記事のポイント
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iPadによって使えるペンが違う!
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新型iPad Air/miniは旧型Apple Pencil!
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Crayonの対応機種は全iPadにアプデ!
iPadなペンの対応機種を整理だ!
新型iPad Air・新型iPad miniの発表で、すべてのiPadで『Apple Pencil』が使えるように。ただ、使える機種がややこしいので、対応機種や機能を今一度おさらいしてみます。
目次
各iPadとApple Pencil・Crayon対応状況
新型iPad Air・新型iPad miniがそれぞれ発表されたことにより、現行のiPadシリーズ(iPad Pro・iPad Air・iPad・iPad mini)は、すべて『Apple Pencil』に対応しました。
しかし、Apple Pencilに旧型と新型が存在すること、LogicoolのCrayonの存在、これがちょっとややこしい。なので、どのiPadがどのペンに対応して使えるかを、以下の表にまとめてみました。
旧型Apple Pencil | 新型Apple Pencil | Crayon | |
iPad Pro | - | ○ | ○ |
iPad Air | ○ | - | ○ |
iPad | ○ | - | ○ |
iPad mini | ○ | - | ○ |
Apple Pencil・Crayon対応機種表。
それでは、各ペンがどのiPadに使えるかを、もう少し解説しておきます。
旧型Apple PencilはPro以外対応
『Apple Pencil(第1世代)』、つまり“旧型”のApple Pencilは、
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iPad Air(第3世代):2019年発売
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iPad mini(第5世代):2019年発売
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iPad(第6世代):2018年発売
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12.9インチiPad Pro(第2世代):2017年発売
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12.9インチiPad Pro(第1世代):2015年発売
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10.5インチiPad Pro::2017年発売
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9.7インチiPad Pro:2016年発売
にそれぞれ対応しています。
先日発表された、新型iPad mini(2019)や、新型iPad Air(2019)が、この旧型Apple Pencilで使える機種です。
新型Apple PencilはProのみ対応
『Apple Pencil(第2世代)』、つまり“新型”のApple Pencilは、
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12.9インチiPad Pro(第3世代):2018年発売
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11インチiPad Pro:2018年発売
にそれぞれ対応しています。
昨年発売された、Face IDに対応した現行のiPad Pro(2018)が、この新型Apple Pencilで使える機種です。
Logicool Crayonは全iPadで対応
Logicoolから発売されている『Crayon』は、Appleが“公式で”iPad対応を謳っているおそらく唯一のサードパーティー製品です。
このCrayonは、最新のiOSにアップデートすることにより、“すべてのApple Pencil対応の”iPadで使えるようになります。つまり、対応機種は“現行の全iPad”となります。
各ペンのスペック比較・違い
どのペンがどのiPadに対応しているか整理できたところで、次は各ペン(新旧Apple Pencil・Crayon)のスペックや機能の比較と違いを解説していきます。
Apple Pencil | Apple Pencil(第2世代) | Crayon | |
充電方式 | Lightning接続 | マグネット式 | Lightning接続 |
筆圧感知 | ○ | ○ | - |
傾き検知 | ○ | ○ | ○ |
サイドタップ | - | ○ | - |
税別価格 | 10,800円 | 14,500円 | 7,880円 |
iPad対応ペンの違い。
各iPad対応のペンの違いは、こんな感じです。
スペック的に優れているのは、間違いなく新型『Apple Pencil(第2世代)』です。マグネットによる非接触充電で、現行のペンの中では唯一、サイドタップによる消しゴムなどの呼び出し(ショートカット)に対応しています。
Logicoolの『Crayon』は、筆圧感知に対応していない“廉価版Apple Pencil”のような位置づけ。ただ、傾き検知には対応しているので、絵を描かない人なら、こちらでもよいと思います。
それぞれにオススメな人
それでは最後に、
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旧型『Apple Pencil』
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新型『Apple Pencil(第2世代)』
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Logicool『Crayon』
の各ペンにオススメな人を考えていきます。
旧型『Apple Pencil』がオススメな人
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iPad Pro以外でお絵かきしたい人。
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すでにiPad Proを持っている人。
正直、旧型『Apple Pencil』は、新型Apple Pencilの“下位互換”でしかないです。Appleが中途半端(ヒエラルキーを持たすためにわざと?)に新型iPad Airと新型iPad miniを対応させてしまっているので、こういうことになっています。
ただ、iPad Proは価格がちょっとお高めなので、お絵かきするけど予算が出せない人、新型iPad miniで簡単なお絵かきをする人にはオススメだと思います。
新型『Apple Pencil(第2世代)』がオススメな人
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iPad Proでお絵かきをする人。
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液タブのようなスペックを求めている人。
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イラストやデザインを仕事にしている人。
新型『Apple Pencil(第2世代)』は、iPad Proにしか対応していません。なので、iPad Proでお絵かきする人は“必然的に”このモデルになります。
私も所有していますが、旧型よりかなり使い勝手が向上したので、お絵かきを真剣にしたい人、イラストレーター、デザイナー向きモデルだと思います。私は、新型Apple PencilとiPad Pro 11インチで、液タブの代替として使っています。
Logicool『Crayon』がオススメな人
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絵を描かない人。
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旧型Apple Pencilの充電がダサいと思う人。
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筆圧感知が逆に邪魔だと思う人。
Logicool『Crayon』は、筆圧感知に非対応(傾き検知は対応)なので、お絵かきをしない人・メモ書きする人に向けたモデルになります。もちろん、ラフスケッチ程度のお絵かきは、これでもいいとは思います。
このLogicool『Crayon』は筆圧感知非対応なので、逆に筆圧感知が邪魔だと感じる人なら買いだと思います。EvernoteやBearで筆圧感知すると、メモ書きするときに“ちょっとウザい”って思っちゃいますしね…。
総評:目的にあったペンを選ぼうぞ!
iPadシリーズで使える各ペンは、ちょっとややこしいですが、対応機種や利用用途に応じて選べばバッチリ…なはず!
今まで微妙な立ち位置だったLogicool『Crayon』も、全iPadで使えるようになったので、かなり利用価値は上がったはず。絵を描かないなら、これで充分なはずですしね。
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旧型Apple Pencil:新型iPad Air/miniユーザー
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新型Apple Pencil:新型iPad Proユーザー
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Crayon:絵を描かないユーザー
って、感じがオススメな使い分けかなー!?
今更、初代Apple Pencil買うって…複雑ですよね。
おまけ
おわり