Sony NW-ZX707か?それ以外か?…というDAP選びの苦悩

新型WALKMANが『LE Audio』対応なら即決定だった
Sony NW-ZX707か?それ以外か?…というDAP選びの苦悩
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記事のポイント
  • 新型WALKMAN『NW-ZX707』を買うべきか…とにかく悩み中
  • 対抗馬は『AK A&futura SE180』『FiiO M11 Plus ESS』
  • 比較して分かったこと → Sony NW-ZX707はお買い得

新型WALKMAN『Sony NW-ZX707』を買うべきか、同価格帯の『Astell&Kern A&futura SE180』『FiiO M11 Plus ESS』を買うべきか、非常に悩んでいます。

さたえり
  • Sony NW-ZX707
    • この価格でこのグレードは申し分ない
    • 旧世代機に比べてレスポンスが改善した
    • ビルドクオリティの良さは随一
    • 筐体裏面のラバー仕様は好みじゃない
  • Astell&Kern A&futura SE180
    • 音だけで評価すれば本機が一番好み
    • 交換可能なモジュール式DACが面白い
    • 筐体デザインやビルドクオリティも最高
    • 競合機種と比べて操作性やレスポンスが微妙
  • FiiO M11 Plus ESS
    • 使い勝手とレスポンスの良さは一番
    • ガジェットっぽさを求めるならこれ
    • 出力系統や機能性が充実している
    • デザインや全体的な意匠が好みじゃない

…という感じなんよね。

二条ねこ

三者三様、悩ましいですな。

まの

案外、音の好みだけでは決めかねるのですよね。

Sony『NW-ZX707』を買うべきか悩み中

新型WALKMAN『NW-ZX707』の気になる点を整理

新型WALKMAN『NW-ZX707』の気になる点を整理

2023年1月12日

NW-ZX507の後継機種として登場した、Sonyの新型WALKMAN ZXシリーズこと『NW-ZX707』。

すでにソニーストアで触り倒したり、説明を聞いてきたので、かなり“買う”方向に気持ちが傾いております。ただ、冒頭で話したとおり、ほかにも気になるDAPというのがあるのでして。

前述のSony ZX707を含めると、購入候補は上記の3機種。

いずれも量販店等で試聴を済ませているのですが、このクラスのDAPとなるといずれも音が良く、余計に悩ます結果となってしまいました。要するに、甲乙付け難い。

なので、これから備忘録的に、これら3機種のスペックを比較してみることにします。

さたえり

スペックシートを見て決めるものじゃないのは、分かってるんやけどね。

まの

それだけ悩んでいる、ということですね。

項目別でのスペック比較

価格

Sony
NW-ZX707
Astell&Kern
A&futura SE180
FiiO
M11 Plus ESS
価格 9.5万円前後 12.5万円前後 11万円前後

比較①、価格。

厳密にはスペックではありませんが、参考として。なお、上表に記載している価格は、メーカー小売希望価格ではなく、実勢価格となります。

本体のサイズと質量

Sony
NW-ZX707
Astell&Kern
A&futura SE180
FiiO
M11 Plus ESS
本体サイズ 約72.5×132.3×16.9mm 約77×137×19.9mm 約75.7×136.6×17.6mm
本体質量 約227g 約380g 約295g

比較②、本体のサイズと質量。

サイズ感はいずれも似たようなものですが、質量に関しては、Astell&Kern A&futura SE180だけヘビー級。どうやら、交換可能なモジュール式DACゆえ、重たくなってしまったようです。

プラットフォーム

Sony
NW-ZX707
Astell&Kern
A&futura SE180
FiiO
M11 Plus ESS
OS Android 12 Astell&Kern UI
(Based on Android)
Android 10
SoC Octa-core
(Qualcomm QCS4290)
Quad-core Octa-core
(Snapdragon 660)
RAM 4GB 4GB 4GB
ROM 64GB 256GB 64GB

