- Steam Deckの日本価格は米国価格より約10%割高
- 予約は可能だが初回出荷は2022年末 → すぐに入手不可
- AYANEOやAYN Loki等の動向を追いつつ今は様子見
ゲーミングUMPC『Steam Deck』が日本でも予約開始となりましたが、米国価格より約10%高く、初回出荷は年末とのこと。先にAYANEO AIRが発売されるということもあり……ちょっと様子見しています。
Steam Deck発表時と比べると、かなり選択肢が増えたもんねー。
価格的なアドバンテージもなさそうやもんね。
目次
『Steam Deck』が日本で予約開始
ValveのゲーミングUMPC『Steam Deck』が、“ようやく”日本でも予約開始となりました。
そういえば、『Playdate』はどうなったの?
予定ではもう届くはずなのですが、まだですわね。
このSteam Deck、すでに欧米では2022年2月に発売されており、日本を含むアジア圏への発売はそこから半年以上遅れる形に…と結果的にはなりました。
なお、あくまで現時点(2022年8月9日)では予約ができるのみ。実際に製品が出荷されるのはプレスリリースを読む限り、2022年の年末となるようです。
日本での発売が遅れた理由は、IGNの取材記事によると販路の問題だそう。ちなみに、日本でのValve製品の取り扱いについては、株式会社Komodoが担当しています(以前は株式会社DEGICAが担当)。
日本での発売が遅れる理由、販路以外にもありそうですがね。
うーむ、半導体不足で数が確保できなかったのが本音っぽいよねー。
株式会社Komodoは、株式会社DEGICAのゲーム部門として独立してできた子会社。
Komodoは、リッキー・ウーイ氏(Via Valve)とモモセ・ジャック・レオン(Via DEGICA)によって設立。代表取締役社長はリッキー・ウーイ氏が務める。
Steam Deckのラインナップと日本価格
| 64GBモデル | 256GBモデル | 512GBモデル |
---|---|---|---|
販売価格 | ¥59,800 | ¥79,800 | ¥99,800 |
ストレージ | eMMC | NVMe SSD | NVMe SSD |
ディスプレイ | 通常ガラス | 通常ガラス | プレミアム防眩エッチングガラス |
付属品 | キャリングケース | キャリングケース | キャリングケース |
特典 | - | 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル | 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル |
- | - | 限定仮想キーボードテーマ |
日本におけるSteam Deckのラインナップは、米国本国と同じく『64GBモデル』『256GBモデル』『512GBモデル』の3種類。
プロセッサやRAMについては、全モデル共通の仕様。ストレージのみ、下位モデルのみ『eMMC』となっており、中位モデル/上位モデルと明確にストレージ速度が変わってきます。ただ、海外レビューを拝見する限り、eMMCでもそこまで極端に遅くはないようです。
I tried Steam Deck early and it's AWESOME!
※ガラススクリーン比較:10:47ごろ
なお、上位モデルのみ、ディスプレイが『プレミアム防眩エッチングガラス』という、ガラススクリーンになっています(一部媒体では付属品扱いになってますが、最初からガラスコーティングが異なっている様子)。
『プレミアム防眩エッチングガラス』!?
……何なんそれ?
上掲の動画を見る限り、高精細アンチグレアガラスのようですわね。
日本価格は米国価格より約10%割高
| 64GBモデル | 256GBモデル | 512GBモデル |
---|---|---|---|
日本価格 | ¥59,800 | ¥79,800 | ¥99,800 |
米国価格 | $399 (≒ ¥53,865) |
$529 (≒ ¥71,415) |
$649 (≒ ¥87,615) |
※$1 = ¥135 で計算
日米でのSteam Deckの販売価格を比較したところ、現在の米ドル円レート($1 ≒ ¥135)を考慮しても、レートと別で約10%程度の価格の上乗せがされていることが分かります。
こういう話をしてしまうと途端に興醒めしてしまう部分もありますが、販売代理店のマージンを考えると、ビジネス的に仕方ないことではあります。もちろん、納得しないユーザーもいるでしょうが…売ってくれただけありがたいとは言えます。
もちろん、今後の米ドル円レート次第で、上乗せ価格が相殺されるかもしれませんがね。
そのあたりは、心理戦という感じですな。
Steam Deckを予約 vs 他社UMPCを買う
ずっと日本上陸を待っていたということもあり、Steam Deckの予約を前向きに検討しているのですが、急いで予約したところで、手元に届くのは2022年末とまだ先です。
なので、そこまで焦らなくてもよいわけですし、逆に言えばこのシンキングタイムを有効に活用したいところ。
最近、Steam Deck以外にも、出来の良さそうなゲーミングUMPCが続々と登場しています。とりわけ、『AYANEO』や『AYN Loki』などは、スペックもさることながらデザインが非常に洗練されており、かなり注目しています。
まとめ「発売はまだ先なので様子見」
おそらくなのですが、日本でのSteam Deckの販売価格を見て、「高いなぁ」と感じた方も少なくないでしょう。実際、米ドル円レートを考慮しても、少々割高な価格設定になっています。
価格設定については大人の事情もありますから、あえて何も言いません。ただ、急いで予約しても、最短で2022年末に届くという遅さはネック。このようなラグがあると、結果的には考える余地を与えてしまうことになります。実際、「まだ様子見でいいかな」となっていますので。
2022年9月に発売となる『AYANEO AIR Series』も気になるので、それを見た上で、Steam Deckを購入するか考えたいところです。
“Valve純正”というところには惹かれるのですがね。
おまけ
対応ゲームも確認してから、ですわね。
やっぱり、そこ次第ですな。
確か、Steam Deckって、Windowsをブートできるんよね?
Steam Deck用のWindowsドライバーも公式に配布されてますし、動かないソフトがあった場合の最終手段としてはアリかもしれませんわね。
おわり
買う心算はあるのですが、時間もあるので悩んでますわ。