- これ1台でモバブー・カードリーダー・Wi-Fiルーターになる。
- モバイルバッテリーとしての容量も十分。
- Wi-Fiルーター機能は802.11ac対応。
- 最大5台まで同時認識できるカードリーダー機能。
- アプリが直感的で分かりやすいUI。
- 端子カバーは不要な気がする。
1台3役の夢のガジェット!
ポータブルWi-Fiルーター・ワイヤレスカードリーダー・モバイルバッテリー、その3つが1つになった!?とーっても面白いRAVPower『FileHub RP-WD009』をレビュー。これは…凄いかも!?
なかなか面白そうですね。
こういうのこそ、まさに『ガジェット』だよね〜♪
目次
RAVPower『FileHub RP-WD009』とは?
■FileHub RP-WD009のポイント
- 1台3役のWi-Fi対応カードリーダー。
- ポータブルWi-Fiルーターにもなる。
- モバイルバッテリーにもなる。
今回レビューするのは、RAVPower『FileHub RP-WD009』という、ガジェット好きなら絶対にグッとくるアイテム。
このFileHub RP-WD009は、1台3役のガジェットで、
- Wi-Fiカードリーダー
- ポータブルWi-Fiルーター
- モバイルバッテリー
の機能が1台にぎゅーっと凝縮されたものです。
簡単に説明するために、簡単な図で解説してみるねー!
こんな感じで、FileHub RP-WD009を図にしてみました。
『Wi-Fiカードリーダー』機能は、USBメモリー・ポータブルHDD・SDカードのWi-Fiカードリーダーとなって、スマホやパソコンとデータのやり取りができるというもの。
『ポータブルWi-Fiルーター』機能は、ポケットWi-Fiではなく、ホテルなどの有線LANケーブルを接続して、外出時や出張時の小型Wi-Fiルーターになるというもの。
『モバイルバッテリー』機能は、想像どおり、いたって普通のモバイルバッテリーです。
ね!すーっごい便利で面白そうでしょっ!?
…確かに!
本体
FileHub RP-WD009自体は、76×113×25mm。
ちょうどiPhone XSの横幅ぐらいで、縦幅は2/3くらい。一般的なモバイルバッテリーぐらいの大きさという感じ。
ちなみに、本体表面には左から、
- イーサネットインジケータ
- Wi-Fiインジケータ
- 5Gインジケータ
- SDカードインジケータ
- バッテリーインジケータ
がそれぞれRAVPowerのロゴの横から順に並んでいます。
本体裏面を見ると、ちゃんとPSEマークと技適マークがあることが確認できます。
本体右側面には、
- 電源ランプ
があります。
この電源ランプは単押しではなく、ちょっと長押ししないとオンにならないようにできていました。これでカバンの中で、勝手に電源がオンになってしまう誤作動は起こらなさそう。
本体左側面には、
- Wi-Fiボタン
- SDカードリーダー
- SD to USB バックアップボタン
があります。
この『Wi-Fiボタン』は、Wi-Fiを2.4GHzと5GHzを切り替えることができるボタン。ちなみに、2.4GHzと5GHzの両方を飛ばすことも可能です。
本体上側面には、
- USB Type-A端子
- USB Type-C端子
- リセットボタン
- RJ45イーサネットポート
があります。
FileHub RP-WD009を充電するには、USB Type-C端子から行います。
USB Type-Cなので、デバイスへの電源供給もできるかなと思っていたのですが、どうやらこちらは本体への充電専用でした。なので、モバイルバッテリーとして利用するならば、USB Type-A端子からの出力になります。
付属品
■FileHub RP-WD009の付属品
- USB Type-A to USB Type-C ケーブル
- ユーザーガイド
- 取扱説明書
この手の製品は取扱説明書が付いていても、ぜーんぶ英語という悲しいことが多々あったりしますが、FileHub RP-WD009の説明書には、しっかりと日本語の記述もありました。
ココがGOOD
ファイルハブ:スマホでデータを触れる&見れる
やはり、一番面白い機能なのが、Wi-Fi経由でSDカードリーダーになったり、USBメモリーを読み込んでスマホから操作できるということ。
早速、USBメモリーとSDカードをFileHub RP-WD009に接続してみました。なお、SDカードは撮影の都合上こうしていますが、実際はツライチでピッタリ収まります。
最大5台まで同時に認識するので、USBメモリーからSDカードへデータを転送する…という使い方もなかなかにアリな感じ。これって、カメラユーザーにはかなーり使える機能では?
ファイルハブ機能に関しては、スマホ・パソコンの両方から操作が可能。今回は一番利用頻度が高そうなスマホで試しています。(スマホの場合専用アプリ『RAV FileHub』を利用)
試したところ、JPEGやPNGのようなごくごく一般的な拡張子なら、画像をそのまま閲覧可能。そして、画像をスマホに取り込んだり、消したりもOKでした。
これなら、一眼レフで撮影した画像をスマホに取り込んだり、ポータブルSSDに転送させたりと利用の幅が広がりそうです。
ちゃんと動画も視聴可能!
