- スマートスピーカー史上最高音質。
- コンパニオンアプリが使いやすい。
- AirPlay 2対応でマルチ接続可能。
- Apple Music以外の音楽サービスは蚊帳の外。
- スマートスピーカーとしては高価。
- セットアップにiOSデバイス必須。
- BluetoothやAUX経由の音楽入力不可。
ようこそ、HomePod。
日本上陸を果たした、Apple『HomePod』をレビュー。スマートスピーカーは、Amazon『Echo』・Google『Google Home』がすでに参入済み。その強豪と比較してレビューをしていきます。
このレビュー、発売日から少し経過していますが…!?
もっと早くレビューするつもりだったけど、いろいろ触ってたら、ちょっと遅れてしまったあーる。(ごめんぬ)
目次
Apple『HomePod』とは?
■HomePodのポイント
- 6個のマイクで音声コントロール。
- 『Apple A8』で管理される上向きウーファー。
- 7個のビームフォーミングツイーター。
- 自動室内感知テクノロジー。
- HomePodを2つ用意すると連携可能。
- SiriでApple Musicをコントロール。
今回レビューするのは、ついに日本発売を果たした、Appleのスマートスピーカー『HomePod』。
HomePodは、AIアシスタント『Siri』搭載で、価格は税別32,800円とスマートスピーカーの中では“高級品”な位置づけ。とりわけiPhone/iPadユーザーと親和性が良いのも特徴です。
AppleによるAppleユーザーのためのApple『HomePod』ですな〜♪
本体
HomePodの外周すべてがスピーカーグリルのようになっていて、ファブリック調の生地で覆われています。イメージは無指向性スピーカー。
HomePodの本体後面には、コンセントプラグに接続するためのケーブルが出ているのみ。ちなみに、このケーブルは取り外し不可。
HomePodの本体上面の光沢がある部分が、スマートスピーカーとしてコントロールする部分です。
- | 中央 | + | |
単押し | 音量ダウン | 再生・停止 | 音量アップ |
長押し | 音量ダウン | Siri起動 | 音量アップ |
HomePodのコントロール部分の使い方。
HomePodのコントロール部分は、上表のような使い方をします。
HomePodを利用していないときは、-も+もLEDが消灯します。中央部分もSiriが起動しているときのみ、カラフルなLEDが点灯している感じ。
付属品
■HomePodの付属品
- クイックスタートガイド
- Appleステッカー
付属品に関しては“いつもの”という感じ。おなじみのAppleステッカーも同梱されていました。
ココがGOOD
音質:スマートスピーカー史上最高音質
とにかく、HomePodはスマートスピーカーと思えない高音質。いや、スマートスピーカーの枠から飛び出して、オーディオ製品と捉えても高音質な部類に間違いなく入る。
Appleには昔、『iPod Hi-Fi』というスピーカーがあったが、それのWi-Fi対応版という趣をこのHomePodに感じた。語弊を恐れず言うならば、スマートスピーカー部分はオマケで、真はAirPlay 2に対応したHi-Fiスピーカーというイメージだと個人的に思っています。
AirPlay:iPhone・Macの音楽映画をひとつに
実は、HomePodは対応しているのは、『AirPlay』ではなく『AirPlay 2』という最新規格。
HomePodの触れ込みとして、HomePodを2台でステレオスピーカー風に使えるというのがある。ただ、実はこれはHomePodの機能ではなく、AirPlay 2の機能『マルチルーム再生』の延長線上の機能だったりする。もちろん、HomePodを2台揃えるのが一番使いやすくてベスト。
■Air Play 2対応デバイス
- HomePod
- Apple TV 4K
- Apple TV HD
- Sonos Amp
- DENON CEOL RCD-N10
- BOSE HOME SPEAKER 300
- BOSE HOME SPEAKER 500
- BOSE SOUNDBAR 500
