- 『+F FS050W』は nanoSIM + eSIM のデュアルSIM対応
- eSIM側のスロットに“何の回線”をチョイスするかがポイント
- eSIM対応のモバイル回線選びにはセンスが問われる
5G対応SIMフリーモバイルルータ、FUJISOFT『+F FS050W』を購入しました。そこで、FS050WのeSIM側に“何の回線”をチョイスすべきか考えていきます。
案外、悩ましいですわね。
eSIM側をメインで使うか、サブで使うか、ということも考えないとやもんね。
目次
FUJISOFT『+F FS050W』の概要
- 約38,000円
- 5G Stand Alone方式対応
- nanoSIM + eSIM のデュアルSIM対応
- 地域BWA対応
- スマートフォン用アプリ対応
- バッテリーレス稼働可能
- バッテリー交換可能
FUJISOFT『+F FS050W』は、5G対応SIMフリーモバイルルータ。
ひとくちに“5G対応”といっても多岐にわたるが、FUJISOFT +F FS050Wが対応しているのは、Sub6帯のNSA(Non-Stand Alone)方式とSA(Stand Alone)方式の5G NR。なお、対応バンドについては、国内主要4キャリアが網羅されております。
そして、FUJISOFT +F FS050Wにおける最大のポイントであるのが、 nanoSIM + eSIM というデュアルSIM構成になっていること。他社の5G対応SIMフリーモバイルルータが軒並みシングルSIM構成なのに対し、本機はデュアルSIM構成。しかも、eSIMにも対応しております。
そのほかにも、地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA)に対応していたり、バッテリーが着脱および交換可能な仕様となっています。
国際ローミングとミリ波が非対応なこと以外は、現時点で“最強”と言ってもよさそうですな。
eSIM側は“何の回線”にすべき!?
そんなFUJISOFT +F FS050Wですが、せっかく nanoSIM + eSIM というデュアルSIMに対応しているのなら、SIMスロットを埋めたくなるのがギークの心情というもの。
そこで、eSIM側は“何の回線”にすべきか、ということをちょっと悩んでみます。
センスが問われるところですわね。
これがなかなかに悩ましいのであーる。
※価格:2023年2月20日時点
ちなみに、日本におけるeSIM対応キャリアは上記のとおり。
一般的なSIMカードとは異なり、eSIMで提供しているキャリアは、ご覧のとおり絶対数がまだ多くありません。ですので、ここから上手にベストな選択をする必要があるわけです。もちろん、nanoSIM側のスロットにもSIMを挿してデュアルSIM運用するのであれば、より組み合わせが難しくなってきます。
なお、FUJISOFT +F FS050Wは国際ローミング非対応となっているため、普段はあえてSIMスロットを空けておき、いつでも現地のSIMを挿せるようにしておくというのも手ではあります。ただし、本機は対応バンドがそこまで多くないため、海外渡航用としてメイン使いするには不向きかもしれません。
eSIM側のモバイル回線候補
- KDDI『povo2.0』
- 楽天モバイル『Rakuten UN-LIMIT VII』
- docomo『5Gギガホ プレミア』
そういうわけで、FUJISOFT +F FS050WのeSIM側における、モバイル回線の候補は上記のとおり。
①povo2.0
キャリア回線 | au |
データ基本容量 | 0GB/月 |
データトッピング | 150GB:12,980円/回 60GB:6,490円/回 20GB:2,700円/回 3GB:990円/回 1GB:390円/回 データ使い放題:330円/回 |
eSIM側のモバイル回線候補①、KDDI『povo2.0』。
eSIM側を“サブ回線”と考えるのであれば、超ローコスト運用が可能なpovo2.0が最有力候補。
メイン回線が通信障害などで使えないとき、本回線を緊急用として置いておくのもアリ。データ使い放題を活用して、旅行や出張のときの回線としてもアリ。とにかく、何でもアリなモバイル回線。
②楽天モバイル
キャリア回線 | Rakuten |
データ基本容量 | 無制限 |
月額基本料金 | 20GB超過:3,278円/月 20GB以下:2,178円/月 3GB以下:1,078円/月 |
eSIM側のモバイル回線候補②、楽天モバイル『Rakuten UN-LIMIT VII』。
povo2.0のような運用形態を維持しつつ、メイン回線としても使うのであれば、Rakuten UN-LIMIT VIIというのも手。加えて、楽天モバイルはeSIMの再発行が簡単なのも美点。
ただし、楽天モバイルはFTPS接続ができない仕様なので、外出先からサーバを触るユーザーには向かないでしょう。
③docomo
キャリア回線 | docomo |
データ基本容量 | 無制限 |
月額基本料金 | 3GB超過:7,315円/月 3GB以下:5,665円/月 |
eSIM側のモバイル回線候補③、docomo『5Gギガホ プレミア』。
いっそのこと、eSIM側をメイン回線にしてしまうというのもアリ。そう考えると、データ容量が無制限で、FTPS接続も可能な、docomoの5Gギガホ プレミアが最有力。
eSIM側をメイン回線にするメリットとしては、サブ回線の選択肢が広がるという点がある。というのも、eSIM非対応のMVNOがほとんどなため。通信速度の遅めなMVNOをモバイルルータ用の回線に用いるのはナンセンスかもしれませんが、絶対用いないとは言えないので。
まとめ「センスが問われる“eSIMスロット”」
5G対応SIMフリーモバイルルータ。
5Gは、Sub6帯のNSA(Non-Stand Alone)方式とSA(Stand Alone)方式に対応。また、 nanoSIM + eSIM という、デュアルSIMスロット構成になっている。
- KDDI『povo2.0』
- 楽天モバイル『Rakuten UN-LIMIT VII』
- docomo『5Gギガホ プレミア』
FUJISOFT『+F FS050W』のeSIMスロット、ここに何のモバイル回線を挿すかが悩ましい。まさに、センスが問われる“eSIMスロット”なのです。
ちなみに、FUJISOFT +F FS050WのnanoSIMスロット側には、Y!mobileのシェアプランで増やしたSIMを挿しています。となると、『povo2.0』が最適かと考えを巡らせております。
Y!mobile『シェアプラン』と、上手に組み合わせたいのであーる。
おまけ
『+F FS050W』なんだけど、マット塗装は不要ですな。
実機を見てなかったけど、マット塗装なんやね!?
ブリード現象でベタベタになりますからね。
ま、それ以外は文句なしあーるっ!
おわり
この順番かな、とは思ってたり。