動画コーデックは相性が出そうな感じですが、一般的なMP4やAVIコーデックはちゃんと動画が視聴できました。ちなみに、DLNA接続もできます。
アプリ:RAV FileHubは使いやすく高機能
専用アプリ『RAV FileHub』は、ピュアなファイラーアプリになっていて、FileHub RP-WD009に接続されているデバイス以外も閲覧が可能です。
『RAV FileHub』のUIは非常に分かりやすく、画面上部に外部ストレージ(SDカードやUSBメモリー)の残容量と、そもそものストレージ容量がひと目で確認できます。
画面下は各データがジャンル別に分けられている(おそらく拡張子で判断している)ので、自分の欲しいデータに行き着くまでのフローが短くなって、ストレスなくデータを操作することができます。
モバイルバッテリー:緊急時に使える6,700mAh
FileHub RP-WD009のバッテリーは、モバイルバッテリーとしても使え、スマホやタブレットを充電することが可能。
こういう機能は大抵がオマケな感じですが、このFileHub RP-WD009のバッテリー容量は…なんと、6,700mAh。そう、オマケではなくガッツリモバイルバッテリーとして活躍できるボリューミーな容量です。
ちなみに、USB Type-Aの電源出力は1Aとなっています。スマホなら充電に必要十分な量。タブレットなどはちょっと充電が遅くなるかもしれません。あくまで緊急時に利用できるモバイルバッテリーと思っておくとよさそう。
普段使いのモバイルバッテリーとしても使える容量だねっ!
Wi-Fiルーター:出張先のホテルで大活躍
そして、出張時に役に立つのが、FileHub RP-WD009のポータブルWi-Fiルーターになる機能。きっとホテルなので役立つはず。
ポータブルWi-Fiルーターとしての性能も、IEEE 802.11acに対応しており、5GHzで433Mbps出るので、ホテルなので使うWi-Fiルーターとしては申し分なし。そうそう、決してモバイルWi-Fiルーターではないのでご注意を。SIMは挿せません。
ココがBAD
端子カバー:別に不要かもしれない
これは好みなのですが、個人的には端子カバーは不要な気がしている。というのも、USBメモリーやLANケーブルを挿すと、本体を置くときにカバーがちょっと干渉している気がするから。
もちろん、端子カバーはあった方が精神衛生的に良いのは事実ですが、カバーの開く方向が逆だったり、スライド式のカバーだったら、なお良かった気がする。
補足
FileHub RP-WD009の使い方
補足として、この『FileHub RP-WD009』の初期設定方法と使い方を簡単に説明しておきます。購入前の検討材料として使ってください。
初期設定方法
■FileHub RP-WD009初期設定手順
- 『RAV FileHub』アプリをインストール。
- FileHub RP-WD009の電源オン。
- スマホの設定からFileHub RP-WD009をWi-Fi接続。
- パスワードを「11111111」と入力。
- 『RAV FileHub』アプリを開く。
まずは、App StoreやGoogle Playで、『RAV FileHub』アプリをダウンロードします。こちらが専用クライアントアプリです。
アプリがダウンロードできたら、『FileHub RP-WD009』本体の電源をオンにしておきます。
本体の電源が入ったら、スマホのWi-Fi設定画面から『FileHub RP-WD009』を接続しにいきます。おそらく、『RAV-FileHub-○○』という表記がされているはず。
このとき、Wi-Fiパスワードを要求されますが、パスワードは説明書にかかれている「11111111」を入力します。
ここまででスマホとFileHub RP-WD009がWi-Fiで接続された状態になっているので、あとは『RAV FileHub』アプリを開けばOKです。
一度Wi-Fi設定したら、あとは使いたいときにWi-Fi設定から選ぶだけだよー!
SDカード・USBメモリーのファイルの操作方法
■SDカード・USBメモリーのファイルの操作手順
- 『RAV FileHub』アプリを開く。
- FileHub RP-WD009にSDカード・USBメモリーを挿入。
- ファイル管理をタップ。
- SDカード・USBメモリーのファイルが触れるのでそのまま操作。
SDカードやUSBメモリーのデータを操作するには、まずは『RAV FileHub』アプリを開きます。ちなみに、SDカードなどは、どのタイミングで挿入しても大丈夫です。
RAV FileHubアプリの画面中央にファイル管理というボタンがあるので、こちらをタップします。
すると、一般的なファイラー画面が表示されるので、あとはそのままデータを操作するだけです。
ちなみに、外部ストレージの関しては、一度に複数(最大5台)接続しても、別々の単一ボリュームとして認識され、そのまま操作が可能になっています。なので、USBメモリーからSDカードにデータを移動…なんてことも可能です。
やっぱ、一眼レフユーザーとかに便利な機能かもっ!?
まとめ「1台3役は“お守り”的なガジェットだった!」
RAVPower『FileHub RP-WD009』をレビューしてきましたが、まだまだ紹介できていない部分があります。それくらい多機能っていうことです。さすがは1台3役なガジェット!
普段はモバイルバッテリー兼Wi-Fiカードリーダーとして使っておき、出張時にはポータブルWi-Fiルーターとして使う…まさに“もしも”に備えておけるお守り的ガジェット。なので、肌身離さず持っておきたい相棒になること間違いなし!
コンパクトだし、バッグに入れっぱなしでもいいかもだー!
おまけ
多機能すぎて分かりづらいけど、かなーり便利なできる子っ!
専用のコンパニオンアプリも使いやすそうですわね。
こういうのって、アプリの使い勝手が物を言うからね〜。そこの出来が良いのは褒めるべき点だねっ!
1台3役だから、出張や旅行時の荷物の圧縮にもなりそうやんね!
おわり
こ…これは……凄いっ!!