比較レビューのポイント
- 『Apple Pencil(第1世代)』はお絵描き特化!
- 『Crayon』は筆圧感知な不要なお絵描きとメモ!
iPad mini(2019)で比較だっ!
祝!第5世代iPad miniのApple Pencil対応。ですが、実際のところ、使い勝手はどうなのでしょうか?手元に『Apple Pencil』とLogicool『Crayon』が揃っているので、比較レビューしていきます。
Apple Pencil(第2世代)も持ってるから、3本なんだよね〜!(ばか)
目次
比較レビューする製品
今回、比較レビューするのは写真左から、
- Apple『Apple Pencil(第1世代)』
- Logicool『Crayon』
の2つです。
どちらも、3月に発売されたApple『iPad mini(2019)』・『iPad Air(2019)』に対応した、いわゆるデジタイザーペンです。なお、本記事ではiPad mini(2019)を比較レビューの基準にしております。
Apple Pencilの特徴
Apple Pencil(第1世代)は、2019年4月現在、iPad Pro(2018)“以外”で使える、iPadシリーズ専用のデジタイザーペンです。
Crayonの特徴
Crayonは、Logicoolから発売されている、iPadシリーズ専用のデジタイザーペンです。Appleが唯一、公式でサポートしているサードパーティー製のデジタイザーペン。なお、こちらは現行のすべてのiPadシリーズで使用可能です。
Apple Pencil vs Crayon –比較対決–
【比較1】外観・サイズ
せっかくなので、iPad mini(2019)と一緒に並べて、Apple Pencil(第1世代)とCrayonのサイズ比較をしてみました。
製品名 | Apple Pencil(第1世代) | Crayon |
長さ | 175.7mm | 163mm |
重量 | 20.7g | 20g |
Apple Pencil(第1世代)とCrayonのサイズ比較表。
Apple Pencil(第1世代)とCrayonのサイズを比較表にしてみると、少しだけApple Pencil(第1世代)のほうが長辺が長いことが分かりますね。って、上の写真を見れば分かりますが…。なお、重さはほぼ一緒。
【比較2】充電方法
Apple Pencil(第1世代)
Apple Pencil(第1世代)の充電方法は、iPad本体にあるLightning端子に接続して行います。(付属のLightningアダプタで、Lightningケーブルでも充電可能)
この充電方法については、すでに多くのAppleユーザーに認知されているはず。もちろん、この充電方法はネガティブに捉えられています。充電の際に、Apple Pencilのキャップを外すので、紛失しないように気をつける必要があります。なので、多くの人は、Apple Pencilカバーを付けて対処している印象です。
Crayon
Crayonの充電方法は、iPhoneやiPadと同様にLightningケーブルを接続して行います。
誰がどう考えても、Apple Pencil(第1世代)よりも、Crayonの充電方法のほうが好ましいはず。キャップもあることはありますが、写真で分かるように、本体とつながっている(意図的に外すことも可能)ので、キャップ紛失のリスクもありません。
【比較3】筆圧感知・パームリジェクション
Apple Pencil(第1世代)
Apple Pencil(第1世代)は、筆圧感知・パームリジェクションの両方に対応しています。
レビュー記事に出すのを躊躇するレベルの絵ですが、iPad用のProcreateアプリで書いてみました。ご覧のとおり、しっかり筆圧に対応しています。パームリジェクションの効き具合もバッチリ。お絵描きでは厄介なジッターもありません。この辺は、さすがのAppleクオリティーと言ったところでしょうか。
Crayon
Crayonは、筆圧感知に非対応です。ただし、パームリジェクションには対応しております。
同じくiPad用のProcreateアプリで書いてみました。ほんと、レビューする前にちゃんと絵を描くべきだった…はさておき、筆圧感知がされていないことが分かります。一見、デメリットのように思えますが、アプリ側でペンの太さを変えられるもの多く、こっちのほうが一定の太さで書けるので、むしろCrayonの ほうが好ましい人も少なくないでしょう。
【比較4】傾き検知
Apple Pencil(第1世代)
他社のデジタイザーペンだと、一部のモデルにしか搭載されていない傾き検知ですが、Apple Pencil(第1世代)はしっかりと対応しています。
Crayon