比較③、プラットフォーム。

いずれも、4GB RAM搭載なので、ちゃんとAmazon Music HDを鳴らせそう。2GB RAMだと、ここがかなりキツいのです。

サクサク感はスマートフォンに劣りますが、Quad-coreのAstell&Kern A&futura SE180以外はストレスを感じなさそう。もちろん、実際に使い込むと評価は変わるかもしれませんが。

ディスプレイ

Sony
NW-ZX707
Astell&Kern
A&futura SE180
FiiO
M11 Plus ESS
画面サイズ 5.0インチ 5.0インチ 5.5インチ
画面解像度 1,280×720 1,920×1,080 1,440×720

比較④、ディスプレイ。

Astell&Kern A&futura SE180だけ、『FHD』とDAPらしからぬ高解像度を誇ります。とはいえ、これが正解なのかは別問題ですが。

バッテリー容量

Sony
NW-ZX707
Astell&Kern
A&futura SE180
FiiO
M11 Plus ESS
バッテリー容量 1,500mAh ⎓ 3.7V 3,800mAh ⎓ 3.8V 6000mAh ⎓ ?V

比較⑤、バッテリー容量。

Sony NW-ZX707のバッテリー搭載容量は、前機種のNW-ZX507から変わらずとのことで、少々ここだけは不安。ただ、SoCが刷新されたおかげで、アイドル時のバッテリー消費は抑えられているようです。

詳細なバッテリー駆動時間については、音源やアプリに依存するので、ここでは割愛します。

有線オーディオ出力

Sony
NW-ZX707
Astell&Kern
A&futura SE180
FiiO
M11 Plus ESS
DAC IC Sony S-Master HX ESS ES9038PRO
(SEM1)
ESS ES9068AS ×2
オーディオ出力 φ3.5mmアンバランス
φ4.4mmバランス
φ3.5mmアンバランス
φ2.5mmバランス
φ4.4mmバランス
φ3.5mmアンバランス
φ2.5mmバランス
φ4.4mmバランス
対応ファイル形式 MP3
WMA
FLAC
WAV
AAC
HE-AAC
ALAC
AIFF
DSD
APE
MQA
MP3
WMA
FLAC
WAV
AAC
ALAC
AIFF
APE
MQA
OGG
DFF
DSF
MP3
WMA
FLAC
WAV
AAC
ALAC
AIFF
DSD
APE
MQA
OGG
CUE

比較⑥、有線オーディオ出力。

対応ファイル形式は、専用機なので主要なものは網羅されております。個人的には、φ2.5mmバランスも搭載していてほしいので、ここはちょっと悩みどころ。

無線オーディオ出力

Sony
NW-ZX707
Astell&Kern
A&futura SE180
FiiO
M11 Plus ESS
Bluetooth Ver. Ver. 5.0 Ver. 5.0 Ver. 5.0
Bluetoothコーデック SBC
AAC
LDAC
aptX
aptX HD
SBC
AAC
LDAC
aptX
aptX HD
SBC
AAC
LDAC
aptX
aptX HD

比較⑦、無線オーディオ出力。

Bluetooth送信時のコーデックは、いずれも一緒です。発売ホヤホヤのSony NW-ZX707ですが、Bluetooth LE Audioには非対応。なので、『LC3(Low Complexity Communication Codec)』は利用できません。

まとめ「そういうわけで悩み中」

オチがない話で申し訳ないのですが、DAP選びで悩んでいます。

新しいもの好きとしては、発売されてから日が浅い『Sony WALKMAN NW-ZX707』を買うのが正解。なのですが、Astell&Kern好きとしては『A&futura SE180』も捨て難い。ガジェットライクなFiiO『M11 Plus ESS』も良さげ。

……というわけで、苦悩は続きます。

さたえり

できれば、誰かに背中を押してほしいんよね。

記事に登場したガジェット

おまけ

さたえり

こうやって、考えてる時間が一番楽しかったりするんやけどね。

二条ねこ

ま、そういうものなのであーる。

まの

結局買わない、という可能性もありますものね。

おわり