

さたえり

…という名の手抜きやね?

二条ねこ

ま、そうとも言う!

パターン別の料金プラン比較

データシェア料金プラン比較

データシェアに対応したMVNOの比較対象は上記のとおり。

このほかにも、『y.u mobile』や『BIGLOBEモバイル』もデータシェアに対応しているのですが、今回は比較対象から除外しています。

【パターン1】音声通話 + データシェアSMS(合計4枚)

SIM構成
  • 音声通話対応SIM(親回線) ×1
  • SMS対応SIM(データシェア) ×4

最初のパターンは、メイン回線に音声通話対応SIMを据えて、サブ回線としてSMS対応SIMを4枚発行する形を想定。なお、データ容量は 10GB 〜 20GB で比較します。

スマートフォン + タブレット という使い方でデータシェアをする場合が多いため、このパターンが一番オーソドックスで万人向けな気がします。

Y!mobile IIJmio LinksMate OCN
モバイル ONE
エキサイト
モバイル
イオンモバイル
データ容量 15GB 14GB 14GB 10GB 20GB 20GB
親回線 3,278円/月
(シンプルM)
1,518円/月
(音声)
2,310円/月
(音声通話)
1,760円/月
(音声対応)
2,068円/月
(Flatプラン)
2,508円/月
(さいてきプラン)
データシェア 539円/月 2,475円/月
(825円/月 ×3)
726円/月
(242円/月 ×3)
1,716円/月
(572円/月 ×3)
1,386円/月
(462円/月 ×3)
682円/月
(154円/月 ×2)
(374円/月)
月額利用料金 3,817円/月

内訳

《音声通話(15GB)》
3,278円/月

《SMS》
539円/月

3,993円/月

内訳

《音声通話(8GB)》
1,518円/月

《SMS(2GB)》
825円/月 ×3

3,036円/月

内訳

《音声通話(14GB)》
2,310円/月

《SMS》
242円/月 ×3

3,476円/月

内訳

《音声通話(10GB)》
1,760円/月

《SMS》
572円/月 ×3

3,454円/月

内訳

《音声通話(20GB)》
2,068円/月

《SMS》
462円/月 ×3

3,190円/月

内訳

《音声通話(20GB)》
2,508円/月

《SMS(〜3枚目)》
154円/月 ×2

《SMS(4枚目)》
374円/月

発行枚数 4枚 4枚 4枚 4枚 4枚 4枚
1枚のコスト 954円/枚 998円/枚 759円/枚 869円/枚 864円/枚 798円/枚
1GBのコスト 254円/GB 285円/GB 217円/GB 348円/GB 173円/GB 160円/GB

データシェアの料金プラン比較
※価格は税込価格(小数点第一位で四捨五入)
※ユニバーサルサービス料・電話リレーサービスは別

月額利用料金
  • 【1位】LinksMate(3,036円/月)
  • 【2位】イオンモバイル(3,190円/月)
  • 【3位】エキサイトモバイル(3,454円/月)
  • 【4位】OCN モバイル ONE(3,476円/月)
  • 【5位】Y!mobile(3,817円/月)
  • 【6位】IIJmio(3,993円/月)

各MVNOともに提供しているデータ容量に差異があるため、1枚あたりのコスト・1GBのあたりのコスト、これらも考慮すると、どれが得なのかは変わってきます。なので、上記の結果はご参考までにどうぞ。

【パターン2】最大枚数まで発行(最大限に安く)

2つめのパターンは、

  • 上限までSIMを発行する
  • 最安値になるプランで組む

…という2点に特化してみます。

とにかく「スマホのSIMスロットの空きが許せない!」という、ギークな人向けです。

Y!mobile IIJmio LinksMate OCN
モバイル ONE
エキサイト
モバイル
イオンモバイル
データ容量 3GB 20GB 100MB 3GB 3GB 4GB
親回線 2,178円/月
(シンプルS)
440円/月
(eSIM)
165円/月
(データ通信)
858円/月
(データ通信)
770円/月
(Fitプラン・〜3GB)
1,518円/月
(さいてきプラン)
データシェア 1,078円/月 3,960円/月
(440円/月 ×9)
440円/月
(110円/月 ×4)
1,760円/月
(440円/月 ×4)
880円/月
(220円/月 ×4)
440円/月
(0円/月 ×2)
(220円/月 ×2)
月額利用料金 3,256円/月

内訳

《音声通話(3GB)》
2,178円/月

《SMS》
1,078円/月

4,400円/月

内訳

《データ(eSIM/2GB)》
440円/月 ×10

605円/月

内訳

《データ(100MB)》
165円/月

《データ》
110円/月 ×4

2,618円/月

内訳

《データ(3GB)》
858円/月

《データ》
440円/月 ×4

1,650円/月

内訳

《データ(〜3GB)》
770円/月

《データ》
220円/月 ×4

1,958円/月

内訳

《音声通話(4GB)》
1,518円/月

《データ(2/3枚目)》
0円/月 ×2

《データ(4/5枚目)》
220円/月 ×2

発行枚数 4枚 10枚 5枚 5枚 5枚 5枚
1枚のコスト 814円/枚 440円/枚 121円/枚 524円/枚 330円/枚 392円/枚
1GBのコスト 1,085円/GB 220円/GB 6,050円/GB 873円/GB 550円/GB 490円/GB