Crayonも、Apple Pencil(第1世代)と同様に、傾き検知に対応しています。なので、筆圧感知がないからといって、表現する力がないというわけではありませんね。意外とお絵描きなどのクリエイト用途にも使えます。
【比較5】Bluetooth接続
Apple Pencil(第1世代)
Apple Pencil(第1世代)は、iPad miniやiPad AirとBluetoothでペアリングして接続します。なので、当然ですが、Bluetoothをオフにしてしまうと、Apple Pencil(第1世代)は使えなくなります。
Crayon
Crayonは、Bluetoothでのペアリングは“不要”です。電源を数秒間長押しするだけで、iPadシリーズと接続ができるようになっています。個人的には、この方法のほうがスマートだと感じます。
【比較6】バッテリー
Apple Pencil(第1世代)
Apple Pencil(第1世代)のバッテリー駆動時間は、約12時間です。
ちなみに、バッテリー残量に関しては、iPadにある『バッテリー』というウィジェットから見られるようになっています。
Crayon
Crayonのバッテリー時間は、Apple Pencil(第1世代)より4.5時間短い、約7.5時間です。
こちらは、iPadの『バッテリー』ウィジェットでバッテリー残量が確認できない(Bluetoothペアリングをしないので当然ですが)のですが、Crayon本体にある電源ボタンを約1秒長押しすると、電源ランプが点灯してバッテリー残量を知ることができます。
【比較7】価格
製品名 | Apple Pencil(第1世代) | Crayon |
税別価格 | 10,800円 | 7,880円 |
Apple Pencil(第1世代)とCrayonの価格比較表。
Apple Pencil(第1世代)とCrayonの価格比較はこんな感じ。レビュー記事なので、多くは語りませんが…どっちも高いよね。(ちなみに、Apple Pencil(第2世代)はもっと高価です)
比較表
製品名 | Apple Pencil(第1世代) | Crayon |
長さ | 175.7mm | 163mm |
重量 | 20.7g | 20g |
充電方法 | Lightningオス | Lightningメス |
筆圧感知 | ○ | - |
傾き検知 | ○ | ○ |
パームリジェクション | ○ | ○ |
Bluetooth | 必要 | 不要 |
駆動時間 | 12時間 | 7.5時間 |
価格 | 10,800円 | 7,880円 |
Apple Pencil(第1世代)とCrayonの比較表。
ここまでのレビュー内容を、ひとつの比較表にしてみました。ああ…親切でしょ。適当にご査収ください。
Apple PencilとCrayonは排他仕様
そうそう、ひとつ知っておきたいことが。
両方とも買う私みたいな人がどれだけいるかは分かりませんが、Apple Pencil(第1世代)とCrayonは“排他仕様”です。要するに、どっちもiPad(今回はiPad miniの第5世代)に同時接続はできません。これはCrayonを使う場合に、Apple Pencil(第1世代)のペアリングを解除する必要があるからです。
どっちも同時に使えるのであれば、iPad Pro 12.9インチとかを会議やブレインストーミング用のホワイトボード的に使えそうなのですが…残念。
それぞれおすすめできる人
Apple Pencil—お絵描きする人におすすめ
現状、新型iPad mini/Air(2019)でお絵描きするなら、Apple Pencil(第1世代)がおすすめ。というか一択。
ただし、キャップを紛失する覚悟で…ね。紛失したくなければ、Apple Pencil(第1世代)用のシリコンカバーを装着しましょう。裸族だと、Apple Pencil(第1世代)は尋常じゃなく転がるので、基本的にはカバー的なものを装着することを推奨します。
Crayon—意外と万人におすすめ
LogicoolのCrayonは、筆圧感知を必要としないのであれば、意外と万人におすすめできます。
キャップの紛失リスクもありませんし、面倒なBluetoothペアリングも不要。意外と持つバッテリー。本当に筆圧感知がない以外は、Apple Pencilと仕様が一緒(ペン先も同じです)なので、こっちでもいい感アリアリ…。うん。
まとめ「勝ち負けよりも使い分けだったりする」
比較レビューと称しておいて、勝ち負けナシって「こらー!」って言われそうですが、どっちも持っているユーザーの正直な感想です。
どちらも、iPad mini(2019)に合わせて購入したのですが、どっちも 良し悪しがあって、使い分けもできて…そんな感じです。もちろん、どっちも買う必要性は薄いですが…。
これって、どっちが充電されるの?
おまけ
おわり