Windows 10で『Windowsエクスペリエンスインデックス』を計測する方法

Windows 10で『Windowsエクスペリエンスインデックス』を計測する方法
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記事のポイント
  • Windows 8.1/10でもエクイン計測可能!
  • 計測はWindows PowerShellを使うだけ!
  • 結果はCUIとGUIで2パターン表示がある!

ベンチマークに便利。

Windowsの簡単なベンチマークとして『Windowsエクスペリエンスインデックス』がある。これはWindows 8.1で廃止されたが、Windows 8.1/10でも実はできる。なので、その方法を備忘録として紹介しておきます。

二条ねこ

みんな『エクイン』って呼んでるのかなー?

さたえり

そのほうが呼びやすいやんね!

まの

WEI…。

今回の目的

Windows 8.1/10で『Windowsエクスペリエンスインデックス』を使う。

今回の目的は、Windows 8.1/10で『Windowsエクスペリエンスインデックス』を使うことです。

二条ねこ

実はWindows 8.1/10でも、エクインができちゃうのであーるっ!

『Windowsエクスペリエンスインデックス』とは?

『Windowsエクスペリエンスインデックス』とは?

『Windowsエクスペリエンスインデックス』(WEI)とは、Windowsで標準搭載されていたPCの性能をベンチマークする機能のこと。Windows 7以前のユーザーにはおなじみだったはず。

WEIの詳細
コンポーネント 評価についての計算 サブスコア
プロセッサ 1秒あたりの計算(CPU) 1.0〜9.9
メモリ 1秒あたりのメモリ操作(RAM) 1.0〜9.9
グラフィックス Windows Aeroのデスクトップパフォーマンス(GPU) 1.0〜9.9
ゲーム用グラフィックス 3Dビジネスおよびゲームグラフィックスパフォーマンス(GPU) 1.0〜9.9
プライマリハードディスク ディスクのデータ転送速度(ROM) 1.0〜9.9

Windowsエクスペリエンスインデックスで計測できる項目

Windowsエクスペリエンスインデックスで計測できる項目は、上記のように、CPU・RAM・GPU・ROMのすべて。なので、簡易で計測できるベンチマークスコアとしては非常に便利であったということです。

なお、Windows 10でWindowsエクスペリエンスインデックスを計測した場合、ゲーム用グラフィックスは表示されなくなっています

二条ねこ

GPUのスコアリングは、

  • グラフィックス:ビデオメモリの帯域幅・VRAM
  • ゲーム用グラフィックス:フレームレート

が測定されていたみたいだねー。

まの

つまり、Windows 8.1/10では、フレームレートは計測不可ということですね。

Windows 10で『Windowsエクスペリエンスインデックス』を計測する方法

■Windows 10で『Windowsエクスペリエンスインデックス』を計測する手順

  1. 『Windows PowerShell』を管理者として実行。
  2. Windows PowerShellで[ winsat formal ]を実行。
  3. システム評価の結果を表示させる。

【手順1】『Windows PowerShell』を管理者として実行

検索ボックスから『Windows PowerShell』を実行。

検索ボックスから『Windows PowerShell』を実行。

まずは、検索ボックスに「Windows PowerShell」と入力し、『Windows PowerShell』を実行します。このとき、右クリックをし、管理者として実行を選択するようにしましょう。

【手順2】Windows PowerShellで[ winsat formal ]を実行

Windows PowerShellで[ winsat formal ]を実行。

Windows PowerShellで[ winsat formal ]を実行。

Windows PowerShellが管理者権限で起動したら、「winsat formal」と入力して、Enterキーを押下します。

終了するまではPCは放置。

終了するまではPCは放置。

すると、文字がどんどん出てくる(ベンチマーク実行中)ので、終了するまでPCを放置しておきます。

【手順3】システム評価の結果を表示させる

ベンチマークが終了したら、実際にWindowsエクスペリエンスインデックス(Windowsシステム評価ツール)の結果を表示します。

■WEIの結果を表示させる方法

  • 【3-CUI】Windows PowerShellで[ Get-CimInstance Win32_WinSat ]を実行。
  • 【3-GUI】『WEBmarks』を利用する

この2パターン(CUI表示・GUI表示)があるので、どちらかお好きなほうを試してみてください。

【3-CUI】Windows PowerShellで[ Get-CimInstance Win32_WinSat ]を実行

簡易にWindowsエクスペリエンスインデックスの計測結果を表示するには、そのままWindows PowerShellを使えばOK。

[ Get-CimInstance Win32_WinSat ]を実行。

[ Get-CimInstance Win32_WinSat ]を実行。

Windows PowerShellで「Get-CimInstance Win32_WinSat」と入力し、Enterを押下します。

ゲーム用グラフィックスは、Windows 10では計測不可。

ゲーム用グラフィックスは、Windows 10では計測不可。

すると、上画像のように、Windowsエクスペリエンスインデックスの結果が表示されます。

  • CPUScore:CPU
  • D3DScore:GPU(Windows 10では計測不可)
  • DiskScore:ROM
  • GraphicsScore:GPU
  • MemorySocre:RAM

このような計測結果になっているので、お使いのPCに当てはめてください。

【3-GUI】『WEBmarks』を利用する

よりグラフィカルにWindowsエクスペリエンスインデックスの計測結果を表示するには、『WEBmarks』というWebサイトを利用する。

計測時に作成されたファイルを利用。

計測時に作成されたファイルを利用。

Windowsエクスペリエンスインデックスのベンチマークが実行されると、
C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore
のディレクトリに『○○Formal.○○.WinSAT』というファイルが作成される。

『○○Formal.○○.WinSAT』というファイルをD&D。

『○○Formal.○○.WinSAT』というファイルをD&D。

『○○Formal.○○.WinSAT』というファイルが見つかったら、そのファイルをWEBmarks上の所定の枠にドラッグアンドドロップします。

WEBmarks上で計測結果が表示可能。

WEBmarks上で計測結果が表示可能。

すると、WEBmarks上でWindowsエクスペリエンスインデックスの計測結果が表示されます。

まとめ「Windows 10でもエクイン使えるぞ!」

まとめ「Windows 10でもエクイン使えるぞ!」

GUIとして表示する機能は廃止されたのですが、『Windows PowerShell』を使えば、Windows 10でもWindowsエクスペリエンスインデックスの計測結果が表示できるということです。

CUIでもいいならWindows PowerShellで、GUIで表示したいならWEBmarksを使いましょう。

二条ねこ

エクインエクレアっ!

おまけ

二条ねこ

PCのレビューをし始めたから、エクインの記事は書きたかったんだよね〜♪

まの

やはり、ベンチマークは計測してこそですからね。

二条ねこ

そうであーるっ!
昔は、エクインのオール9.9を目指してたな〜。

おわり