データシェアの料金プラン比較
※価格は税込価格(小数点第一位で四捨五入)
※ユニバーサルサービス料・電話リレーサービスは別

ローコストで、かつデータシェアSIMを発行しまくりたい。そう思っているのであれば、『IIJmio』と『LinksMate』の一騎打ちになります。

なお、『Y!mobile』と『イオンモバイル』は、どうしても主回線が音声通話対応SIMになってしまうので、データ専用SIM縛りでデータシェアをしたい人は要注意。

【パターン3】データ専用eSIM(合計5枚)

SIM構成
  • データ専用eSIM(親回線) ×1
  • データ専用eSIM(データシェア) ×4

最後のパターンは、すべてデータ専用のeSIMで発行してみるというもの。完全にサブ回線特化です。

IIJmio LinksMate
データ容量 10GB 10GB
親回線 440円/月
(eSIM)
1,518円/月
(データ通信)
データシェア 1,760円/月
(440円/月 ×4)
440円/月
(110円/月 ×4)
月額利用料金 2,200円/月

内訳

《データ(eSIM/2GB)》
440円/月 ×5

1,958円/月

内訳

《データ(10GB)》
1,518円/月

《データ》
110円/月 ×4

発行枚数 5枚 5枚
1枚のコスト 440円/枚 392円/枚
1GBのコスト 220円/GB 196円/GB

データシェアの料金プラン比較
※価格は税込価格(小数点第一位で四捨五入)
※ユニバーサルサービス料・電話リレーサービスは別

上表のとおり、同じ10GBのプランで組むのであれば、若干ながら『LinksMate』のほうが『IIJmio』より月額利用料金が安くなります。

ただし、LinksMateのeSIMは、iPhoneでデュアルSIM運用する場合には注意が必要。

詳しい説明は省略しますが、iPhoneの物理SIMスロットに『APN構成プロファイル』のインストールが不要なSIM(docomo・au・SoftBank・楽天モバイル等)を使っている場合にのみ、LinksMateのeSIMは同時運用できるという感じになっています。これは、同時にAPN構成プロファイルが1つしか入らないという、iPhoneの仕様ゆえ。

なので、iPhoneでデュアルSIM運用をするのであれば、APN構成プロファイルのインストールを求めないIIJmioのeSIMのほうが、物理SIMスロットの回線が何かを問われないため、よりおすすめです。

おすすめのキャリアと料金プラン

データシェア料金プラン比較

【おすすめ1】Y!mobile

料金プラン構成
  • 主回線:シンプルM(3,278円/月)
  • データシェア:SMS対応SIM ×3(539円/月)

メイン回線 + サブ回線 を1つのキャリアで賄うのであれば、Y!mobileがおすすめ。

ランニングコストこそ若干かかってきますが、SoftBankのサブブランド(≠ MVNO)ということもあり、他のMVNOよりも通信速度で優れています。

eSIM非対応(主回線のみeSIM対応)なのが惜しいのですが、5Gも対応していたり、PayPayユーザーへの優遇が手厚かったり、iPhoneでプロファイル不要だったり…と、結構なメリットがあります。コスト度返しなら、Y!mobileがベスト。

Y!mobile『シェアプラン』の解説 + 実際に申し込んだ!

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2021年12月5日

Y!mobile『シェアプラン』を実際に使って感じた利点

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2021年12月9日

【おすすめ2】IIJmio

料金プラン構成
  • 主回線:ギガプラン(2GB)/eSIM(440円/月)
  • データシェア:ギガプラン(2GB)/eSIM ×4(1,760円/月)

デュアルSIM端末のサブ回線に徹するのであれば、IIJmioがおすすめ。

IIJmioのeSIMは5G通信非対応なのですが、その代わりに3G通信に対応。なので、その特性を活かし、ahamo併用時の3Gエリア用のサブ回線として非常に有用。

とにかくIIJmioは小回りが効くので、名バイプレーヤーなのです。

『IIJmio』6つの料金プランを一斉比較まとめ

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2021年6月11日

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まとめ「データシェアは奥が深い」

データシェアは奥が深い

MVNOのデータシェアを契約するにあたって、

  • トータルの月額利用料金
  • SIM 1枚あたりのコスト
  • 1GBあたりのコスト

…という、3つのバランスを熟考したほうがよいでしょう。

ややこしくて大変なところもありますが、こうやって考える要素が多いので、それはそれで楽しかったりします。

二条ねこ

比較表を作るの、疲れるのであーる。

eSIM対応の携帯キャリアとプラン比較(MNO・MVNO)

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2021年11月7日
この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

『OCN モバイル ONE』もeSIMに対応してくれればねー。

まの

もちろん、プロファイル不要にしてほしいですよね。

二条ねこ

そこなんだよねー。

さたえり

うーん、eSIMを考え出すと大変やね。

おわり