- BOSE SOUNDBAR 700
これらがすでに『AirPlay 2』に正式対応している製品。
なので、HomePodを2台買うのはちょっと…という私のような人は、これらの製品と組み合わせて『マルチルーム再生』を楽しむとよいでしょう。個人的には『BOSE HOME SPEAKER 500』が良さげ。Alexa使えるし…。
アプリ:AI戦争3強の中で一番使いやすい
HomePodの操作系の使いやすさは、専用の『ホーム』アプリにも出ている。
この『ホーム』アプリはHomePod専用のコンパニオンアプリではないが、煩雑になることもなく非常に直感的に操作できるようになっている。同系統のコンパニオンアプリである、Google『Google Home』やAmazon『Amazon Alexa』アプリよりも使いやすい。
おそらくかなり使うであろうものが、スマート電球なはず。私はPhilipsのHueを使っているが、非常にHomePodと親和性が良く使いやすい。
明るさ調整も色温度も“Apple的お作法”でサクッと変更可能。反応も良く、ノンストレスでスマート電球をコントロールできる。『Hue』はHomePodと組み合わせて、ぜひ使ってほしいアイテムです。
ココがBAD
音楽再生:Apple Musicしか使えない
ネイティブにHomePodに話しかけて使える音楽再生機能は、『Apple Music』だけです。SpotifyもAmazon Musicも…全部無視されます。
ただ、AirPlay機能を使えば、何でも音楽は飛ばすことができるので、ちょっと不便ぐらい…いや、だいぶ不便ですけどね。使えなくはないということです。ただのAirPlayスピーカーになってるし。
素直に『Apple Music』に入ろうってことですなー。
価格:できることのわりに超割高
意外と困ったさんなのが、ほかのスマートスピーカーと比べて対応家電が少ないこと。EchoとGoogle Home対応製品に比べると、確実に少ないです。
個人的には、スマートコンセントを使いたかったのですが、大手のものは使えませんでした。順次増えてくるとは思いますが、今のところはできることが少なく、そのくせ価格が高価という印象になってしまいます。
設定:セットアップにiOS必須の罠
HomePodを購入する上で知っておかないとダメなのが、セットアップにはiPhoneやiPadのようなiOS(iOS 12以上)デバイスが“必須”ということ。
設定自体はかなーり簡単なのですが、そもそも設定できるデバイスがiOS搭載機のみというところに要注意。なので、iPhoneユーザーはともかく、Androidユーザーは購入前に気をつけておきましょう。というか、Androidユーザーにはまったくおすすめできません。完全に蚊帳の外扱いされてます。
AUX:端子なんて知りません
HomePodはAUX端子を搭載していないので、有線で音楽を聞くのはできません。
HomePodが音楽再生でできることは、
- Apple Music
- AirPlay
という2種類のみ。
HomePodのSiriでネイティブ操作できるのは、前述のとおりApple Musicのみ。なので、音楽を聞く際は限定的な使い方になってしまいます。
まとめ「Apple信者専用スピーカー。割高なのが超ネックかも」
Apple『HomePod』をレビューしてきましたが、総括としては“Apple信者向けスマートスピーカー”という印象でした。
とにかくApple系のサービスに浸っている人なら“買い”でしょう。このシームレス感は凄い。ただ、AndroidユーザーやSpotifyユーザーは、無理して買う必要はないでしょう。むしろ、Amazon Echoのほうがおすすめ。
それくらい尖っている(ユーザーを限定している)スマートスピーカー。それがApple『HomePod』という感じです。
スマートスピーカーはおまけで、実はWi-Fiな“HomePod Hi-Fi”だっ!
おまけ
Apple Musicユーザー専用スピーカーですなー。
Appleも上手に誘導してきますね…。
うーむ…すでにSpotifyに入ってて、Apple Musicにも加入してしまったねこちゃん……。
それは、どっちかは解約やね。
おわり
購入宣言どおり買ったんやね!?