オトナ目線の『Minecraft』はココがエモい! –教育と開発と遊戯–

オトナ目線の『Minecraft』はココがエモい! –教育と開発と遊戯–
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ゲームではなく、ツールである。

数年前から人気高騰している『Minecraftマインクラフト』。個人的には、ゲームとして見るより、ひとつの“開発ツール”という目線で見ると楽しいので、今回はそんなお話。

まの
プログラミングが必修化…そんな話もありますが、子を持つ親御さんこそチェックすべきゲームかも知れませんね。
四条ねこ
マイクラは奥が深いからねー。
まの
そうなんですよ。
マイクラとNintendo Laboは、ゲームの皮を被った“教育者向け開発ツール”な気がするんですよね。

Minecraftの簡単な概要

Minecraftの簡単な概要
まの
これから『Minecraft』について、知らない人向けに簡単な説明をしますね。知っている人は、飛ばしてもらって大丈夫ですよ。

Minecraft(通称マイクラ)は、端的に言うと…
ゲーム版のLEGO
です。

要するに、ブロックで建物を作ったり、お人形遊び的なことをしたりできるゲームという感じです。俗にいう、“箱庭”と呼ばれているものです。

まの
ちなみに、箱庭は心理療法にも使われていたりしますよ。

ですので、Minecraftには他のゲームのような縛りが少なく(ほぼない)、ユーザーが自由に発想してゲームをプレイすることが可能になっています。この“自由さ”は教育にも結びつくと思うので、そこについては後述していきます。

まの
本稿は『Minecraft (PC/Mac 版)』という、パソコンでプレイするバージョンをベースに話してますよ。

親なら子にさせたいゲーム

親なら子にさせたいゲーム

ゲームが嫌い・しない、子どもへの悪影響を懸念して、ゲームを子にさせない親御さんもいるのではないかと思います。その気持ち、大いに理解できます。ゲームに“生産性がない”と思う人もいますからね。

しかし、世の中には“教育に向いたゲーム”も存在しています

開発元公式のPV。

まの
それが、今回の主題である『Minecraft』です。

以前の記事でも述べたのですが、東大生の98%がゲームをしているという話や、ゲームをすることによる判断力や論理的思考の向上が期待できるとの話もあります。

ゲームは生産性がない—そんな人こそプレイして欲しいゲームとゲームのメリット

ゲームは生産性がない—そんな人こそプレイして欲しいゲームとゲームのメリット

2018年10月12日

特に、今回の『Minecraft』や、お話はしませんが任天堂の『Nintendo Labo』は、教育に向いたゲームであり、親が子に教えたいゲームだと思います

まの
これから、どういう観点で教育に向いているかは、お話していきますね。
さたえり
親御さんがどういうゲームかを知っておくって大切やもんね!
まの
そうですね。
子どもがどういうゲームをしているかを理解していないから、むしろ不安やネガティブな思いを抱く可能性もありそうですからね。させる・させないは、まず“本質”を理解してから…でも悪くないと思いますよ。

Minecraftが持つ3つの養える能力

Minecraftが持つ3つの養える能力

まず、Minecraftで養える3つの能力について、お話していきたいと思います。

まの
これについては、どのMinecraftのバージョンも共通して言えることですよ!

その1.数学的空間把握能力

まず1つ目は、数学的な空間把握能力です。

Minecraftは前述の通り、LEGOのゲーム版のような感じです。なので、ブロックを組み合わせて建物を作ったりします。すると、建物を完成させるには、どういう形の組み合わせにすべきかを、自ずと考えるようもなります。

つまり、面と面の組み合わせを考えるようになるので、空間把握能力が養われるというわけです。

その2.問題解決能力

次に2つ目は、問題解決能力です。

Minecraftには、『サバイバルモード』という体力設定があるモードがあります。これは文字通りの“サバイバル”なので、そうすれば生きていけるかを考えるようになります。

特にMinecraftの場合、他のゲームのような“救済措置”や“手引き(チュートリアル)”が少なく、自分で考えることが必要不可欠になってきます。だからこそ、どうすれば良いかという問題解決能力が養われるわけですね。

その3.論理的思考能力

そして3つ目は、論理的思考能力です。

Minecraftには、『レッドストーン回路』というシステムがあります。これは、装置に動力を与えたり、制御したりできるものです。
他のものに例えると、LEGOのMINDSTORMSマインドストームや、授業で行う簡単な電子工作のようなものですね。

つまり、このような電子工作的なことが、Minecraftではできるのです。これは、論理的思考能力を養うのにピッタリでしょう。

Minecraftと開発とプログラミング学習

Minecraftと開発とプログラミング学習

さて、そんなさまざまな能力を養うのにピッタリなMinecraft。さらに、これから必須になっていくであろう“プログラミング”までもが、学ぶことが可能なゲームになっています。

まの
私もプログラミングに関しては深くはわかりかねますし、詳細を書いても難しくなるので、ここでは簡単な概要だけ伝えておきますね。
Minecraftで学ぶことができる主な言語。

Minecraftで学ぶことができる主な言語。

ちなみにMinecraftでは、

  • Lua
  • Java
  • Ruby
  • Python

などのプログラミング言語が学ぶことができるようです。

四条ねこ
Minecraftだと、『Lua』を学ぶのがメインになっている(と思う)んだけど、私的には『Python』もオススメっ!これから伸びていくと予想できるプログラミング言語だからねー!
まの
プログラミングをしているねこさん的にはそう思うのですね。
四条ねこ
うぬっ!
個人的なイメージだけど、Pythonはとっつきやすいからね〜。

▼MinecraftとLuaについては、こちらの書籍がオススメです。

▼MinecraftとPythonについては、こちらの書籍がオススメです。

総評:マイクラは“魔法の箱”である

総評:マイクラは“魔法の箱”である

今回お話したように、Minecraftには“教育的側面”があると思います。

特に、プログラミング教育の必修化によって、より論理的思考が必要になってくる将来、親が子にさせておくべきゲームと言えるのかも知れません。だからこそ、親がそのゲームの特性を知っておくことが大切だと思います。

まの
ゲームと一括りにするよりも、そのゲームがどういうものかを見てから子にさせてもよいと思いますね。
四条ねこ
何でもダメって言うのは、子どもがかわいそうだもんねー。
さたえり
興味なかった人も、一度くらいMinecraftを見てもいいやんね!

とにかく、マイクラは奥が深いです。

おまけ

まの
開発者的にもMinecraftは、面白い要素が多いですよね。
四条ねこ
そうなんだよー!
PythonやRubyが学べるって…エモいっ!
さたえり
ねこさんはプログラミングに目がないんやもんね!
まの
ねこさん、ギークですもんね。
四条ねこ
ふっふっふー♪
まの
要するに“こういう子が育つ”のかもですね。

おわり