- USB PD対応で45Wの高出力。
- モバイルバッテリー自体への充電も早い。
- 2台のデバイスを同時に充電可能。
- 非公式ながらパススルー出力可能。
- サイズが比較的大きめ。
- USB Type-A端子は2つ欲しい。
Nintendo Switchも対応!
大艦巨砲主義なモバイルバッテリー、RAVPower『RP-PB159』をレビュー。USB Type-C搭載・USB PD対応・Quick Charge対応…そして、45W出力という超弩級なモバブーの実力を見てみます。
ど、どいうこと!?
USB PDの出力が30Wじゃなくて…45Wっ!
目次
RAVPower『RP-PB159』とは?
■RP-PB159のポイント
- USB PD対応USB Type-C端子搭載。
- USB Type-Cポートは最大45W出力。
- 本体の充電はQuick Chargeに対応。
- 充電最適化技術iSmart 2.0搭載。
今回レビューするのは、RAVPower『RP-PB159』という大容量が売りのモバイルバッテリー。
RP-PB159はモバイルバッテリーの中でもハイエンドモデルで、USB PD対応(最大45W)USB Type-C端子搭載で、パソコンもNintendo Switchも充電可能。容量も20,100mAhもあり、ハードユースに向いたモデルになっています。
1日中、外で作業をする人に向いたモバイルバッテリーですな〜♪
本体
RP-PB159のサイズは、 160×78.5×23mm となっており、モバイルバッテリーの中では大型な部類に入る。大容量&高出力が売りなので、コンパクトさはスポイルされている。
本体正面には左から、
- USB Type-C(入出力・USB PD 3.0対応)
- Micro USB(入力・Quick Charge対応)
- USB Type-A(出力・iSmart2.0対応)
という端子構成になっている。
そして、Micro USB端子の上部には、
- バッテリーインジケーター
が存在している。
USB Type-A端子の最大出力は12Wで、USB Type-C端子の最大出力は45Wとなっている。ちなみに、2台同時に出力すると、USB Type-Cの最大出力は30Wになる仕様。
本体左側面には、
- 電源ボタン
がある。
付属品
■RP-PB159の付属品
- USB Type-A to Micro USB ケーブル
- USB Type-C to USB Type-C ケーブル
- クイックスタートガイド
- キャリングポーチ
USBケーブルはMicro USBのものと、USB Type-Cのものの2本が付属しているので、Lightningケーブルが必要なiPhoneユーザー以外は付属品で事足りるはず。2本のケーブルとも、取り回しやすい感じで好印象。
ココがGOOD
最大出力:45WあればPCもSwitchも余裕
なんといっても、RP-PB159の最大のポイントは、USB Type-C端子の出力が45Wもあること。
USB PD対応のモバイルバッテリーは増えつつある。ただ、多くのモバイルバッテリーは30W出力までのものが多く、45W出力可能なものは稀有な存在。だからこそ、RP-PB159の高出力さが光ってくる。
30W出力のモバイルバッテリーでは、充電がちゃんとできなかったUSB PD対応のノートパソコンを持っているユーザーは少なくないはず。なので、そのようなユーザーは、一度45W出力のRP-PB159を試してみるとよいかもしれない。たった15Wだが、それだけで充電可能なデバイスがグッと一気に増える。
そして、USB Type-AとUSB Type-Cから同時出力ができるので、Nintendo Switchとスマホの同時充電もバッチリ。
2台同時に充電をすると、USB Type-CのUSB PDの出力が30Wまで下がるが、それくらいならNintendo Switchも余裕で充電可能。パソコンもMacBook AirやMacBook Pro 13″なら問題なく充電ができました。
バッテリー:ノマドで大活躍の20,100mAh
RP-PB159のバッテリー容量は、驚異の20,100mAh。
メーカーのスペックシートによると、iPhone Xなら4.3回のフル充電、iPad miniなら2.2回のフル充電が行えるそう。これだけ大容量なら、ノマドワーカーや出張族の頼もしい相棒になってくれるだろう。
モバイルバッテリーだけで不安なら、USB PDに対応したコンパクトなUSB充電器とセットでもよいかもしれない。
同じくRAVPowerから発売されている『RP-PC112』や『RP-PC104』がおすすめ。前者は61W出力、後者は45W出力とどちらも大容量。話題の『窒化ガリウム』搭載で、非常にコンパクトなUSB PD充電器となっている。
パススルー:ながら充電は限定的だが可能
これは説明書に書かれていなかったので“自己責任”でやってほしいのですが、モバイルバッテリー本体を充電しながら、デバイスを充電することができました。つまり『パススルー充電』ができたということ。
このパススルー充電に関して検証したのですが、USB Type-A端子からデバイスを充電するときのみ使える感じ。例えば、Micro USBでモバイルバッテリーを充電して、USB Type-A端子からデバイスへ電源供給はOKということです。
ひょっとすると、デバイスの電源供給量によって変動しそうですが、そもそも説明書に書かれていない機能なので、“できたらラッキー”ぐらいにしておきましょう。重ねて言いますが、自己責任です。
ココがBAD
サイズ:やっぱりちょっと大きい
20,100mAhの大容量でかつ、USB PDが45Wの高出力なので、仕方ないのですが、やっぱり大きい感じは否めない。
USB PD対応充電器には、本体を小型化できる『窒化ガリウム』という半導体を採用しているものがある。これをモバイルバッテリーにも使ってくれると…と思ってしまう。
RAVPowerならサクッとやっちゃいそうだけどねー!
ポート数:USB Type-A端子はもう1つ欲しい
RP-PB159のUSB出力端子は、
- USB Type-A ×1
- USB Type-C ×1
という2ポート構成になっている。
これが、USB Type-Aが2ポートなら、このモバイルバッテリーは完璧だったと思う。もちろん、USB PDを45W出力するために、中の回路を設計しているからこうなっているのだろうが、ここをなんとかブレイクスルーしてほしかった気もする。
まとめ「デカイが45Wな頼れるマッチョなモバブーを相棒に」
RAVPower『RP-PB159』をレビューしてきましたが、総括としては「サイズなんて気にしないから大容量で高出力なの欲しい!」という人におすすめしたいモバイルバッテリーという印象でした。
正直、スマホだけを充電するなら役不足(本当の意味で)でしょう。このガテンなマッチョなモバブーを活かすなら、ノートパソコンやゲーム機を充電器する人に限りますぞ!
バッテリー持ちが悪いNintendo Switch向けモバイルバッテリー……な気がしてきたぞっ!?
おまけ
これぞ“漢”のモバイルバッテリーですな〜♪
ねこさん女でしょ!
じゃあ、“漢女”なモバイルバッテリーっ!!
……。
……。
おわり
10W…20W……30W!………45Wっ!!(©赤坂)