仕事で使うならなおさら。
先日、Dropboxが無料プラン(Basic)ユーザーの“3台制限”を開始。それにより、巷では「改悪」と呼ばれています。でもでも、やっぱりDropboxは最強なクラウドストレージだと思います。そんなお話。
私は『Plus』プランだよー!
目次
数多あるクラウドストレージ
Dropboxに代表される『クラウドストレージ』と呼ばれるサービスは、2019年現在、数多存在している。
以下のようなものが、代表的なクラウドストレージサービスです。
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Dropbox
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Google Drive
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Microsoft OneDrive
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iCloud Drive
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Amazon Cloud Drive
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Box
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SugarSync
パッと思いつくサービスでも、こんなにも存在しています。それだけ、クラウドストレージは“ホットなサービス”ということの裏返しなのでしょう。
各クラウドストレージの料金
Dropboxの話をする前に、主要なクラウドストレージの料金体系(法人向けを除く)を、以下の表にしてまとめてみました。参考にどうぞ!
サービス名 | Dropbox | Google Drive | Microsoft OneDrive | iCloud Drive | Amazon Cloud Drive |
無料プラン | 2GB | 15GB | 5GB | 5GB | 5GB |
有料プラン | 1TB(1,200円/月) 2TB(2,400円/月) |
100GB(2,500円/年) 200GB(3,800円/年) 2TB(13,000円/年) 10TB(13,000円/月) 20TB(26,000円/月) 30TB(39,000円/月) |
50GB(249円/月) 1TB¹(12,744円/年) |
50GB(130円/月) 200GB(400円/月) 2TB(1,300円/月) |
100GB(2,490円/年) 1TB(13,800円/年) 2TB(27,600円/年) 3TB(41,400円/年) 4TB(55,200円/年) 5TB(69,000円/年) 6TB(82,800円/年) 7TB(96,600円/年) 8TB(110,400円/年) 9TB(124,200円/年) 10TB(138,000円/年) 20TB(276,000円/年) 30TB(414,000円/年) |
主なクラウドストレージサービスの料金比較表。
¹サブスクリプション型Office 365 Soloセット。
こんな感じで、料金体系もストレージの容量も、各社三者三様(正確には5社ですが)の様子。今回の話では触れませんが、iCloudの2TBプランが異常に安いことが分かりますな。
Dropboxのプランと料金
さて、Dropboxのプランと料金体系を、もう少し掘り下げたいと思います。
Dropboxは、
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Basic:2GB
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Plus:1TB
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Professional:2TB
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Standard:3TB
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Advanced:メンバーに準ずる
の合計5プランです。
下の2つのプラン(Standard・Advanced)は法人向けプランなので、今回は割愛します。
私は、Dropboxでは『Plus』に加入しているのですが、料金だけを見てみると、そこまで他社と比べて料金のアドバンテージはありません。むしろ、ちょっとだけお高めなくらいです。
理由は“安定性”と“速度”だ!
ようやく本題。
私は仕事(デザイン系です)に従事しているのですが、そんな関係で、クラウドストレージは5社くらい使っています。
それらと比較して、Dropboxがとにかく優れているのは、
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同期の安定性
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同期速度
のクラウドストレージとしての重要な2つの要素であると思います。
同期の安定性
Dropboxは、他社のクラウドストレージに比べて、とにかく同期が安定しています。もう少し詳しく言うならば、コンフリクト(データの衝突)がかなり少ないです。
私はIllustratorやPhotoshopのデータを、Dropboxの入れた状態のまま作業をするのですが、他社のクラウドストレージサービスだと、たまにデータがコンフリクトしてしまいます。これが、Dropboxだとほぼ0%と言っていいくらいにコンフリクトがないのです。
同期速度
そして、Dropboxはクラウドストレージサービスの中では、かなり安定した速度で同期をしてくれます。これは他社と併用して使っている人なら、ぜーったい分かるはず。
Go○gle Driveは、コンフリクトばっかり!
▼これを使って、SDカードのデータをDropboxに入れています。
フリーミアムビジネスモデルの限界
最近、Dropboxの無料プラン(Basic)が、“台数制限”を開始したニュースが流れた。これにより、無料プランのユーザーは3台までのハードウェア制約を課せられることとなった。
私からすれば、これは至極当然な感じだし、「有料プランに移行すればおけおー!」って思ったりするんだよね〜。
2016年に『Evernote』が、今回のDropboxと同様のことを行ったのは、ユーザーなら記憶に新しいことなはず。このときも、無料ユーザーからは非難轟々であった。
それらを考えると、企業は予想していた数よりも、無料ユーザーの割合が契約者全体の分母から考えても多かったのでしょう。ソシャゲも同様ですが、端的に言うと“課金ユーザーがサービスを支えきれなかった”ということだと思います。
これを私は『フリーミアムの限界』と呼んでいます。
総評:有料ユーザーになれば幸せだぞ!
Dropboxが“3台制限”を無料ユーザーに設けたので、このタイミングでDropboxから離れる人も少なくないはず。だけど、Dropboxは安定性と転送速度で、他のクラウドストレージサービスを圧倒していると思います。
何でもかんでも無料で使える世の中が、やはり“変”なわけで、これくらいの処置は致し方なしだと思います。Dropbox好きなら、有料プラン…いいですぞ!
とにかく、Dropboxは良き!おしまい!!
おまけ
おわり